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キットはおなじみエアフィクス。かの老舗も500円ぽっきりで投げ売りされる時代になってしまった。いまだに入荷するとは云え、金型は半世紀も前のものだから、あちこちが甘い。モールドは凸成形で、今となっては厄介なだけ。コクピット周りも例によってなんもないので、やむなく座席とインパネもどきだけ工作しておく。といってもプラ板を切り張りしただけの、ものすごーく簡単かついい加減な工作である。まあ、色塗っちゃえばよくわかんねえってばさ。ちなみに毎回自作している風防は、ちゃんとした透明プラ板を買ってきているのではなく、模型工具などが入っているあのプラスチックケースをぶったぎって作っており、曲面はあっついお茶を淹れた湯飲みに押しつけて整形する。この通り、使おうと思えばなんでも使えるものだ。 キットの各部材は泣けてくるほど貧弱な機銃を含めて、やけくそでなんとか使える程度なんだが、プロペラだけはどうしようもないくらいに劣悪だったので、スピナーを残してばっさり切り落とし、ローデンからぱちってきたプロペラに被せる。足りない部分はパテで補充し、あとで筋彫りを入れてやれば良い。仕上がりを見るとやや短かったかもしれないから、今度やる機会があったらハブから切り離して合成するのが吉。主翼ラジエータのモールドも甘すぎるのだがそのまま使う。ただし下面はのっぺらぼうなので、プラ板でラジエータっぽく成形したものを追加する。成形ったって筋彫り入れただけなんだが。ラジエータパイプは0.8ミリ黄銅線。2分割されている水平尾翼は胴体に合わせたあと整形してしまう。仕上がりを見るとちょっと(かなり?)いい加減。 塗装については、垂直尾翼周り以外に面倒なところはなにひとつない。垂直安定板はバフのいつもの下地にクリアオレンジ。プロペラブレードや尾橇も莫迦の一つ覚えのようにクリアオレンジ仕上げ。5色ローゼンジパターンのラダーは描くのがめんどくさいので、ローデンの余りデカールを流用するつもりだったが、切り抜く方がめんどくさかったので結局手描き。実際それもかなりめんどくさいのだが。ローデンのキットはできがいい上に、パーツやデカールが余分に入っていることが多いので、いざというときに重宝するだろう。 張線も相変わらず0.3ミリピアノ線。D.IIIと張り方は大体同じで、違うのはエルロン策動索がない点。本当はクランクを作ってやらねばならない。というのも、このエアフィクスのキットはもともとD.Vaなのである。今回エレベータの操縦索は省略した。なんだかだんだんいい加減になってきているな。 |
![]() 通過儀礼のような椅子作り。風防もだ。ラジエータのモールドが甘いのが判る。 ![]() 左)ローデンのプロペラをつけ、これにスピナーを被せて整形する。 右)尾翼のローゼンジパターン。手描きだ。 ![]() 上翼下面のラジエータはプラ板。本当はもう1本パイプが要る。プロペラのマークはアクシャル。 |
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