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それはまだ、私達が小さかった頃のお話。 ********************** 〜しましまりんご物語〜 ********************** 今日は、キャラバンが新たなミルラの雫を求め旅立つ日。 宴の夜は終わり、旅立ちの朝を迎えた。 わんこ「いってらっしゃ〜い!頑張ってね〜♪」 旅立つマジオ村のキャラバンを見送る少女。 片手振り上げ、その姿が見えなくなるまで手がおろされることはなかった。 わんこ「さてと。。。お寝坊さんを起こしにいかなくちゃね?」 裁縫屋自宅向かいに住む、粉引き屋ゆーまの家へと向かう。 わんこ「おはよう。ゆーま。」 ゆーま「おはよう。。。わんこ、まだ、朝早い。」 眠そうな少年が扉開き姿を見せる。 わんこ「いつもの所、行こうっ!」 ゆーまの手を引き、旅立ちの丘へと向かう。 村から外の世界が見渡せる絶好の場所である。 わんこ「あのね、お母さんが言ってたんだけど、ファム大農場のしましまりんごはスゴク美味しいんだって。」 ゆーま「いいなぁ。うまい、しましまりんご食べたいな。」 クラヴァットの大好物のしましまりんご。楽しく弾む会話に事は起きるのだった。 わんこ「。。。しましまりんご、取りに行こうか?」 ゆーま「しましまりんご狩りっ!!」 わんこ「上手くいったね!」 ゆーま「ちょろい、ちょろい」 それは、次にキャラバンに旅立つ者が持つ予定のクリスタルゲージ。 2人でこっそり持ち出して村の外へ飛び出したのだった。 ゆーま「で、その農場って何処にあるわけ?」 わんこ「んとね。。。!!!」 ゆーま「どうした、わんこ?」 わんこの指の示す先には、なんとモンスターがいるではないか。 ゆーまが振り向くが早いか否か、街道に迷い込んだモンスターが襲い掛かる。 ゆーま・わんこ「。。。!!!」 ティア「ファイア!」 グレイ「ファイア剣!!!」 一瞬の出来事。合体攻撃でモンスターは倒されたのだった。 ティア「大丈夫?。。。ってわんこ、こんな所で何してるの?」 わんこ「ティアちゃん。。。!?」 そう、モンスターを倒したのはマジオ村のキャラバンだった。 グレイ「冒険にはまだ早いぜ?ゆーま」 ゆーま「むぅ。しましまりんご狩りに行くとこだったんだよ!」 ティア「農園の果物は美味しいって言うものね。そうだ、この前ファム農場に行ったの。 この、しましまりんごあげるから冒険はもう少し、大きくなってからにしたら?」 こうして、村を出てすぐの場所で冒険は途切れてしまった。 マジオ村まで送ってもらうのであった。 わんこ「ありがとう〜、ミルラの雫集め頑張ってね〜!」 改めてキャラバンを見送るゆーまとわんこ。 わんこ「あのさ。。。」 ゆーま「ん?何?」 わんこ「もし、大きくなってキャラバンで旅することになったら。。。わんこも連れてってほしい。」 ゆーま「もちろん!まぁ、キャラバンに選ばれるかわかんねぇけどな。」 わんこ「しましまりんご。。。食べようか?」 ゆーま「おうよ!」 この時、二人は知るよしもない。。。 まさか将来、自分達がキャラバンに選ばれることになるなんて。。。 旅立ちの朝。 ついに、キャラバンとして旅立つ時が来たのだ。 わんこ「この木も大きくなったなぁ。」 そう、それはあの時のりんごの種から育った木。 大事に育てた種は旅立ちの日に実をつけたのだ。 それは大切にバックへと収められた。 ゆーま「わんこ、早く!置いてくぞ?」 わんこ「あ、待って〜!ねぇ今日のお昼、しましまりんごにしない?」 ゆーま「おうよ?なんか嬉しそうだな。」 わんこ「そう?何でもないよ。。。」 旅は。。。始まったばかり。 ★END★ |