レイのために・・・・
第三話 悪夢の始まり
シンジは自分の膝の上にレイを座らせると、神経を研ぎ澄ませるかのように眼を瞑った。その瞬間少し初号機の眼が光ったかに見えた。
そして彼は自分の心を初号機の深いところまでゆっくりと警戒心をもたれないように近づかせていった。
そして何かを見つけたかのように、彼は口を少しゆがませた。
「久しぶりだね、母さん・・・。」
彼は母との再会を喜ぶような感じをみせずむしろいらだたしげな声で話し掛けた。
すると初号機の中にいる母親が返答してきた。
「ど・・・どうしたのシンジ?どうしてそんなになったの?」
彼女は驚き呆然としていた。
「あんたに答えるつもりはない。さっさと消えろ目障りだ・・・」
彼はそういうと彼女に向かい手を掲げ静かに・・・周りに聞こえないように呪文を唱えた。
「バラス・ヴィダ−ヒ・・・・」
その次の瞬間彼女は四散していた。そして彼女の意思・・・記憶体その全てが初号機に取り込まれた。
彼は安堵の息を漏らした。そして次に来る諸悪の根源を迎えるために身構えた。
程なくしてそれはやってきた。
「汝は何を求めてやってきた・・・・。それを我に伝えよ。返答によっては汝に力を貸してやらん。」
そう聞かれシンジは即答した。
「あなたの力を貸してもらいたい・・・。俺の力を隠すために・・・。」
シンジは初めて願うように言った。今まで相手は全て自分より下だった。
しかしここに来て初めて自分と同等の力を持つ者に出会い、無駄な争いを避けようとしたのだ。
「汝の願い受け入れよう。ここに我と汝の協定を組む。汝が危険になった時我がでて戦おう。」
そういうと初号機はまたコアの方まで沈んでいった。
そのころリツコ達は焦りに焦っていた。なぜなら急にシンクロ率とハーモニクスが信じられないくらいまで上昇したのだ。
「マヤ!!!今すぐ神経接続を切って!!!」
リツコは青ざめながら周りの騒音よりも数倍大きい声で叫んでいた。
「はい!!!全神経接続カット!!!・・・・できません!!!信号が跳ね返されます!!!」
「何ですって!!こんなところでチルドレンを一人なくすの・・・・・。」
彼女らがそう諦めた時、急にハーモニクスとシンクロ率が一寸のくるいもなく100%で停止した。
それと同時に全ての装置が元に戻った。そしてシンジ側から連絡が入った。
「さぁリツコさん。すぐに始めましょう・・・。もう準備は整いました。3番ルートを開いて下さい。」
リツコらは唖然とした。それもそのはず彼は全ての拘束具を引きちぎったのだ。
しかしリツコが正気にもどり、全員に叱咤し、正気にもどした。
「は、はい!!!進路オールグリーン、エヴァ出撃準備完了。いつでも出撃できます!!!」
彼はその言葉を聞くと、すぐにそこへ歩みより呟いた。
「さぁ・・・・闇の宴を始めようじゃないか・・・・。」
しかしその声を聞いた者はいなかった。そしてリツコがミサトをそくした。
「さぁ、ミサト。出撃準備は完了したわよ。」
すると、ミサトは少し頭を下げ返事をすると、
「エヴァンゲリオン、出撃!!!」
そこで彼はレイに話し掛けていた。
「綾波、君の体から全ての傷を取り除くためだけに俺は戦おう。そしてそれを作ったやつらへの報復のためにも・・・。」
そのころゲンドウはひとりさびしくいつものポーズで呟いていた。
「問題ない・・・。」。
つづく
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後書きという名の言い訳
今度のは時間かかったくせにものっすごく短いです。
次のは必ず、長くします!!!だって春休みですもん。では♪