ラム
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サトウキビを原料とした蒸留酒のことで、一般的にはサトウキビの絞り汁を煮詰めて砂糖の結晶を取り除いた後の糖蜜を発酵、蒸留して造られます。
―ラム、その名を聞くだけで踊り出したくなる。これは何が為せるわざか?考える前にまあ飲もう。
- 風味による分類
- ライト・ラム:19世半ばを過ぎてから、連続式蒸留機の導入によって造られるようになったラム。
- ミディアム・ラム:フランス系植民地で造られてきたラム。
- ヘビー・ラム:イギリス系の植民地で発展したラム。代表的なものにジャマイカ・ラムがある。
- 色による分類
- ホワイト・ラム:淡色、無色のラム。活性炭処理で無色透明に仕上げる。
- ゴールド・ラム:ホワイト・ラムとダーク・ラムの中間。ウイスキーやブランデーに近い。
- ダーク・ラム:色調が濃褐色。味も濃厚。
興奮、乱痴気騒ぎを意味する「ランバリオン(rumbullion、現在は廃語)」の頭の部分が残ってrumになったといわれています。
ラムの起源説は2つあります。17世紀初期に西インド諸島のバルバドス島に移住したイギリス人が造ったという説と、16世紀初頭にプエルトリコに渡ったスペインの探検隊員が造ったという説です。
18世紀に入ると、アフリカから黒人を西インド諸島へ奴隷として連れてきてサトウキビ栽培の労働力とし、空になった船に糖蜜を積みアメリカのニュー・イングランドへ。ここで造られたラムをアフリカへ運び黒人の身代金にするという「三角貿易」により、ラムは世界の酒として発展していきます。
その他にも、イギリスがイギリス植民地以外からの糖蜜輸入を減らすため、他国産の糖蜜に法外な関税をかけたことが独立戦争の原因のひとつとなるなど、ラムと世界史には不思議な関係があるようです。
レモンハート デメララ 151プルーフ
漫画「BARレモンハート」の書名にもなっている、度数75.5度の世界で2番目に強いお酒です。
イギリス海軍へラムを納入していたハート家が発売しました。
注意して飲まないと、まずむせます。でも、口の中に残るほのかな甘さがたまらない。
(BARレモンハート3巻など:双葉社より)バカルディ ライト・ドライ
ラム市場で世界最大の出荷量を誇るバカルディ社の製品で、カクテルベースの定番です。
キューバで1862年に誕生しました。
商標のコウモリのマークは幸福のシンボル。
ホワイト・ラム4/5にドライシェリー1/5をステアして、ライム・ピールをひねって果脂をかけ、ライムの皮かオリーブを沈めれば、ジャマイカ・マティーニです。本当はカクテルグラスに入れるのですが、家にはそんなものないので。
(ギムレットの海:大栄出版より)ロン サカパ センテナリオ
23年熟成されたラムをブレンドさせた、グァテマラ産のラムです。
大阪のバーで初めて飲んで、おいしかったので名前を訊くも酔っ払って覚えられない私に、「(網に入っているから)あみあみのラムと覚えるといいですよ」と教えてくれたのでした。
そんな訳でこのラムは「あみあみのラム」なのです。COR COR アグリコール
沖縄本島から約400km離れた、南大鳥島で造られたラムです。
アグリコールはサトウキビの搾り汁そのものを発酵させ、蒸留して造る珍しいタイプのラムだそうです。サトウキビの収穫時期に合わせ、無添加、無着色で蒸留するため、1年に1度しか造れないそうです。
蓋を開けると、沖縄の風の匂い?
(Bartender9巻:集英社より)