2003年度 年間テーマ

「マツダ・ロータリー 孤高のスポーツカー・エンジン」

第3章 ターゲットはポルシェ

サバンナ RX−7 FC3S(1985)

SA最終型でRX−7にターボを導入したマツダは、2代目RX−7の開発に当たってターゲットをポルシェ924ターボに設定した。「セブン」をヨーロッパ市場でも通用する本格的なスポーツカーへと育て上げる遠大な計画が此処にスタートしたのである。

FC3Sは基本パワー・ユニットを13Bターボとし、NAエンジンはセクレタリー・カーとしての需要が見込める北米市場向けのみに限定した。パワーアップのみならず、リアサスにはトーコントロール式マルチリンクを採用して、シャシー性能に磨きをかけた。

ポルシェ944を強く意識したスタイリングはオリジナリティに欠けるが、充実した内容は内外で高く評価された。後期には2シーターのスペシャル・モデル「∞」が限定生産され、次期モデルが更にスパルタンな性格になることを予感させたのである。

↑マツダ・サバンナ RX−7 FC3S (フジミ1/24) by 小田俊也

アンフィニ RX−7 FD3S(1991)

先代モデルでマイチェン毎に先鋭的な方向へと進化していた「セブン」は、3代目では更にスパルタンな性格のピュア・スポーツカーへと変貌を遂げた。先代のポルシェ調とは打って替わってオリジナリティの高いスタイリングは、国際的にも高く評価され、海外では「レトロ・ロケット」の愛称で呼ばれた。13Bユニットはツインターボ化され、255psを発揮。コンパクトで軽量な車体を生かし、並みいる国産280ps軍団と正面から渡り合った。初期型はハンドリング特性が少々ピーキーだったが、弛まぬ改良を加えられて世界第1級のスポーツカーに成長した。

デビュー当時はバブル期のマルチ・チャンネル販売戦略にのって新ブランド「アンフィニ」を名乗ったが、その後マツダ・ブランドに戻り、マイチェンを繰り返しながら2002年まで継続生産された。

↑アンフィニ RX−7 FD3S (ロッソ1/24) by くろボン

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