◆収穫の時まで◆
++第九話++
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新しい奉行板 ハッキリした「ホタル」像が書かれたそれ しかし京の中にどれ位同じモノが潜む事やら まだまだ遠い道が続く 「ヒゲ〜!!早く風呂沸かしてよ」 自分の腕や肩の臭いを嗅ぎ そのヤニ臭さに嫌な顔をしながら 風呂場の入り口でアキトは陣内へそう言葉で急かす 普段ではかなり見る事が出来ないであろう 陣内の襷掛け姿がそこにはあった 彼はアキトに見張られながら 風呂の掃除をさせられている… 「かぁ〜;;アキちゃんよぉ…朝っぱらからヒデェ事しといてここまでさせる訳?!」 「お預け食らって…ブツブツブツブツ…」 文句をタレながら陣内は黙々と風呂磨き 「何がヒデェ事だよ!!オレの方がヒデェ目にあったっての!!」 プンプンと怒るアキト そのあまりにも子供過ぎる怒り方に陣内は笑いを洩らした それに気がつくと アキトは更に怒った様子で 風呂掃除中の陣内の背中を蹴押してやった …今朝の出来事… 陣内の鼻を抓まんで喜んでいたアキト その間抜けズラと言ったら確かに笑えるモノではあったが さすがに何度も続けるウチに 当の本人も気が付くというもの… うまい具合に息を吸い終えて そして吐く時に鼻を抓まんでやる …と、鼻から息が出ない代わりに口がパクワっと開くのである これは寝起きのぼんやりとしている時 アキトにとって笑いのネタになっている所… 何度も何度も繰り返しそれをしている事と その度笑っているアキトの振動が陣内に伝わり とうとう目を覚ましてしまった…張本人の陣内 彼はそれでも目が覚めた直後は大人しく まだ眠っているかの様な芝居でそれを受け入れていた ただ少しずつアキトへチョッカイを出してやろうという 悪知恵を働かせながら… 笑っていたアキトの腰にまず何気なく 体勢を整える様に手を添えてみる 突然動いて自分の腰に手が当てられた時のアキトは ビクッと身体を震わせ 少し小さくなって少しの間動かなかった 縮こまってしまったアキトを良い事に 陣内は片目を薄っすらと開けて アキトの表情を確認する 彼の顔はほんのり桜色になって 陣内の内側をウズウズさせた… 本人曰くは…『何たって…男の朝だからさぁハハハハハ』 と…後日談である(汗) 次に陣内は う〜んとちょっとワザとらしくも感じられる 声を洩らして アキトの腰をグイッと引き寄せてやった 「ンッ・・・」 アキトから漏れた声が陣内を更にエスカレートへと誘い込んだ そして… 陣内は腰を支えていた手とは別の 空いた方の手で ギュッと纏めて握られていたアキトの両方の手を グイッと上に持ち上げてそこで押し付け ノッシリとその身体でアキトの上に乗る 「!!!!!!…ヒ…ヒゲッ?!」 盛った男の行動にアキトは声を上げた そしてそれに抵抗する為に出来る限りジタバタ が…両方の手が捕らわれている為うまくそれも出来ない様子 そのアキトの行動に 陣内は目を細めて喜んだ 「こらぁ!!!ヒゲ!!聞いてんのかよ!!はなせってぇ〜〜!!!!」 あわよくば陣内の中心を突けるかと更にジタバタするアキトに 陣内の身体がそれと共に重く圧し掛かる… 「悪戯小僧にはお仕置きだ」 そう言うと ワーワー喚いているアキトの唇を奪う パックリと食べられてしまったアキトの唇に 陣内のよく動く舌がその間に割って入ってくる 「んっ・・・んふぅぅ!!」 ガフッ 噛み付かれた陣内はその舌をチロッと覗かせて 次はアキトの耳をネトッとその中も弄るように舐めて 「可愛いなぁVVアキVV」 イヤらしい声がアキトの耳に響く… イヤな筈なのだが…アキトは少し甘い息を洩らした それを認めると陣内は懲りもせずに アキトの唇にもう一度口付けをした 今度は噛み付かれない様に アキトの舌を吸いながら 自らの舌も絡めて… アキトの小さな身体は今まで受けた事のない そんな刺激に素直に反応をしてしまうのだった 「ふふふ…熱いだろ?身体が」 息も切れ切れなアキトへ陣内がそう言ってのける アキトの股の間に自分の身体を移動させると アキトの両の手を制圧していた 自らの手を解いて 彼の身体にいやらしく触れた アキトの意識は陣内のイヤらしい悪戯(?!)に 確かに少し何かを感じて 朦朧とし始めていた が、自分の手が解放されると フッと我に返る事が出来た イヤらしく触れてくる陣内にムクムクと湧き上がる 変な気持ちと…苛立ち そんな事に気が付いていない陣内は アキトの中心へと迫ろうとしていた …その時… バフッ!!! 陣内は頭部に衝撃を受けた 頭の上には枕が投げつけられて その衝撃にビックリしている間に アキトはスルリと陣内の下から抜け出し 彼の背中に馬乗りになってそれを制した 「いたたたた…ア・・・アキ?!」 陣内は背中に感じるアキトの重さに少し別の事に思いを馳せながら 色んな意味で痛かった;; それからアキトの陣内への仕返しがはじまる… そして今… 陣内の唾液でベトベトにされ ついでにそのヤニ臭さまでうつされたアキトは それを落とす為に陣内を働かせていたのだ 「・・・せ・・・・ん!!」 遠くから何者かの声が聞こえた アキトはそちらに目を暮れると?マークを飛ばしていた まだこの屋敷の中の事などなにも分からないからだった 「アキ?もう入れるけど?」 額に汗してやっと沸かせた風呂を指して陣内はアキトへそれを伝えた 「あ…ヒゲ、誰か来たっぽいんだけど…」 「そうか」と言うと陣内は襷掛けを解いて風呂場から出て行こうとした 「あぁぁ!!…ヒゲ!!!」 慌てて陣内を呼び止めるアキトは言い放った言葉に 自ら驚きを見せた様子 陣内はそれを楽しそうに見つめると 「ちゃんと一緒に入ってやるってVVV」 と言って屋敷の玄関の方へ向きを変える アキトはその陣内の言葉に赤面してそこへ向かって洗面器を投げつけた 第十話へ続く |