■魔法の達人  「武器の達人」「射撃の達人」「達人の指導」…「達人」の特徴は、 さまざまなタイプの武器を操る戦士たちにとって、”ひときわ優れた”実力を示すシンボルです。 そしてここでは、新たな「達人」、「魔法の達人」について紹介します。 ◆魔法の特徴 ◇魔法の達人(Master Mage)…[(単)25/(副)35/(全)50CP]  あなたは数々の呪文を極め、魔法の真髄に到達した稀有なる魔術師の一人です。 あなたは魔法の呪文を常に最も適切な形で運用する事ができます。  あなたはエネルギー変換の効率を高める事で、呪文の効果を高める事ができます。 あなたがある呪文を基準値(IQ+素質)+1以上で習得しているなら、 あなたの呪文が与えるダメージはダイスひとつにつき+1され、 抵抗呪文であれば”16のルール”で最終的な判定値を決める時、 呪文側の上限値を+1し、最高17で判定する事ができるようになります。 +2以上で習得しているなら、ダメージはダイスひとつにつき+2され、 ”16のルール”では最高18で判定する事ができます。 (例:あなたの呪文のレベルが20で目標の抵抗の基準値が16の時、  通常のルールでは16対16になりますが、  もしあなたが「達人」であれば、  これを最高で18対16にすることができます。 この効果は、呪文の技能レベル自体を上げてくれるものではありません。  あなたが技能なし値で呪文を唱えようとする場合(もし可能であれば)、 技能なし値であることによるペナルティを半減(端数切り上げ)します。 もしあなたが<魔法!>使いである場合は、 代わりに必要エネルギーを半減(端数切り上げ)します。  魔法のオプション(後述)を用いる場合、 ペナルティと追加のエネルギー消費を半減(端数切り上げ)します。  単系統の呪文に限定された「魔法の達人」は25CPです。 強く関連する二つの系統(例えば幻覚と光・闇)に限定された「達人」なら35CPです。 離れた二つ以上の系統、あるいは三つ以上の系統に熟達しているなら、 それは50CPの特徴になります。 ◇常駐呪文(Resident Spell)…[2CP/レベル ]  前提:[魔法の達人](達人である系統についてのみ有効)  あなたはこの特徴のレベルごとにひとつの呪文を”常駐化”することができます。 常駐化された呪文は、解除されるまで無期限に効果を発揮し続けます。 常駐化された呪文は”維持している”呪文に数えませんので、 それによって他の呪文にペナルティを与える事がありません。 常駐化した呪文は、その呪文を解除できるあらゆる方法で解除する事ができます。  自分が覚えている、集中なしで維持が可能な 呪文だけが常駐化され得ます。 維持に必要なエネルギーが0になっていなければ、普通にエネルギーを消費していきます。 常駐化する呪文の対象は術者自身でなければなりませんが、 術者にだけかけられる呪文でなければならないわけではありません。  常駐化には1時間の儀式が必要です。 特別な道具などは必要ありませんが、 術者は儀式の間「集中」する必要があります。 *これは限定された「素質」の一種で、維持ペナルティを打ち消します。 通常の「魔法の素質」とは別に獲得する事ができます。 最大レベルはGM次第ですが、「魔法の素質」のリミットのx1/2〜x1程度がよいでしょう。 ”魔法の素質のレベルとの合計が5まで”というような制限も面白いかもしれません。 ◇魔法の天才(Wild Magic)・・・[15CP/レベル]  あなたが生命の危険が迫っている時や、著しい緊張にさらされた時、 あなたはその状況を打破するための呪文を瞬間的に思いつきます。 ”思いついた”呪文は、前提条件は全て無視し、 目的の呪文を知力+魔法の素質レベルで唱える事ができます。 こうした呪文は、ひとつのシナリオにつき、この特徴のレベルに等しい回数だけ唱えられます。  あなたがどんな呪文を思いつくかは、GMが決定します。 あなたが指定できるのは、あなたが解決したい状況や問題をGMに告げる事だけです。 場合によっては、GMは「新しい呪文をひねり出したりしなくても、 君の≪念動≫でスイッチを切れば解決だよ」というような助言をするかもしれません。 しかし、このような助言もこの特徴を使った回数にカウントされます。 この場合、あなたがその解決方法を”思いついた”ことになるのです。 *これは修正された「万能の天才」です。 適切な増強によって、思いついた呪文をその場で習得したり、 同様の手順で特徴を”思いつく”事も出来るようになります。 「魔法の達人」であることと、「魔法の天才」である事はまったく別のことです。 ◆魔法のオプション  以下のルールは「魔法の達人」用のものですが、 GMが許可するなら、「達人」でなくても使用できます。 ◇多目標詠唱(Multiple Target Cast)  ”連続攻撃”の魔法版です。 本来単独の目標しか選択できない呪文を、同時に複数の目標に向かって発動させます。 距離による修正は、最も遠い目標のものを用い、 エネルギーはそれぞれの目標について個別に消費します。 さらに目標をひとつ追加するごとに、技能レベルに−6のペナルティを受け、 エネルギーを2点余分に消費しなければなりません。  ”多目標詠唱”と”平行詠唱”は同時に試みる事はできません。 ◇平行詠唱(Parallel Cast)  ”二刀流”の魔法版です。 複数の呪文を同時に唱えるという、極めて高度な試みです。  まず、呪文をひとつ追加するごとに、 技能レベルに−10のペナルティを受け、追加のエネルギーが4点必要になります。 さらに、それぞれの呪文の動作は、個別の部位で実行されなければなりません。 例えば、左右の手で別々の魔法の印を描く、といったような事になります。 もし利き手でない方の手で魔法の動作を行わなければならないのであれば、 不慣れな事による−4のペナルティを受けます。  動作や詠唱なしで使える呪文は、”ひとつだけ”動作や詠唱なしでかけることができます。 二つ目以降の呪文については、少なくとも動作か詠唱のいずれかが必要です。 動作や詠唱の必要性や必要エネルギーの減少について考える場合、 前述のペナルティを受けた後の技能レベルで考えなければならないことに注意してください。  ”平行詠唱”される呪文の目標は、同一でなければなりません。  ”多目標詠唱”と”平行詠唱”は同時に試みる事はできません。 ◇過剰詠唱(Overloaded Cast)  呪文に渾身の力を注ぎ込む事によって、本来発揮できる以上の効果を発揮させます。 これは「更なる努力」の一種です。 余分に2点疲労し、技能レベルに−6のペナルティを受けるごとに、 ”呪文の限界”を一段階突破する事ができます。 これは”高レベルの素質”による効果の増加と同様です。  ”過剰詠唱”は”多目標詠唱”や”平行詠唱”と同時に試みる事ができますが、 ペナルティはそれぞれの呪文について計算し、全ての呪文に適用します。 例えば二つの平行詠唱している呪文の限界を1段階ずつ超えようとする場合、 追加で4点疲労し、−12のペナルティを受けることになります。