日本酒
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米、米麹、水、(その他副原料)を原料として発酵させたお酒です。
―日本酒は、舌で味わうのではなく、心で感じるお酒だ。私の心の奥に眠る、日本人としての心が。
この他、製造方法によって「原酒」(搾ったままで加水しないお酒)、「生酒」(火入れをしないお酒)などの表記がされることがあります。
- 純米酒:米、米麹、水のみで造られる日本酒。
- 本醸造酒:精米歩合70%以下に精白した白米と米麹、水、醸造アルコールで作った日本酒(醸造アルコールの使用量は白米重量の10%以下)。
- 吟醸酒:精米歩合60%以下の高精白米を使った「吟醸造り」の日本酒。
- 大吟醸酒:精米歩合50%以下の高精白米を使った「吟醸造り」の日本酒。
- 普通酒:これら以外の日本酒
米と麹で造る日本酒の誕生がいつなのかは、はっきりとしたことは分かってはいません。米麹を用いた酒造りが最初に書かれた文献は奈良時代の「播磨国風土記」ですが、日本で米作が始まった弥生時代には存在していたのではともいわれています。
当初の日本酒は濁り酒でしたが、平安時代にはかなりの量が澄んだ清酒の形になっていたと考えられます。(鴻池新右衛門が使用人を首にして、その使用人が酒の中に灰を投げ込んだら澄んだ酒になった、というのは作り話のようです。)
武家政権の時代に入ると、それまで宮廷中心だった酒造りの技術が民間に流出し始め、とりわけ寺院において現在の酒造りの基本的技術が確立していきます。
江戸時代には、伊丹など上方の産地から、樽廻船と呼ばれる船で江戸にお酒が輸送されました。 大正の末頃には、精米技術の発達により、原料米を極度に磨いた端麗な吟醸酒が造られるようになりました。
現在においても新しい酵母の開発や女性杜氏の進出など、日本酒の世界は絶えず動いているのです。
平安の甕酒
旭川市の男山では、毎年2月に「酒蔵開放」が開催されます。
試飲し放題とあって毎年ものすごい人出です。
・・・毎年、酔いつぶれます。「平安の甕酒」は酒蔵開放時限定販売のお酒で、14世紀の造り方を再現したお酒だそうです。
どぶろくのような感じで下のほうではまだ発酵が進んでいます。
ぴりぴりする感じがなんとも言えません。伊根満開(左)、竜宮歓待酒(右)
京都府の向井酒造(株)のお酒です。
伊根満開は古代米を使ったお酒で、赤い色と甘酸っぱさがぐーです。達磨正宗未来へ二〇〇二年醸造酒純米酒(左)、達磨正宗一九九二年醸造酒純米酒(右)
岐阜県の白木恒助商店のお酒です。
「未来へ」は常温で立てて置いておけば、5〜10年後には熟成した古酒が楽しめるそうです。
・・・そんなに我慢できるかな。常山・無濾過 生
福井県の常山酒造のお酒です。
「今までは蔵から出ることはありませんでした。火入れをせず生、生でお届けしています」そうです。
(BARレモンハート18巻:双葉社より)復古酒十年熟成(左)、斗瓶どり吟醸原酒(右)
男山の酒蔵開放25周年を記念した、限定品のお酒です。
ちなみに斗瓶どりとは、袋に詰めた日本酒の醪を上から吊るし、ぽたぽたと1斗瓶に取っていく方法です。越後さむらい
新潟県の玉川酒造(株)のお酒です。
アルコール度数はなんと46度。恐らく最も度数が高い日本酒でしょう。(酒税法上はリキュールになります。)
味はちゃんとした日本酒の味で、なかなか甘くておいしいです。
オークの樽で寝かせた「さむらいナポレオン」(度数43度)もあります。ゆきくら・スパークリング大吟醸酒
新潟県の玉川酒造(株)のお酒です。
発泡タイプの生酒で、出荷まで雪の中で貯蔵したそうです。
常温で放置すると「発酵が進んでビンが破損する場合があります」という注意書きがちょっと怖い。花下遊楽・純米酒(左)、かすみ草・原酒(右)
滋賀県の冨田酒造(有)のお酒です。
かすみ草はにごり酒で、炭酸割がいけました。
花下遊楽は古代米(赤米)のお酒で、初めは無色ですが立てて置いておくと徐々に桜色になります。
待ちきれずに飲んじゃいました。純米酒・棚田の郷(左)、純米吟醸・月山の雪(右)
山形県の月山酒造(株)のお酒です。
棚田の郷は棚田米、月山の雪は出羽蝶々という山形県産のお米を使っています。
やはりお酒というのはその土地のものを使って造るのが一番いいようです。春鹿・山廃純米酒原酒(左)、ときめき(中)、あられ酒(右)
奈良県の(株)今西清兵衛商店のお酒です。
春日大社への神酒を造る今西家が、明治17年に酒蔵を始めたそうです。
左の「春鹿 山廃純米原酒」は試飲した中で一番好みでした。真ん中が「ときめき」、瓶内発酵による発泡性純米酒です。右が「あられ酒」、みりんみたいな甘いお酒です。小鼓・秋乃ひやおろし(左)、小鼓・純吟ひやおろし(右)
兵庫県の(株)西山酒造場のお酒です。
実はこの「秋乃ひやおろし」が日本酒の中でいっちばん好きな銘柄なんです。酒質が優しくなっている、というか。
「ひやおろし」とは、冬に搾った新酒を火入れして夏の間貯蔵し、秋に火入れせずに樽や瓶に詰めて出荷するお酒です。
ちなみに真ん中にあるのは同じ西山酒造場で造っている栗のリキュール「栗乃三年酒」です。