グリンヒル学園物語 学園祭へようこそ!!
グリンヒル学園は1ヶ月後に開かれる学園祭の準備で慌ただしかった。
グリンヒル学園では年に1回こうして学園祭が開かれるのだ。
学園でのすべての行事は生徒会によって行われる。
その生徒会室でも学園祭に向けて日々取り組んでいるのであった。
リヤン「生徒会でも何か催し物をしましょうよ。」
キール「そうだね。しかし、予算が限られているからあまり派手な事は出来ないけどね。」
ジョウイ「・・・。リヤンは何やりたいんだい?」
リヤン「え〜〜と、女装大会!!」
ブッ・・・
ジョウイとキールは同時に吹き出した。
ジョウイ「げほっ、げほっ・・・。」
キール「・・・で、いったい誰が女装するんだい??」
リヤン「え。そりゃぁ〜、僕に決まってるじゃないですか!!」
ルック「・・・・・・・。」
アイリ「・・・・・・・。」
ジョウイ「で。何を着るつもりなんだい?リヤン」
リヤン「う〜〜〜んとね。ウエディングドレス!!」
ブブッ・・・
今度はその場に居る全員が吹き出した。
キール「・・・・・・・で。そのドレスは誰が作るんだい?もう学園祭まで日はないよ。」
ジョウイ「いや、リヤン。ドレスは僕が用意するよ。」
リヤン「本当?ジョウイ!!」
キール「何!?いいや。リヤン、僕が用意するから。」
ジョウイ「いいえ。僕が・・・!!」
キール「いいや、僕が用意する!!」
その喧嘩を端で見ていたルックとアイリは溜息をついた。
結局話し合いは1時間をようした。
ルック「・・・で、結局どうなった訳?」
リヤン「うん、結局、2人が用意してくれる事になったよ。」
アイリ「ふ〜ん。まあ、がんばんなよ。」
リヤン「は〜い。」
かくして、ジョウイとキールのリヤン強奪戦が始まった。
カミュー「・・・とまあこんな所です。どうでしょう?こうなったら我々教職員も何か催し物を・・・。」
クラウス「・・・なんと言いますか、あの子達らしいと言いますか・・・。」
テレ−ズ「まあ、面白そうなこと・・・。」
シュウ「ふむ。では、教職員も女装大会と行きますか・・・。」
カミュー&クラウス「え・・・・・・。」
シュウのいきなりの台詞にカミューとクラウスは目を丸くした。
テレ−ズ「それはやめましょう。真似してるじゃないですか。」
シュウ「そうですか・・・。」
クラウス「では、部活紹介と言うのはどうでしょうか?」
テレ−ズ「それはもうやったではないですか。」
カミュー「では、社交ダンス・・・もどきみたいなのはどうでしょうか?比較的今回は講堂を使う所も少ないですし・・・。」
シュウ「そうだな。理事長は何か意見はありますか?」
テレ−ズ「そうね。では今年は教職員と生徒のダンスパーティとしましょう。」
理事長であるテレーズの意見ですべてがまるくおさまったように思われた。
リヤン「わぁぁぁ〜〜〜。すっごく綺麗なドレス〜〜。ジョウイ、ありがとう〜〜。」
リヤンは純白のドレスを嬉しそうに眺めていた。
ジョウイ「サイズはぴったりだと思うよ。」
リヤン「早く着たいな〜〜。」
ルック「ホンとにこれ着る訳?」
リヤン「そうですよ。ルック先輩着たいですか?」
ルック「なに馬鹿な事いってんのさ・・・。」
リヤン「あれ〜〜?キール先輩は?ジョウイ。」
リヤンは部屋を見渡した。
確かにキールは居なかった。
リヤン「どこいったんだろう。お礼が言いたかったのに・・・。」
そうしてリヤンはキールを待っていたが、何時間たってもキールは帰ってこなかった。
その頃、ハイランド学園では・・・
ジル「ジョウイ様・・・。今ごろどうしているのかしら・・・。」
ジルはふぅと、溜息を吐きながら、公舎内の廊下を歩いていた。
ササライ「ジル先輩。ジョウイ殿に関する新たな情報が入りました。」
ジル「どんな情報?」
ササライ「はい、今度の○月××日に学園祭が行われるそうです。」
ササライの言葉にジルの目が光った。
ジル「学園祭・・・ですって?」
ササライ「え・・・ええ。あ・・・え〜とですね・・・。」
ササライは持っている紙をめくり始めた。
ササライ「あ。これこれ・・・。えっと、一般参加O,Kらしいです。」
ジル「そう。有難う。ササライさん。」
ササライ「ではジル先輩。僕はこれで・・・。」
そう言うとササライは去って行った。
ジル「・・・ふふふ・・・。ジョウイ様。待っていてください。このジル・ブライトが貴方様の傍に・・・・・・。」
その後ろにはルカ・ブライトがジルを観察してた。
ルカ「ふっふっふっ・・・。ジルよ、このルカ・ブライトを甘く見るなよ・・・。ふっふっふっ・・・。」
リヤン「さてっと。裾これくらい?アイリ〜〜。」
アイリ「そうだね。これくらい引きずっても構わないよ。」
リヤンは鏡の前で一度クルッと回ってみた。
アイリ「うん。後は化粧をするだけだね。」
リヤン「うん!!はぁ〜〜。早く学園祭にならないかな〜〜。」
アイリ「化粧は姉さんに頼んであるから安心しな。」
リヤン「姉さん?ああ、3年のリィナ先輩だね。」
アイリ「そう言う事。さ、早く脱ぎな。しわ作っちゃだめだからね。」
その頃のジョウイは・・・
ジョウイ「う〜ん・・・。どうしようか・・・。」
クルガン「・・・まさか、相手がリヤン殿とは・・・。」
ジョウイとクルガンがいる場所はアトレイド家の衣装部屋。
この衣装部屋には物凄い数の服がある。
それはすべてジョウイ1人の物だ。
ジョウイ「・・・何を着よう・・・。」
クルガン「・・・一体どのようなドレスなのですか?そのドレスにあった物を御召しになられては・・・?」
ジョウイ「それはわかってはいるんだが・・・。」
ジョウイはさらに迷っていった。
その頃のキールは・・・
キール「・・・ジョウイには負けたくないからね・・・。しかし・・・・・・何を着ようか・・・。」
グレミオ「リヤンさんがお相手なら豪華に行かなくてはいけませんねぇ・・・。」
この2人が居るのもマクドール家誇る衣装部屋ならぬ衣装小屋・・・。
マクドール家の家の裏にある小屋(キールに言わせれば、並みの家でも、小屋に近い。)だ。
数時間前から物凄い量の衣装とにらめっこしていたキール。
さすがに疲れたのか、グレミオのいれた紅茶を啜りながら溜息混じりな息を吐いていた。
キール「何かもうしんどくなったから、衣装決めは明日にしよう。丁度明日は日曜日だし・・・。」
そう言ってキールとグレミオは小屋(キールに・・・以下略。)から出て行った。
その頃のジル・・・
ジル「は〜〜。ジョウイ様にお会いするのに何を着ていこうかしら・・・。」
ここにも服とにらめっこしている人が一人。
ルカ「ジ〜〜〜ル〜〜〜!!!何度言ったら解るんだ!!あの男の所には行くなと言っているだろう!!!」
ジル「あの男、あの男って、あの方には立派なジョウイ様と言うお名前がありますのよ!!それなのにお兄様ったら!!!」
ルカ「うるさ〜〜い!!!あんなブタ、この俺様が始末してくれる!!はっはっはっはっはっ・・・ブタは殺す!!!」
そのルカの言葉に完全にキレたジル。
その2人を必死で止めようとするササライとソロン。
2人の声は届かず、そのまま・・・・・・・・・・・・・・。
−学園祭当日−
リヤン「わぁぁ〜〜〜。一杯出店が並んでる〜〜〜。後で行こうね、ナナミ、ジョウイ〜〜!!!」
ジョウイ「ああっ、そんなに走ったらこけるよ。」
リヤン「だ〜いじょうぶ〜〜。こけな・・・ぶっ・・・。」
どてんっ
???「ああっ・・・。すまない。怪我はないか?ん?リヤン君。」
リヤン「あ・・・フッチ先輩。」
リヤンがぶつかったのは3年のフッチだった。
フッチ「大丈夫かい?怪我は・・・?」
リヤン「あ、大丈夫です。先輩こそ大丈夫ですか?」
フッチ「ううん。大丈夫だよ。ごめんね。ちょっと急いでたんだ。じゃ、又ね。リヤン君!!」
フッチは駆け足で去って行った。
ジョウイ「全く。走っちゃだめだよ。リヤン。」
リヤン「は〜い。あれ?ナナミは?」
ジョウイ「あれ?さっきまで一緒にいたのに・・・。何処行ったんだろう・・・。」
リヤン「ま。いっか。早く行こうジョウイ。」
講堂へ着いた2人。
リヤン「あ。キール先輩だ。キールせんぱ〜〜い!!」
ジョウイ「・・・(呼ばないでよ、リヤン)」
リヤンの声に気付いたキールはこちらに近づいてきた。
キール「やぁ、おはよう。リヤン、ジョウイ。」
カミュー「後は・・・アイリ君とルック君だね。」
ルック「・・・さっきから居ますよ。先生。」
その場に居た全員が後ろを振り返った。
4人「ルック・・・君(先輩)いつの間に!?」
キール「(・・・侮れない・・・。)」
リヤン「わぁ〜〜。ビックリしました〜〜。」
アイリ「おっはよ〜〜。あれ?どしたの皆。」
カミュー「やあ、おはよう。アイリ君。」
リィナ「あら、おはようございます。皆さん。」
リヤン「あ、リィナ先輩。」
リィナ「あら、リヤン君。今日は貴方のお化粧をするためにきました。よろしくね。」
リヤン「はい!!宜しくお願いします!!」
ここはアニメ部・・・。
ニナ「ねぇ。ナナミちゃん。今回の新刊は何?」
ナナミ「え〜〜とね。ジョウ主と坊主だよ。そう言うニナちゃんはなに?」
ニナ「え?私は熊青と青赤だよ。ちょっと寄り道して今回は赤青もやってみたの。」
ナナミ「そっか〜。ニナちゃん青雷総受けだもんね。」
ニナ「そう言うナナミちゃんも主人公総受けだね。」
ナナミ「でね。今度のイベントには〜、シュウ主とか予定してるんだ〜。」
ニナ「ヘ〜。私はフッチルックとか予定してるよ〜。」
ナナミ「え〜〜。まじ?原稿できたら見せてね〜。」
ニナ「そう言うナナミちゃんも見せてね。あ、あれだったら今度の休みの日に泊まりにこない?」
ナナミ「うん。いくいく〜〜。2人で修羅場だね〜。」
何なんだここは・・・。
専門用語の飛び交う2人の会話・・・。
アニメ部の展示室はまるでコミケの会場だ・・・。
多分ニナとナナミの趣味だろう・・・。
そんなこんなで、ここはグリンヒル学園正門。
キキィーー
ガチャ
ジル「は〜〜。ジョウイ様・・・。待っていてくださいね。」
ササライ「ジル様。では、夕方3時にお迎えに上がりますので・・・。」
ジル「ええ。宜しくお願いしますわ。くれぐれもお兄様には見つからないように・・・。」
ササライ「はい。」
そう言うとササライはジルを乗せて来た車で帰って行った。
ジルは正門の方を向いた。
今日のジルはルカに見つからぬように今日の服装は少し貧素にした。(ブライト家の”貧素”は、端から見ればかなり豪華な服だ。)
ジル「ふふ・・・。ジョウイ様・・・。」
端から見れば怖いものだ・・・。
講堂ではすでにリヤンの女装(?)大会が始まっていた。
ジル「ジョウイ様・・・。何処におられるのかしら・・・。」
その時、会場内からひときわ大きい歓声が響き渡った。
ジル「?何かしら・・・・・・。ああっ・・・あれはジョウイ様・・・。!!だ・・・誰ですの。あの女は・・・!!」
あの女=リヤンの事だ・・・。
ジル「・・・ジョウイ様・・・・・・。」
ナナミ「リヤン〜〜!!綺麗だよ〜〜!!」
ジル「?リヤン?」
ナナミ「?どうかしました?」
ジルの呟きに対し、ジルがナナミに問い掛ける。
ジル「あの真中に居る子は・・・リヤンとおっしゃるんですか?」
ナナミ「そうですが・・・。」
ジル「リヤンと言う事はあの子は男の子なんですか??」
ナナミ「そうだよ。リヤンは私の弟だもん。」
ジル「そう・・・でしたか・・・。」
ナナミ「?」
ナナミはジルの顔を覗く。
その瞬間、ナナミは驚いて逃げて行った。
ジルは物凄い目をしていたからだ。
−夕方−
リヤン「今日は楽しかったね。」
ジョウイ「ああ。リヤン。君も可愛かったよ。・・・以外に・・・・。」
これじゃ愛の告白じゃん。
リヤン「本当〜?嬉しいな〜〜。」
ジョウイ「で・・・さ。前々からいいたかったんだけど・・・」
何かを言おうとした時、後ろから声をかけられた。
ジル「ジョウイ様・・・。」
ジョウイ「・・・?誰?君・・・?」
ジル「なっ・・・そんな・・・私の事お忘れになったんですか??」
ジョウイ「え・・・。え?どう言う事?」
ジルショッーーク
ジル「そんな〜〜。本当に忘れてしまったのですか?」
ジョウイ「すまない・・・。思い出せない・・・。」
ジル「・・・・・・そうですか・・・。でわ覚えておいてください。私はブライト学園2年、ジル・ブライトですわ!!」
ジョウイ「は・・・はあ・・・。」
ジル「非常に辛いですが、もう私帰る時間になりましたので・・。ジョウイ様・・・、又会いに来ますわ!ではごきげんよう!!」
そうしてジルは走り去って行った。
ジョウイ「何だったんだ・・・。一体・・・。」
そこに残されたのは途方に暮れる2人だった。
キール「さて、グレミオ。」
それまで3人の様子を影で見ていたキールはすくっと立ちあがり、グレミオを呼んだ。
キール「帰ろう。あの2人も帰るみたいだし。」
グレミオ「しかし何だったんでしょう、あのジルという娘。確かブライト学園がどうとか言ってましたね。」
キール「僕はあの娘の事知ってるよ。」
グレミオはさすがに驚いていた。
グレミオ「ええっ・・・。」
キール「変な誤解しないでよ。彼女はブライト学園校長、ルカ・ブライトの妹にあたる方だ。顔を知っていて当然だろう?」
グレミオ「ああっ。それで何処かで見た顔だな〜、っておもってたんですよ・・・。」
キール「まあいいさ。愛に学校その他は関係ない・・・。さ、早く行こう・・・。」
・・・・・・キザ・・・・・・。
グレミオは一瞬そう思った。
間違いなく口にしていたら殺されいる所だ・・・。
さて、こうして学園祭と言う1日が終った。
しかし、次の日、ブライト学園、校長室に2人の男女が呼び出されていた。
その2人とは、ジルとササライだ。
ジルは前日、グリンヒル学園に居た事がルカにばれたのだ。
そうして今だ2人の喧嘩は続いているのであった。
その部屋の端っこには蹲って怯えているササライが居た・・・。
はっはっはっ・・・。何かこれあんまり意味解らん・・・。
次はバレンタインとホワイトデーネタを考えています。
ホワイトデーと言ったら・・・私今年後輩からバレンタインもらったんでお返しせねば・・・(後輩=女子・・・。それで私も女子です・・・・・・。)
では。また感想とう頂けたら感激です!!!!