ずっと…抱きしめたかった。
…ずっと抱きしめられたかった。
あの男のソルへの「償い」。ソルの中のギア細胞を書き換え、…ほとんど人間として生きられるように。これからの時間を人間として生き終わりを迎えられるように。そして、何が大切かを誰よりも知っているが為に、新たな命を産み出せるように―――女性としてその形を変えられたソル。記憶がそのままなのは過ちを知っているから。記憶すら書き換えられれば…楽だったのでしょうけれど。
もちろんソルそのものが変わったわけではない。だから…私は―――……
「……オレは誰になるんだ?…」
…そうだ。ソルはもともとソルではなかった。けれど…私にとっては
「貴方は貴方のままですよ。」
「……そうか…。」
そう…だから、だから…私は―――……私がいる。私でいられる。
後ろからその身体を抱きしめる。もう…戦う事のない、小さな細い身体。
――――本当はその姿になる前から抱きしめたかった。決してそう見せなかったけれど、時折暗に感じた脆さが怖かった。いつか壊れてしまうのではないかと…。だから……
「帰りましょう?」
「…ああ…」
戸惑いながらもはにかむような…柔らかな笑顔がとても嬉しい。
――――ずっと抱きしめられたかった…。諦めていた事なのに……――――失いたくねぇ…
「償い」と言う自己弁論。ソルはあの男から離れる事ができず最後まで思うまま――…自分の意志で動いているのに関わらず。…本当の自分を置いてけぼりだ。進まざるを得なかった自分の選んだ ――選ばされた道。
そして私もまた…もちろん自分の意志で動いてきた。だが―――――本当の自分をどこかに置きっぱなしで。
だからこそこれからはお互い本当の自分で、―――幸せになる為に…。
貴方が手の中にいるのに関わらず…失ってしまう事を考えて、恐れてしまうのは…。
きっと……自分の幸せを知ったから。自分の幸せに慣れていないから――――…◆◆◆
カイ×ショル。大体この設定(?)のつもり。
法力のほとんどが無意識に身体の保護に使われているので、自分では基本的な最低限の法術しかできませぬ。故に封炎剣も使えません。
前ほどではないが腕力はそこそこ。
2人で暮らすようになってからは思う存分自分曝け出しでお互いやりたい放題(爆)
ラブモード全カイの団長とイマイチ男を捨て切れていないがしっかり女の子なショル。
…無理な点はギア細胞とあの男にお任せ(爆)