ニナ「フリックせんせーーー!!!」
フリック「う・・・うあ”ぁぁぁーーーーーーーーー!!!」
ニナがフリックに恋心を抱いたのは○ヶ月前・・・。
それからは毎日この調子である。
それを端から見ていたビクトールが呟く。
ビクトール「ったく・・・。毎日毎日よく飽きないもんだな・・・。」
ヒックス「フリック先生。おはようございます!」
テンガール「おはよう。フリック先生。」
それまで追っかけまわされていたフリックがヒックスとテンガールの前で足を止めた。
フリック「よ・・・よお・・・。お二人さん。」
ニナ「フリック先生〜〜〜。私のお弁当うけとってくださ〜〜い〜〜。」
ビクトール「よお。フリック。毎朝ご苦労なこった。はっはっはっ・・・。」
フリック「わ・・・笑うな!!!馬鹿熊ーーーー!!!」
ばきっぃ
フリック、ビクトールに対し、ダメージ500のクリティカルヒット。
そして又逃げるフリック先生。
テレーズ「・・・・・・・・・。ニナも困ったものね。」
シュウ「・・・・・・・・・・。」
クラウス「春・・・・何ですかね・・・。」
シエラ「クラウス〜〜。今日の帰りに一緒にディナーに行かぬかえ?」
シエラが後ろからウラウスの腕に抱き付いてきた。
クラウス「シ・・・シエラ先生・・・!!!」
シエラ「どうじゃ?クラウス。」
クラウス「はっ・・・はい。ぜっ・・・是非・・・・・。」
どうやら未だにシエラに頭の上がらないクラウス。
キキィーー
丁度その時、後ろの方で車の止まる音がした。
シード「着きましたよ。ジョウイ様。」
ガチャ
車の中から降りてきたのは、ナナミ、続いてジョウイ、そして最後にリヤンだった。
ナナミ「くぅーーー。今日も1日ガンバロー!!」
ジョウイ「ナナミ・・・。朝からよくそんなに元気で入られるね・・・・。」
リヤン「本当に・・・。」
ナナミ「なんか言った?2人共・・・。」
ナナミの睨みつけで2人は小さくなっていく。
クルガン「まあ。ナナミ殿。落ち着いて。」
ルック「邪魔・・・・・・。」
いきなり後ろから聞こえた声にその場にいた5人は硬直する。
リヤン「やあ。おはようルック君・・・・。」
ルックはリヤンを見たが、ふいとと顔をそらした。
シード「やいこらてめぇ!!!何が”邪魔”だ!!よけて通りゃいいじゃねぇか!!!」
ルック「邪魔なものを邪魔って言って悪い?」
あ〜あ。又始まった・・・。
このところいつもこれだ・・・。
ジョウイとリヤンはため息をついた。
キール「やあ。おはようリヤン。ジョウイ君にナナミちゃんも。」
ジョウイは声のする方をみやった。
この声には聞き覚えがある。
そう、このグリンヒル学園生徒会会長、キール・マクドール。
リヤンと幼馴染であるジョウイはキールの事をあまりよく思っていない。
リヤンも最近はキールの話ばかりする。
こいつは嫌いだ。
それがジョウイが彼、キール・マクドールに対する第一印象だった。
リヤン「あ。キール先輩!おはようございます。」
ジョウイ「お・・・おはようございます。」
ナナミ「おはようございま〜す。キール先輩〜。」
キール「さあ。リヤン。後ろは(シードとルックの事)ほっといて、早くしないと遅刻になっちゃうよ?」
リヤン「は〜い。さ、ジョウイ、ナナミ。早く行こう〜!」
ジョウイ「あ・・・うん・・・・。」
ルック「ったく・・・。朝からいらない体力使ったよ・・・。」
そうして4人は後ろを見た。
そこには焦げ焦げになって伸びているシードがいた。
ジョウイ「・・・・・・・大丈夫かな・・・・・・」
ナナミ「だーいじょうぶだって。さ、早く行こうよ!!」
そうして5人は去って行った。
後に残ったシードは呟いた。
シード「・・・・・・・ったく・・・・・・・・。あのガキィ・・・・・・いつか殺す!!」
クルガン「何を馬鹿な事を・・・・・・。ほら、早く帰るぞ。」
そう言ってクルガンシードを引っ張って帰って行った。
こうして、グリンヒル学園の1日が始まった。
テレ−ズ「良い天気ですね。校長先生。」
シュウ「そうですね。理事長。」
こののんきな会話が成り立っている場所こそ、グリンヒル学園の中庭にある日本(?)庭園だった。
この学園は外からではわからないが物凄い面積を持った学園なのである。
ドッカーーーーン!!!!
いきなり地響きがする。
テレ−ズ「・・・・・・・科学室・・・・・・・かしら・・・・・・・?」
シュウ「・・・・・・科学室ですね・・・・・」
科学室の方から生徒の叫び声が聞こえてくる。
シュウ「学園管理室の方に伝えましょうか?」
テレ−ズ「・・・・そうしてちょうだい・・・・」
そこで携帯電話の登場。
シュウは素早く電話をした。
そのお陰で何とか大きい被害は免れたようだ・・・。
−お昼−
リヤン「キール先ぱ〜い。ジョウイ〜。今日はどこで食べる〜?」
キール「屋上にしよう。」
ジョウイ「・・・・・」
リヤンが屋上に突っ走って行く後ろをキールとジョウイは足早に追った。
そのころ・・・
ナナミ「ったーーーーく!!!キール先輩はいないし、ジョウイも何時の間にかいなくなっちゃってるし、リヤンもいないし・・・。どこ行ったのよーー!!」
ナナミ様ご乱心・・・・だったりする・・・・。
屋上の3人が食べ終わった頃、ぜいぜいと息を切らしてナナミが現れた。
ナナミ「なーーーんで3人共屋上に居るのよ−−−−!!!!!」
リヤン「キール先輩が屋上で食べようって言ったから・・・・。」
ナナミ「そーゆーことを聞いてるんじゃなーーーーい!!どうして毎日違う場所でお昼食べてるのかって聞いてるのよ−−−−!!!!」
キール「・・・ナナミちゃん。今日は大事な話があったんだ。それで・・・・・・・」
ナナミ「・・・・・・・・・確か昨日もそんな事言ってませんでした?」
キール「そんな事はない。」
ナナミ「・・・・ま、いいけど〜・・・。あっ。そうそう、さっきカミュー先生と会ったんだけど、今日放課後生徒会室でーだって〜。」
キール「そう。有難う。ナナミちゃん。」
キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン
リヤン「あ。予鈴だ・・・。」
キール「本当だ・・・。じゃリヤン、ジョウイ、又放課後に・・・。」
そう言いながらキールは帰って行った。
ジョウイ「早く帰ろう。リヤン。君次の時間何?」
リヤン「え?次?次は生活。グレミオ先生だよ。そう言うジョウイこそ次の時間何?」
ジョウイ「僕は美術。」
ナナミ「うあ〜。ナルシー先生達だね・・・。私のクラスはヒックス先生だよ、現国の。」
そうして3人は帰って行った。
−放課後−
カミュー「では、今日の生徒会は終了、皆気をつけて帰るんだよ。」
リヤン「カミュー先生。これ今日の調理実習で作ったお菓子なんですが、良ければ食べてください。」
カミュー「有難う。リヤン君。でわお言葉に甘えて頂いていくよ。」
カミューはお盆にティーセットと先ほどリヤンがあげたクッキーをのせ、体育館の方へ歩いて行った。
リヤン「先生どこに持って行くんだろう。」
リヤンが不思議そうにカミューの後姿を眺める。
ジョウイ「恐らくはマイクロトフ先生の所だよ。あの2人は昔からの親友らしいからね・・・。」
リヤン「へ〜〜〜。そうなんだ。」
ジョウイ「さ。リヤン、早く行こう。ナナミが待ってるよ。」
リヤン「そうだね。じゃ、キール先輩。また明日。」
キール「ああ。また明日。」
ジョウイ「でわ失礼します。」
ジョウイはキールに一礼し、先に教室を出て行ったリヤンを早足で追った。
ナナミ「お〜そ〜い〜。2人共〜。」
ジョウイ「ごめんごめん。」
リヤン「早く帰ろうよ〜。」
歩いて帰る3人の後をストーカーのように追う人影がいた。
ジル「ああっ・・・ジョウイ様・・・!!今日もお美しい・・・。」
彼女の名はジル・ブライト。
あろうことか、敵対しているブライト学園の校長の妹である。
ササライ「・・・ジル様・・・・・・。そろそろ帰りませんか?またルカ校長が・・・・・・って、うあぁぁぁぁーーー!!!」
ジル「??」
ルカ「ジ〜〜〜ル〜〜〜〜。」
ジル「あらお兄様。どうかなさいました?」
そこに立っていたのは紛れもなくブライト学園校長、ルカ・ブライトであった。
ルカ「ジル!!あれほどあの男の所には行くなと言っているだろう!!!しかもここはあの忌々しいグリンヒル学園の校区!!!」
ジル「別に良いではありませんか。愛に校区など関係ありませんわ!!」
ルカ「あっ・・・・愛だとう!!!あんなブタのどこが良いんだ!!」
ジル「いくらお兄様でもジョウイ様をブタよばわりするのであればこの私、ジル・ブライトの名にかけて許しませんわ!!」
そうして世にも恐ろしい喧嘩が始まろうとしていた。
ジョウイ「・・・・・・??」
ナナミ「どしたの?ジョウイ。」
ジョウイ「え・・・いや。今何か悪寒が・・・。」
リヤン「風邪かな?」
ジョウイ「そうかもしれない。」
ナナミ「早く治してね。あ、何だったら、ナナミちゃん特製風邪薬あげるけど・・・・?」
ジョウイは慌てて断った。
ジョウイ「あ・・・いいっ・・・!!」
ナナミ「そお?結構効くんだけどな〜」
そんなもん飲んだら死んでしまう・・・。
そう思ったジョウイ。
あれこれしている内にもうすぐ家だ。
ジョウイ「じゃ。ナナミ、リヤン。また明日。」
ナナミ「うん。じゃあね。」
リヤン「ばいば〜い。ジョウイ。」
こうして平和な1日(?)が過ぎて行った。