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キットはウクライナのメーカー、ローデンのもの。1次大戦の機体を出しているメーカーの中では、最高レベルのひとつと云える。エデュアール(チェコ)と違って、一切エッチングパーツもなしに細かいところまで再現している。あまりにパーツが細かいので、ランナーから切り出すのに苦労するくらいだ。実際、幾つかのパーツは折れたり曲がったりしてしまうので、結局そのままでは役に立たなかったりする。パーツの合わせを見るとやっぱり外国製で、どこかが食い違う。今回はカウリングの肉厚調整と水平安定板の位置決めに、パテとヤスリがしなくてもいいのに大活躍した。要するにエンジンが収まらなかったのね。ちなみに組み上げるとシリンダーヘッド部しか見えなくなるメルセデスエンジンだが、全体がちゃんとモールドされていてほれぼれしてしまう。 カラーリングは説明書にあったヘルトマンかクラインか最後まで迷ったが、途中まで塗った挙げ句にレンツ機に変える。ヘルトマン機はおなじみのライラックとグリーンの迷彩で、既にリヒトホーフェン2機で飽きてしまったからでもある。クライン機(機首と尾翼が黄色のマーキング)を止めたのはデカールがつまらなかったせいもあるが、黄色塗料が旨くのらなかったのがほんとの理由だ。どうでもいいことだが、ハンス・クライン少尉は第2次大戦でも戦闘機乗りとして参戦している。 コクピットは良くできているので、ほとんど手をつけていない。座席、操縦桿はもちろん、フットペダルもついている。そこまで再現してるくせにインパネはなかったので、計器だけ追加、風防もだ。上翼にあるバランス燃料タンクからのパイプは、0.2ミリ白金線での自作。張線、操縦索は例によって0.3ミリピアノ線。今回はちゃんと穴を開けて固定しやすくしてみた。というのも、固定位置が翼間支柱の付け根ではなかったからだったりする。ラジエータパイプはパーツとして存在したが、あやふやだったのでこれも0.8ミリ黄銅線での自作。相変わらず奥側の2本目は作ってない。やっぱりアバウトだ。アバウトといえばファクトリー・フィニッシュのシルバードープも光沢のないグレイに近いのだが、クロームシルバーでお茶を濁している。かえって引き締まってかっこよく見えると思うのだがどうか。いけませんかはいそうですか。 プロペラは、バフとフラットアースで積層風にしてみたが、やっぱりクリアオレンジでニスっぽくしてある。これはやらなくても良かったかもしれない。実機写真で見る限りアクシャルかプロパルサーか判別できなかったので、オーソドクスにアクシャル製プロペラにしてある。ただし、マーキングはしていない。写真では見えなかったのだ。 |
![]() 左舷、胴体支柱の向こうかわに見える細いラインが燃料パイプ。ほとんど見えないが支柱にもシリアルが記入されている。 ![]() エンジン周りのディテールもかなり感じがいい。ドイツ水冷飛行機の魅力の過半はこのむきだしのエンジンにある。 ![]() 左舷後方から。操縦索はフォッカーと同じだが、水平安定版を貫いていないだけ張りやすい。 |
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