隼人x篠原 初めての逢瀬その後・・・

そして・・・
浅草へ出向いた私たちは、活動を見た、食事をした。
上野のアメ横を歩き他愛もない玩具を購入し、2人で笑いあった。

日が傾き、上野の山には長い影が落ちる。眼下を蒸気機関車が音を立てて
走り去っていく。

「どこへ・・・行くんだろうな・・・」

周囲には誰もいない。
私は両膝を立てて座りながら、傍らに寝転ぶ隼人に何気なしに言った。

いくぶんか、この逢瀬の終わりに感傷的になっていたのかもしれない。

「さあな・・・。どこ・・・だろうな・・・」

隼人は呟く。それきり何も言わない。夕焼けが彼の横顔にくっきりと影を作り、
美しいコントラストを演出する。

「・・・・・・」

ピィーッ!!

汽車の警笛。蒸気の噴出音。喧騒に耳が覆われる。

「篠原は、女みたいに愛してくれと言ったよな・・・」

「隼人?なんだ?よくきこえなっ・・・」

「こういうこと、してもいいのかってことさ・・・!」

「っ!!」

汽車がゆっくりとその重い動輪を動かす。蒸気が溢れ、レールと鉄輪が擦れ、ゆっくりと
前に進み始める。軋むレールの音が私の耳にはっきりと伝わってくる。

私の唇は、いま、隼人の熱い唇に覆われていた。

「は、はや・・・と・・・」
「黙っていろ。篠原・・・」
「んっ!」

彼の舌が私の口内へと侵入してくる。私はそれを拒むことも出来ず、ただあっさりと
侵攻を許すがままだ。

いや・・・むしろ歓迎するかのように、私の意に反して、私の舌は滑らかに動き、
彼の舌にネットリと絡みつく。まるで舌だけが意思を持っているかのように・・・。
そしてそれを知ってか、隼人の舌は、妖艶で、かつ煽情的に私の舌を挑発する。

これが接吻であり、私にとって初めての行為であるということを理解したのは、
その後だった。

「隼人・・・」
「ふふ。かわいいぞ。篠原。」

彼が、私の顎についた彼の唾液を拭う。どうしたのだろう・・・身体が熱い・・・。

「だっ、ダメだ!」
「・・・なぜだ・・・?本当はこうして愛してほしいのだろう・・・」

彼の手が、私の上着のボタンをはずす。露になった胸板に、彼の唇がそっと這う。

「くっ・・・っ・・・」
「ふふふ。敏感なんだな・・・篠原は。」

胸板の一番敏感なところに舌が絡みつく。歯で小さくやわらかく刺激される。

「こ、こんなところで・・・」
「だれもきやしないさ・・・来たとしても・・・構わない。」

彼は私のベルトに手をかけた。

「熱くなってるじゃないか・・・」
「そ、それは・・・」
「どうした?痛いか?」
「いや・・・ただ・・・その、はずかし・・ぃ・・・」
「ふふふ。照れている篠原も可愛いな・・・もっとその顔を俺にみせてくれ・・・」

チュッ・・・チュルゥ・・・

彼が舌をゆっくりと差し出し、吸い付く。

「んっんああっ」
「フフ。はじめてか?舐められるのは?」
「あ、あぁ・・・そうなんだ・・・だからもうやめ・・・」
「ならばもっとかわいがってやるさ・・・」

彼の口内にゆっくりと吸い込まれる。
暖かく湿った隼人のくち・・・
その中を、熱く火照った私が犯し、汚していく。

「も、もうやめてくれ・・・だめだ・・・気を・・・やってしまいそうだ・・・」
「それはいけないな。せっかくの楽しみが台無しだ・・・」
「え・・・!?」

隼人はゆっくりと口から吐き出す。快感のよりどころを失った私は、
途方に暮れた瞳で、彼を見つめる。

「そんな顔をするな・・・いま、くれてやる・・・」
「隼人・・・」
「篠原・・・いくぞ・・・」

私は返事の代わりに、ゆっくりと彼に背を向けた。彼の先端が
私の菊門を優しく撫で回す。

「力を抜け。でないと・・・怪我をするぞ。」
「・・・・・・」
「いくぞ・・・」
「・・・っ!!」

熱い塊が私の腹部へゆっくりと侵入してくる。いっぱいに満たされる私の
身体。

「くっ・・・うあ・・・は、隼人・・・」
「篠原・・・動くぞ・・・」

隼人の先端が激しく私の内部をえぐり、下半身が熱く火照る。
先端が腸の奥壁に当たる度、同調するように、私のものが激しく揺れ
快感を脳髄へと叩き出す。

「んぁっ・・・だめ・・・隼人っ・・・お、おれ・・・」
「あぁ・・・分かっている・・・俺も気をやるさ・・・
 中でたっぷり受け止めてくれ・・・」
「は、はやとっ・・・」
「し、しのは、ら・・・っ!!」

体内に熱い迸りが飛び込んでくる。と、同時に私の体内に電気が流れ
私もまた、迸りを放ったのであった。







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