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ガヤガヤ・・・。
「では、これより宇宙の再生と陛下や補佐官の回復を祝って、ささやかではあるが、パーティーを執り行う。」
筆頭守護聖の宣誓によりパーティーが始まった。
「皆さん、本当にお疲れ様でした。」
「ようやくもとに戻ったわね。」
「陛下のお加減も良くなられて本当に良かったです。」
「レイチェルも留守の間、頑張ってくれたから・・・。」
アンジェリークとロザリア、コレットとレイチェルの4人はシャンパンを片手に、久しぶりに会った喜びと開放感で一杯だった。
「二人には本当に感謝しても足りないくらいだわ。自分達の宇宙のことだってあったのに・・・。」
「そんな・・・。」
「そうですよ。ワタシたち、陛下や補佐官様の役に立つんだったら、嬉しいですし、アルフォンシアだって嬉しいって言ってましたよ。」
コレットもレイチェルもアンジェリークが笑っているだけで幸せだった。
候補時代から親身になって接してくれた補佐官。聖獣達と意思疎通が上手くできなくて悩んでいた時、黙って傍にいてくれた。守護聖との交流も彼女が教えてくれた。美味しいお茶とあたたかい笑顔。そんなアンジェリークを二人はとても慕っていた。
「今はただ、補佐官様の笑顔が嬉しいんです。」
コレットの言葉にアンジェリークは涙ぐみ、そんな親友をロザリアは優しい瞳で見つめていた。
そしてそんなアンジェリークを別の優しい瞳が見つめていた-―。
「良かったな、お嬢ちゃん。」
無事パーティーも終わり、アンジェリークが帰ろうとしたとき、後ろから声を掛けられた。
「オスカー様・・・。」
「今、ちょっといいか?」
アンジェリークが頷くとオスカーは彼女をとある場所に連れて行った。
「ここは・・・?」
アンジェリークが驚くのも無理はない。オスカーが連れて行ったのは彼女が来たこともない場所だったからである。
「ここか・・・?ここは俺が気に入ってる場所だ。」
どこまでも続く草原と、星空のコントラストがすばらしい。アンジェリークがその光景に心を奪われていると、
「ずっと、考えていたことがある。聞いてくれるか?」
オスカーがアンジェリークの隣に立って、話し始めた。
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