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マツダ・サバンナ RX−7 SA22C(1978) 同排気量のレシプロ・エンジンよりも遥かに高効率なロータリー・エンジンには、燃費が悪いという一大欠点があった。それが図らずもクローズアップされてしまったのが70年代初頭のオイルショックで、北米市場を中心に「ガス・イーター」という悪評を買って販売は激減、マツダは経営危機に陥った。この汚名返上の為、マツダがとった起死回生の一手は、ロータリーをスポーツカー及び高級車専用ユニットと位置付けるという大方針転換だった。 その象徴として社運をかけて登場したのが初代RX−7である。当時の社会情勢を鑑み、あえて「スポーツカー」とは名乗らなかったが、12Aロータリーの強烈なパワーと、格納式ヘッドライトを備えた斬新なスタイル、そしてコンパクトなパワーユニットの特性を最大限に生かしたフロント・ミッドシップ・レイアウトによる卓越した運動性能により、日米欧で大ヒットを記録した。マツダに危機をもたらしたロータリーが、今度は一躍、救世主となったのである。 |




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マツダ・コスモ 4ドア・ハードトップ(1981) RX−7成功の勢いに乗ってマツダがリリースした3代目コスモは、ルーチェとコンポーネンツを共有する兄弟モデルとなり、4ドア・ハードトップと2ドア・ハードトップが用意された。ロータリー専用車ではなく、レシプロ4気筒エンジン搭載車も存在する。後期にはターボも追加された。もはや初代コスモ・スポーツとは何の関係もない、クラウンやセドリック/グロリアに対抗するハイオーナーカーであるが、ベルトーネ調の斬新なデザインは「ヒロシマ製ガイシャ」などと言われ、一定の評価を得て市場の一角に食い込んだ。 |

