あまご

あまごについて言いたいことを言っています。笑


 

渓流の魚というのは1生のあいだをごく僅かな範囲で生きているものがほとんどです。私は滝から滝のあいだを一区間として区間ごとで魚の斑紋の形状に類似性が見られ、次の区間ではまったく違う模様の斑紋となっているのを確認しています。まあ、渓ごとでも独特の類似性がありますが。つまり何が言いたいかというとある区間の魚がすべて居なくなるとその区間で古来から生き続けてきた種が消えてしまうということです。この小規模の絶滅は現在乱獲によって至る所で起こっています。もっと大規模な渓丸ごとの絶滅は開発によって起きています。これについては遊漁をする人たちのほとんどが開発反対ですから私が心配するまでも無いと思っています。
私が今ここで心配しているのは小規模の絶滅のほうです。ふたつ例を挙げてみましょう。

ある渓流河川でのことです。3年ほど前に訪れたとき、ある大淵で大型のいわなやあまごを含めた100匹以上の渓魚たちが遊泳しているのを見かけました。このときは大雨の後であったこともあり同じような光景を付近の大淵で何度も見ることが出来ました。ところが、昨年この川を訪れて淵を覗き込んでみるとなんと一匹の魚も見ることが出来ませんでした。この日たまたまのことであったのか気になったため、その後も出水後を選んでちょくちょく見に来ましたがやはり魚は居なくなっていました。周囲で18cm以下の未成魚は幾らか釣れましたが成魚は視覚でも釣竿でも確認することが出来ませんでした。開発による土砂の流入は見られませんでしたので乱獲によってこのエリアの魚が居なくなってしまったわけです。この渓流河川はこの淵から上流が総延長で15km以上あるような大きな河川です。このような大きな川でこのようなことが起こるとは少し信じられませんでした。

もうひとつはもっと小さな幅1m程度の渓での事です。この渓は横に道路がついていますが河川域は非常に濃い草木に囲まれているためほとんど釣りをする人はまず居ません。そのためかほとんど水の無いような区間なのに警戒心の無い魚が残っていました。上から餌を投げ込むと渇水期でも池の鯉のようにガツガツ餌をあさるあまごが見れたり、川の中のあまごを指でつつけたりするがたのしいので釣りが早く終わった時にはよく覗きに行っていました。昨年のある日のことです一月半ほど空けてこの渓を覗きに行きました。いつも餌をほりこむと30匹近い魚がわらわら出てくる淵で餌を放り込んで見ました。ところが・・・なんと一匹しか出てきませんでした。おそらく誰かが集中的に釣ったのでしょう。もしこのエリアの魚がこの一匹しか居なくなったとすると、このエリアの種は絶滅確定です。特にこのような小河川では産卵箇所が限られているため淵でのこの状態は種にとって非常に大きな打撃となります。とても残念なことでした。

酷い話だと思いませんか?
渓流釣りをする人たちの中では1日に50匹釣ったとか80匹釣ったとか自慢する人たちが居ます。
最高では200匹という方がいました。
この人たちってそんなに持ってかえってその後どうするんでしょうか。
聞いてみるとほとんどの場合何匹かは近所にあげてその後は冷凍庫行きになっているようです。
ほとんどの場合次の釣行後になっても売れ残っているようです。
・・・冷凍庫。この人たち冷凍庫に入れるぐらいなら渓で泳がせておいてあげればいいとは思わないんですかねぇ。
それほど証拠を見せてえばりたいんですかね。
こういう人に限って未成魚であろうがお構いナシに持ってかえるようです。
そういう人たちはこう言います。
「数釣ってナンボや。いくら何ゆうても釣れへんかったらあかんのう。証拠みせや。」
・・・ふん。
別にあんた達に褒めてもらいたいなんて毛ほども思いません。

私の場合は自分が2回食べる分をキープしたら釣りは終わりにします。
25cm以上の魚を2匹だけ。釣れなければすべて逃がします。
去年はそれでもあぶれナシでした。

皆さん、少なくとも22cm以下のあまごは逃がしてあげるべきです。
それだけでも1度は産卵できるわけですから数の減少に歯止めを掛けることが出来ます。

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