空想科学活劇

らいだーかめん

第一幕: 土星人類の逆襲(前編)

未確認A 侵略兵器
「♪悩んだってムダよ〜けせらせ――」
「臨時ニュースです!」
 ラジオから流れていたポップスに突然、せっぱ詰まった女の声が割り込んだ。
 思い思いの時間を過ごしていたリスナーは、何事かと耳をそばだてる。
「い、異星からの侵略者です!
 今、私の目の前で、いくつもの侵略兵器が町を襲っていますッ!!」



未確認B 目からビーム
「たった今、軍が到着しました! 戦車が砲撃を――」
 立て続けの轟音に、レポーターの声がかき消される。
「……何と言うことでしょう。まったくの無傷です!?
 そして、ああ、緑色の人型兵器が、目から怪光線を発射しました!!
 せ、戦車の装甲がアメのように溶かされていきますッ!!!」

逃げまどう人々
「もう我々に打つ手はないのでしょうか!?
 こちらにも異星人のメカが近付き、実況を続けるのが困難になって参りました。不本意ながら一時撤退いたします。
 って、マイケル、こんなとこで転ばないでよ! は、早く立ってってば!!
 い、以上、メアリー・バートンが現場から――」

 放送はスタジオへと切り替わり、アナウンサーが判明している事実を繰り返す。そして、リスナーはようやく、これが現実の出来事だと認識するのだった。



はたして、メアリーたちの命運は!?

〔 後 編 〕にご期待下さい。




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