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ひとりだけのお部屋☆ いったいどんな風に飾り付けようかしら・・・ 東に、掛け軸・・・ 南に、鳩時計・・・ きっと、ステキなインテリア☆
『わう〜ン・・・なんだか一人暮らしっていろいろ不安だワン…』 『だからって、ジュン家の前なワケ?』 『だって〜!何かと便利そうじゃない!?』 『そういえば近所に、ネコのトロが越して来たんだぴょん!』 『ネコのトロ?』 ピエールのインスピレーションがピピピって、はたらいたわン! 『前に会ったことがあるわン!そうそう!シチュエーションがサイコーだったのよね〜!』 『でもなんか、まったりしちゃっててさー!』
ピアノ教室で出会ったのがきっかけで…。 ?やけにジュンが時計を気にしてるのが、気になるわン…? 『掛け軸なら、リッキーのトコに行ってみるぴょん! あそこはチョー!イカしてるんだぴょん!』 そういって、ジュンはテレビの続きを見に帰ったワン。 薄情…! ううん! ピエール、負けないワン!
『がんばるダスよ〜!』 『…トロもこれで強くなれるのニャ!?』 『そうダス!』 朝の町を世界最強ランニング!ダス!! 風を切って走る!んん〜爽快! 『気持ちいいダスな〜。トロ!』 …振り向けばひとり。 ……? オラの最強トレーニングには、ついて来れなかったんだべかな? 引き返すと、お堂に収まったお地蔵さんがある曲がり角から「ニャゴニャゴ」いう声が。 『トロ?どうしたダスか?』 …トロじゃない声も聞こえてくるダス! ナニヤツ!? 『元気にしてたかしら?…って、真っ青だわ〜ン!』 妙にクネクネした奴が! と思ったら、イヌのピエールなんだケロ〜。 『ドーナツ拾っちゃった… うぅん!食べてないよ!ホントだよ! へんな味がしてキモチ悪くなったりしてないよ! ホントニャ!』 明らかに、食べたダスね。 『平気ニャ!ピエール』 『そう?でも…一人暮らしってタイヘンよね!ピエールもいろいろ不安なの… ああ!こんなことじゃダメダメ! 家を出るときに、一人前のパリジェンヌになるって誓ったんだから!』 『パリジェンヌ…なのニャ?』 『憧れのパリ!おフランス!』 『あこがれのパリ!フラダンス!』 『…フラダンス!!っていうのもステキだわん!!』 小粋なトークを交してるダスね… でもトロは真っ青なまま…我慢強いんダスかな? ようやく、ピエールがオラに気付いたケロ。 『あら、リッキー!ちょうど今、アンティーク屋さんへ行こうと思ってたのよン! 今日の金運を占ったら・・・欲しい物は、迷わずゲット!!ですって!』 『そうダスか?ケロも・・・』 骨董品屋、なんダスが。 『トロも来るダスか?…来るケロね…』 グロッキーなトロをおぶって、オラの住まいの骨董品屋へ向かったダス。
店の戸口から中に入ると、土間と見世の間の床張り部分があり、ここで接客するんダス。 千本格子に通り庭。昔ながらのたたずまいにオラはひかれたんだケロ〜! 『ワビサビを感じるこの掛け軸!日本の情緒ってカンジがステキ!』 『ピエールにしては珍しいダスね』 『外国文化にかぶれちゃダメよね〜!』 ピエールは、るんたった♪って言いながら店を出て行った。 いろんなイヌに出会ってきたケロも、まだまだオラの知らないイヌがいるんダスなあ〜。 恐るべし!イヌ世界!!
奥の部屋で、トロはうなされながら眠ってるようです。
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