ここはとある都内の幼稚園 園児も保父も少ない幼稚園ではありましたが皆とても仲良くしています。 一部を除いては 「はいみんなおはよう」 「おはようございますヴェノムせんせ♪」 ヴェノム先生は大学卒業したてホヤホヤの新米保父さんです。 『あさがお組』の先生で、皆に好かれまくっています。 「あ〜んヴェノムせんせ〜」 「どうしたんだいブリジット君?」 ブリジット君は何故か女の子用のピンクのスモッグを着ている ヨーヨーが得意な男の子です。 「闇慈くんがウチの事いぢめるんですぅ〜」 闇慈くんは踊りの家元の跡取り息子でいつも扇子を持ち歩いています。 しかもまだ5才なのに立派な近眼です。 「ダメだよ闇慈くん、ブリジット君いじめちゃ」 「だって先生俺本当のこと言っただけだぜ!!」 「本当のこと?」 「ブリジットはオカマだって」 「オカマじゃないですぅ〜!!仕方無いんです〜めいしんなんですぅ〜」 ブリジット君は泣き出してしまいました。 「あぁよしよし。闇慈くんそんな事言っちゃいけないよ!!」 「ヴェノムせんせがそう言うなら許してやるぜ!!ヴェノムせんせは俺の『 未来の愛人』だからな!!」 「…(最近の子供はよく分からないなぁ…また勉強し直さなければ)」 向こうではミリアちゃんとメイちゃんが遊んでいます。 「ミリアちゃんの髪の毛すご〜いw」 「そう?」 「みっミリアちゃん髪で積み木を砕いちゃダメだよ!!」 ヴェノム先生は大忙しです。 「黙れピエロ」 ミリアちゃんは年の割に大人び過ぎていてヴェノム先生はちょっと苦手です。 「…じゃあ積み木を片付けるんだよ?」 「αブレード!!」 言ってる側からチップくんが暴れています。 「誰か助けて…」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ……一方こちらはカイ先生が担当する『かみなり組』 (命名もちろんカイ先生) 「くぉらぁあぁソル!!何してるんですかぁあぁ!!」 カイ先生いきなり怒っています。 それもその筈、かみなり組には園内一番の悪(クソ)ガキ、ソル君がいるからです。 「なんだよ坊や」 「園児が保父を坊や呼ばわりするな!!」 どうやらアクセル君をパシリに使っていたようです。 「まぁまぁカイせんせ〜俺は気にしてないから」 「いけません!!子供の内からこんな事をしていたら ロクな大人にならないんですよ!?」 あんたもあんたでロクな大人になっていない気がするが…。 「それから幼稚園にオモチャを持ってきてはいけません!!それもそんな危険な!!」 ソル君が持っているのは子供の間で大流行りの『封炎剣』。 しかしマジで炎が出るのであぶなっかしいにもほどがあるという・・・ 「没収します!!」 「覚えてろよテメェ」 ソル君5才で大人以上のにらみを効かせます。 「まぁまぁダンナ落ち着いて〜」 「カイ先生ステキアル〜w」 紗夢ちゃんは有名中華料理店の娘でカイ先生ラブです。 「せせせせせせ先生助けて!!」 ザッパ君どうやら例の病気発動です。 「う…うあぁあぁあぁ〜!!」 「あぁ大変だポチョ君お願いします」 5才児には到底見えない体格を誇るポチョムキン君がブリッジ状態で何やら訳の 分からない事を口走るザッパ君を空にぶん投げます。 「帰ってくる頃には戻っているでしょう」 さすがベテランカイ先生。多少の無茶も心得ています。 さてあさがお組に戻りましょう 「ヴェノムせんせ〜絵本読んで下さぁいv」 ブリジット君はヴェノム先生にべったりです。 「あぁいいよ。どれかな?」 「これですv」 「えー…『政夫は由美子の足をゆっくりと開かせ由美子の密壷を…』って ぶっブリジット君何だこれは!!!!!!(滝汗)」 「大人の絵本ですぅ〜」 「こっこんなの子供は読んじゃダメなの!!」 「ぶぅ〜」 「ヴェノムせんせ俺の舞を見てくれよ!!」 「いえウチの新しく覚えたヨーヨー技を見て下さい!!」 「何だオカマじゃますんな!!」 「オカマじゃないです!!このろしゅつきょう!!」 「あぁあケンカは止めなさい!!」 ヴェノム先生心の休まる暇すらありません。 さてギルティ幼稚園、ひとしきり遊んだらお昼寝の時間です。  「はいみんな自分のお布団は自分で敷くんだよ〜」 「は〜い」 「おいアクセル敷け」 「ソル!!!!」 少し色々ありましたが皆無事布団を敷いて寝出します。 しかしやはりすぐには寝つけない子も居て… 「ヴェノムせんせ〜」 「どうしたんだいブリジット君?寝れないのかな?」 「ウチヴェノム先生が側で寝てくれなきゃ寝れません〜」 「あぁはいはい」 ヴェノム先生素直にブリジット君の隣に寝転がります。 しかしブリジット君寝ません。というか目すら閉じてません。 ヴェノム先生見つめっぱなしです。 「…あのブリジット君?」 「何です?」 「…とりあえず目を閉じようか」 「イヤです」 「嫌ってあのね…」 「だって…目を閉じたりしたらヴェノム先生のきれいなお顔が 見れなくなっちゃうじゃないですか…(キラキラ)」 「…お願いだから寝てくれないか…」 ヴェノム先生、自分が眠りたいぐらいです。 その頃カイ先生はというと  「ワタシカイ先生が側にいないと寝れないアル〜」 何処ぞの誰かと同じ事を紗夢ちゃんが口走っています。 「さぁとっとと寝なさいソル!!」 「るせぇ」 カイ先生はソルで手一杯のようです。 「あぁあぁあぁ犬怖ぇえ!!!!三つ子だぁ!!ぎゃあぁあぁあ〜!!」 ザッパ君はいつものように盛大に史上最大の悪夢を見ています。 たまに背中に犬だの剣だの出てくるので要注意です。 「ソル!!早く寝なさい!!」 「じゃあ俺の前から消えろ!!」 何とか子供達も寝付き、先生二人は職員室に戻りました。 少しの間ではありますが子供から解放される時間です。 「ふぅ疲れた…」 「紅茶でも煎れましょうか」 「あぁそうだな。君に任せるよ」 カイ先生が慣れた手付きで高そうなカップにこれまた高そうなお茶を注ぎます。 「…しかし子供というのは分からないものだな」 「何がです?」 「いや皆何故か一癖も二癖もある子達ばかりで…」 「そうですか?皆いい子ばかりですよ。ソルを除いてはね」 カイ先生高そうなカップが割れんばかりの勢いです。 「ま…まぁあの子はな…」 「全くあいつと来たら!!言う事は聞かないオモチャは 持ってくるは他の園児をいじめる、ろくな事をしません!!!!」 カイ先生青筋ピクピクです。 「ヴェノム君はいいですね…いい子達ばかりで」 「いや私の方も色々大変だよ?ブリジット君と闇慈君は ケンカばかりしてるしミリアちゃんは目が離せないし…」 「ブリジット君も闇慈君もヴェノム君が好きなんですよきっと」 「…そうなのかい?」 「子供ですからねぇ」 子供とはそういうものなのかと納得しかけるヴェノム先生。 いやいやあの子達がおかしいんですよ。  さてお昼寝も終わり、また遊ぶ時間です。 「じゃあ今日は折り紙をしようか」 「は〜い」 「ヴェノムせんせ〜上手く出来ねぇ〜」 「あぁ闇慈君貸してごらん」 「うっウチも上手く出来ません!!」 また争いが始まります。 「ソル!!ディズィーちゃんの積み木を崩しましたね!?」 「知らん」 とりあえずこれが日常的なので園は平和です。