グリンヒル学園物語U サブタイトル「ナナミの料理はどんな味?」
リヤン「ふぁぁぁぁーーーー。」
ジョウイ「珍しいね。君があくびなんて。」
リヤン「んーーー。何か変な夢見ちゃって・・・。」
ジョウイ「ふ〜ん。どんな夢なんだい?」
リヤン「あのね〜。ナナミの爆弾ケーキを無理矢理食べさせられた夢。」
ジョウイ「・・・・・・・ご愁傷様・・・。」
ナナミ「どう言う意味?それ・・・。」
いきなり後ろからナナミの声がしてジョウイとリヤンは心臓が飛び出すほど驚いた。
ジョウイ「ナ・・・ナナミ!?」
ナナミ「ふ〜んだ!!どうせ私の作る物は不味いですよ〜だ!!!」
キール「そんなことはないんじゃない?ナナミちゃん。」
キールの不意打ち攻撃・・・。
ナナミ「あ、キール先輩!!おはようございます。」
キール「ああ、ナナミちゃん。おはよう。リヤンとジョウイも。」
リヤン「おはようございます〜。キール先輩〜。」
ジョウイ「お・・・・・・、おはようございます。」
ナナミ「あ〜。キール先輩〜〜。聞いて下さい!!この2人、私の作った料理不味いって言うんですよ!!」
キールはおや、と言う顔をした。
キール「リヤンも言ったのかい?まあ、料理は女の子の嗜みだしね。」
グレミオ「坊ちゃん。どうしました?こんな所で。早く行かないと遅れてしまいますよ。」
ナナミ「グレミオ先生〜〜。」
イキナリナナミに抱きつかれグレミオは数歩後ずさった。
グレミオ「どっ・・・どうしました!?ナナミさん!!!」
ナナミ「料理教えてください〜〜。」
グレミオは何を言われるのかと思っていたので、このナナミの一言にキョトンとした。
グレミオ「・・・・・・はぁ・・・・・・・?私がナナミさんに料理をですか?」
ナナミ「うん。ジョウイとリヤンが私の料理不味いって言うんです〜。」
グレミオ「でわ、今日の放課後、調理室へ来て下さい。このグレミオ先生の特製シチューの作り方をお教えしましょう!!」
ナナミ「本当??じゃー今日の放課後、調理室で!!!」
ナナミはうきうきしながら、走り去っていった。
その後ろをジョウイとリヤンが追って行った。
キール「・・・頑張ってね。グレミオせ・ん・せ・い・・・。僕今日一人で帰るから。」
グレミオ「そ・・・そんな〜・・・一緒に帰りましょうよ〜〜・・・。」
キール「ナナミの料理は凄く不味いからね。僕は居たくない。」
グレミオ「ああ・・・。テオ様。坊ちゃんが〜〜、坊ちゃんが〜〜〜!!」
膝をついて、胸に手をあて、天を仰ぐようにして、祈っているグレミオ。
傍らであほらし、と溜息をつくマクドール家の坊ちゃん。
キール「グレミオも1回食べてみたらわかるよ・・・。あの不味さ・・・。あれってもう、料理の域越してるんじゃ・・・と思う・・・。」
グレミオ「・・・そんなになんですか?彼女の料理・・・。」
キール「ま、今日の放課後にわかるよ。じゃ、予鈴がなっちゃうから行くね。」
そう言って、先ほどリヤン達が入って行った入り口に向って歩いて行った。
−放課後−
ジョウイ「ね、ねぇ・・・ナナミ?僕らも行かなきゃだめなのかい?」
ナナミ「そうに決まってるじゃない!2人には私の作った料理を味見してもらうんだから!」
リヤン&ジョウイ「なっ・・・・・・なんだって〜〜〜!!!」
ジョウイ「あ・・・僕これから用事が・・・。」
リヤン「そう言えば僕今日夕飯の当番だっけ・・・。」
ナナミ「二人とも・・・帰ったら、ゲンカク爺ちゃん直伝花鳥風月・・・・」
リヤン&ジョウイ「うわぁぁぁぁぁーーー!!!ストッ〜〜〜〜プ〜〜〜!!!!」
ナナミ「なっ・・・何よ2人共!!いきなり大声なんか出して!!」
そんなこんなで3人は調理室へ向った。
一方、職員室では・・・
キール「僕は帰るよ。誰が何を言おうと帰るからね。」
グレミオ「そんな〜〜〜。ぼっちゃ〜〜〜ん」
キールの足に縋り付くグレミオ。
そこへ丁度フリックとビクトールが現れた。
フリック「?どうした?グレミオ」
ビクトール「?何やってんだ?キールに縋り付いて・・・。」
キール「あれ、ビクトール先生。生きてたの?」
ビクトール「?ああ、昨日の事か?あれあのあと気がついたらよ〜、保健室で寝てた・・・。ったく思いっきり殴りやがって。」
ビクトールがジト目でフリックを睨む。
フリックはそれを無視してグレミオの方へ向き直った。
フリック「で?グレミオ。一体どうしたんだ?」
グレミオ「実はですね・・・」
グレミオは泣きながら、事情を説明した。
ビクトール「・・・ほう・・・ナナミがねぇ・・・。」
フリック「こんな事言うのは失礼だが、ナナミも立派な女の子なんだな・・・。」
グレミオ「・・・お二人共、ここまで話を聞いたからには一緒に行ってくれますよねぇ・・・・・・・?」
フリック「・・・目がすわってるぞ・・・グレミオ・・・。」
ビクトール「俺はいいぜ、付き合ってやるよ。なあ、フリックよ・・・。」
フリック「ああ・・・俺も良いけど。」
キール「じゃ。2人共後は頼んだよ。じゃ。」
そう言うと、キールは疾風のごとく走って行った。
グレミオ「ああ〜〜・・・坊ちゃん〜〜〜・・・。」
泣き崩れているグレミオを引きずり、2人は調理室へと向って行った。
グレミオ「さて、ナナミさん。用意はいいですか?」
ナナミ「はい!!グレミオ先生!!準備O.Kです!!!」
かくしてグレミオのお料理教室が始まった。
部屋の端っこの方で4人が何やら話し合っていた。
ビクトール「おい、ジョウイ、リヤン。ナナミの料理って本当に不味いのか?」
ジョウイ「・・・不味いってもんじゃありませんよ。ふ・・・お二方も一度食べてみたらわかりますよ・・・・・・。」
リヤン「・・・そうだね。はっきり言って僕は食べたくないね・・・。あれ。」
フリック「・・・そんなになのか?」
ジョウイ「あ、信じてませんね。フリック先生。」
リヤン「僕なんかずっとナナミの料理食べてたんだから解るけど・・・。ジョウイはあんまり食べたことないよね・・・。」
ジョウイ「ま・・・まあね。」
フリック「なあ・・・。ナナミの奴、変なもんいれてるぞ・・・。何だあれ・・・?」
3人は思わずナナミを見た。
確かに何かを持っている。
ジョウイ「ナ・・・ナナミ・・・。何それ・・・?」
ナナミ「ん〜〜?これ?これはナナミちゃん特製の薬草だよ。」
リヤン「・・・・・・何かそこらにはえてそうな草に見えるのは気のせい・・・・・・?」
ジョウイ「・・・・・・き・・・奇遇だねリヤン。僕にもそう見えるよ・・・。」
ナナミ「そんな事ないもん!!これは本当に薬草だよ!!」
ジョウイ&リヤン「(・・・そう言う事にしておこう・・・。)」
ビクトール「で、本当に食えるんだろうなその薬草。」
ナナミ「当然でしょう!!」
グレミオ「ああ。ナナミさん。お鍋が!!」
見るとお鍋の蓋が盛り上がり、中の具があふれ出ている。
ナナミ「げっ・・・やばっ・・・!!」
ジョウイ「はっ、早く!!火消さなきゃ!!」
フリック「水っ水っ!!!」
ビクトール「お、おう!!」
調理室はナナミの失敗料理のお陰でめちゃくちゃになってしまった。
グレミオ「あああ・・・。調理室が〜。」
ビクトール「お、でも料理は無事みたいだぜ。」
ジョウイ「ほんとだ。けどこれって・・・。」
リヤン「ナナミの料理だよね・・・。」
ナナミ「ホンとだ・・・。まあ良いじゃん。食べてよ。」
ジョウイ「え・・・・。こ・・・・これをかい?」
リヤン「やめといた方が・・・。」
ナナミ「何?私の作った料理が食べれないって言うの?」
ビクトール「え・・・あ、いや、その、なんだ・・・。」
グレミオ「まあ・・・。一度食べてみましょうよ、皆さん。」
ジョウイ「え・・・って僕らもかい?もしかして・・・。」
リヤン「ぼ・・・僕は遠慮・・・」
ナナミ「食べないの?」
リヤン「ひぃっ、ああ、食べます食べます〜!」
ナナミ「よし。さて、皆、頂きま〜す。」
ジョウイ「いた・・・頂きます・・・。」
リヤン「・・・・・・・・頂きます・・・・・・・・・・。」
ビクトール「あ・・・ああ。頂きます・・・・・・・。」
ボソッと、
ビクトール(おいフリック、ほんとにこれ食べるのか?)
フリック(じゃないと・・・後でどんな目に会わされるか・・・。)
ビクトール(でも・・・これ料理と言うか・・・なんて言うか・・・。)
フリック(でも・・・よし・・・。ここは腹をくくって・・・。頂きます!!)
ナナミ以外全員が一口口の中にいれた。
ナナミ「どお?おいしいでしょう?」
ジョウイ「・・・・・・・・・・。」
リヤン「・・・・・・・・・・・。」
ビクトール「・・・・・・・・・・・。」
フリック「・・・・・・・・・・・。」
グレミオ「・・・・・・・・・・・・。」
しばしの沈黙の間・・・。
どたっ・・・
まず始めに倒れたのはフリックだった。
フリック「くっ・・・・オデッサ・・・・・。」
次に倒れたのはジョウイだった。
ジョウイ「しまった・・・・・・・・・・。」
次にリヤン・・・。
リヤン「・・・・・・・・・・・。」
グレミオ「・・・・・・ああ、坊ちゃん・・・・私は・・・・・・・(ガクッ)」
ナナミ「ちょっと〜。皆して最後の台詞残していくのはやめてよ・・・。第一何処がおいしくないわけ?これの何処が!!」
そんな中、黙々と食べているのはビクトールだった。
どうやらビクトールには味覚というものがかけているらしい。
所詮は熊だった・・・・・・。
後にこの4人は病院に入院する羽目になった・・・・・・・・。(哀れ・・・・)
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今回はフリック氏をたくさん出したかったので・・・・。
あと、熊さん(笑)
ナナミさん本当に料理が下手なのかは知りません・・・。
あと、最後の台詞はゲームから取りました・・・(笑)
(ちゃんと”・”の数もいっしょですよ〜〜♪
では、また〜〜〜。