空想科学活劇

らいだーかめん

第二幕:恐怖の降誕祭(前編)



 地球外生命体による襲撃から、二ヶ月が過ぎようとしていた。
 前回の戦いの後、彼らは嘘のようになりを潜め、張りつめた空気は薄れつつあった。
 そして、12月24日。クリスマスイブを迎えた街には、期待に満ちた笑顔が一杯だった。
 ガーデン全景 メアリーとマイケル
『それでは街の様子を中継でお伝えします。メアリーさん?』
「はい、メアリー・バートンです。私は今、ヘキサガーデンに来ています。
 こちらには20dmmを越える巨大なツリーが飾られ、クリスマスムードを盛り上げています」
 活躍の場をテレビ局へ移したメアリー、そして彼女をレンズに捉えるのはマイケルだ。

ツリーの裏側
  ツリーの裏側では二人の男が言い争っていた。
「ちょっと待ちたまえ、聞いてないぞ私は! 一体誰がこんなツリーを!!」
「知りやせんよ! あっしらが注文頂いたツリーを持ってきた時にゃ、もうデコ済み。
 季節はずれのエイプリルフールですかい、こりゃ!?」
「だから、私は知らんと――」
『……レシシブシグラグ!』
「ツリーが……!?」
「動き出したぁ……うわぁあっ!?」

変形中 変形後
「――と、言う訳でして、今年は一際ロマンチックな聖夜になりそうです」
『はい、ありがとうございました。以上、街の様子をお届け……メ、メアリーさん、後ろ後ろーっ!?』
「ほぇ?」
『レシシブシグラグ!』 
『メアリーさん!』
「……エイリアン(?)に捕獲されてしまいました……」

「メ、メアリー! か、彼らを呼ぶんだなっ!!」
「彼らって……ライダー仮面とT−MAX? い、イヤよ絶対に!」
『レシシブシグラグ……(こちょこちょ)』
「や、ちょっとそんなトコ触っちゃ、あはははは…」
「メ、メアリー!!」
「あぁ、もぅ分かったわよ! ライダー仮面、T−MAX……」
「そ、そんな声じゃ届かないんだな。こ、ここにいる皆も、い、一緒に呼んで欲しいんだなっ!」
 マイケルの呼びかけに、ギャラリーは一丸となってコールを始める。
「ライダー仮面、T−MAX!」
「げ、元気が足りないんだな!!」
 メアリーも頬を紅く染めながら、精一杯叫ぶ!
「ライダー仮面、T−MAX!!」
「ライダー仮面、T−MAX!!!」
「はっはっはっはーーっ!!!!」
参上

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