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キットは老舗エアフィクス。これほどの名機でありながら、スパッドVIIの1/72キットはこれしか入手できないのはどおゆうことか。ドイツ人より味方のほうが殺された人数が多い、とまで揶揄されたソッピース・キャメルばかりが連合国の傑作機ではないぞ。例によって半世紀ほども古いキットなので、いろいろと難儀する。まずだいぶパーツが柔い。モールドはもはやどうでもいいとして、流し込みが足りないんじゃねえかと思うくらいに貧弱なパーツが散見される。コクピットには珍しく座席がついていたので、そのまま使う。インパネはプラ板。やはり珍しく付属している風防もそのまんま使用。分厚いのは許す。機銃の取り付け位置が違うのでオフセットしてやる。 ステアの乗機は資料だとカウリング正面にめがねが描かれているのだが、本来はもちろんラジエータグリルが露出しているので、ここは資料を優先してプラ板でカバーをかけてしまう。これだとただでさえ悪かった冷却性能は抜群に低下するのだが、まあ構うこたねえやな、実機じゃないんだし。だいたいにおいて利用不能なキットのプロペラも、今回だけはなんとか利用してみる。代わりが見つからなかったせいもある。排気管の形状はまあ悪くない。本体側の取り付け部を若干修正してやればいい。 支柱の上翼取付部が大きすぎるので8割方削ってやる。それでも上翼の位置が実機より高い。しかしだいぶ気力が失せていたので、湯口の処理ともどもかなりいい加減な処置にとどまる。意外に形状の良くできた上翼を取り付ける前に、翼間支柱を下翼に固定しておくのはセオリー通り。0.5ミリ黄銅線で自作した胴体支柱の補助支柱4本を取り付けた後、上翼を載せる。張線はいつもの0.2ミリ白金線なのだが、張ってみてさすがに再考しなければならんと思った。やはりテグスを使うしかないのか。脚周りはパーツが貧弱なことこの上ないので、左右間にシャフトを通し、その上に補助板をのっける。根気がある人はパテで整形するよろし。そしてラダーの操縦索は省略。 塗装に関してはVII型のスパッド標準の全面ベージュ。尾翼のトリコロールをフランスと逆にしたのはやはり資料優先のため。しかし主翼のラウンデルは原作の濃淡からすればフランス軍のものだから、結果なんともちぐはぐな格好になってしまうのだが、それはいがらしゆみこに云ってくれ。胴体の根拠不明な機番と文字は、さらのデカールに手書きである。あ、ステップ作るの忘れた。 |
![]() パーツの主脚間飛行安定板は貧弱すぎるので、真鍮線を通して補強。この上(写真では下側になる)に安定板をくっつけてやる。 ![]() むりやりつけたカバーにめがね。これがないとステアの乗機にならん。胴体支柱周りもいろいろ工作してやる。 ![]() 胴体の番号はどこから拾ってきたものかわからないけれど、とりあえず原作通りに描いてみる。 |
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