戦いの果てにある物


ルカ・ブライトを倒し、戦いに疲れた者達は平和な日々をすごす・・・はずだった。

「マクドールさんを迎えに行こう!!」

ファルガイア軍のリーダー、リュウエンの一言で一行はグレックミンスターに訪れる事になった。

そしてここはトランへ通じる森の中・・・。

その日のパーティーはフリック、テンガール、ヒックス、シーナ、ビクトール、そしてリュウエンの6人だった。

「それにしても・・・、なんかなぁ・・・。」

「どうした?リュウエン。」

パーティーを見まわしたリュウエンが首をかしげた。

それを見たビクトールは同じ様にパーティーを見た。

「何か、元解放軍ばっかり・・・。」

「まぁな、皆シュンレイに会いたいんだろう・・・。多分。」

「ふ〜ん・・・。」

「どうしたの?リュウエン。」

「あ、テンガールさん。」

テンガールの後を追ってヒックスも来た。

「どうかしたのか?」

それに続き、フリックとシーナも近寄ってきた。

「ううん。なんでもないよ。早く行こう!!」

「・・・・・・・」

顔を真赤にしながらリュウエンは走っていってしまった。

「ったく、やれやれ・・・。」

そう言いながら、5人は先ほどリュウエンが走って行った方へ歩き始めた。

その時だった。

「うあああーーーー!!!!」

先に行ったリュウエンの叫び声が聞こえた。

5人は走った。

「リュウエン!!!」

そこにはモンスターに襲われているリュウエンの姿があった。

しかし、様子が変だった。

モンスターが動かない・・・。

5人はリュウエンに近寄った。

5人が近寄ったと同時にモンスターは倒れた。

「ふ〜。ん?」

「あ・・・。」

そこに立っていたのはトランの英雄、シュンレイ・マクドールだった。

「?何?皆して、どうしたの?」

「ま・・・マクドールさん・・・。」

「坊ちゃん〜〜。大丈夫ですか〜〜?」

シュンレイの後ろから現れたのは、シュンレイが幼い頃から傍にいるグレミオだった。

「おや。皆さんおそろいでどうしました?」

「・・・・・・ッたく・・・。脅かすなよ。」

ぽんぽんと汚れた所をはたきながら、リュウエンは立ちあがった。

「マクドールさん。どうしてここに?」

「ん?ああ、丁度グレミオに稽古つけてもらってたんだ。」

リュウエンは周りを見渡し・・・

「こんな所でですか?」

「ここはモンスターの出現率が低い方なんでね。」

「そうなんですか、知らなかった・・・。」

「こんな所ではなんですから屋敷の方にいらっしゃってください。」

そう言うとグレミオは先頭をきって歩き出した。

 

「え?僕が?」

シュンレイは驚いて声をあげた。

「はい、最近王国軍にあのレオン・シルバーグが味方についているんです。ユーバーも・・・。」

「レオンねえ・・・。あいつが向こうにについたとは・・・。」

シュンレイは少し考えるような仕草をして、

「よし、いいよ。僕の力が少しでも役に立つのなら喜んで協力しよう♪」

「本当ですか?」

そのシュンレイの言葉を聞いたグレミオは慌てて

「そ、そんな、坊ちゃん!」

「グレミオ・・・。心配しなくてもいいよ。もう僕は大丈夫だから・・・。」

「坊ちゃん・・・。」

「そんなにしめっぽくするなよ、グレミオ。もうシュンレイもあの時とは違うんだからよ。」

そう言ったのはビクトールだった。

「おっじゃましま〜す。」

ばたんとドアが開き、入ってきたのはシーナだった。

「よう、シーナ、宿の方はどうだった?」

「ばっちり!」

ブイッとブイサインをするシーナ。

「何?宿とってきたの?家に泊まれば良いのに・・・。」

「良いですよ。一晩だけだし。あ、お茶ご馳走様でした。じゃあ、マクドールさん、また明日。」

「あ、リュウエン、ちょっと遅れて行ってもいいか?」

「?いいですよ。じゃあ宿の方でまってます。」

フリックはちらっとシュンレイの顔を見た。

「じゃあ部屋で聞くよ。それで良いだろ?フリック。」

「ああ。」

 

「なあ、シュンレイ、本当に良いのか?今回の事・・・。」

「しょうがないだろ。相手はレオンとユーバーなんだし・・・。それに・・・」

シュンレイは少し口篭もった。

「?それに?」

「それに、そうすればフリックに毎日会えるしね。」

シュンレイはそっと近づいてきて、フリックを抱きしめる。

「シュンレイ・・・。」

背丈ではフリックの方が高いため、シュンレイをすっぽり包む形になる。

「こんな事してたらホンとにオデッサさんにのろわれるね。」

「なっ・・・(/// ///)」

顔を真赤にしてフリックが講義の目をする。

「さ、フリック、皆が首を長くしてまってるよ。早く帰ってあげなよ。」

「あ、で・・・でも・・・。」

「明日も明後日も・・・、いつでも会えるんだから・・・。」

シュンレイはニッコリ微笑んで言った。

「ああ、解った。じゃあまた明日な。」

「フリック・・・。」

部屋を出ようとしたフリックを無理矢理こちらを向かせる。

そして触れ合うだけのキス・・・。

「な、なななな・・・・(/// ///)」

「また明日♪」

扉を開けて、

「・・・・・・・・・。」

「え・・・・?」

そしてシュンレイはフリックより先に部屋を出ていった。

「・・・・・・・・・ったく・・・・・。」

一人残されたフリックは今しがたシュンレイが出ていった扉を見つめていた。

そして先程シュンレイが部屋を出て行く時に言った台詞・・・

”アイシテル”

その言葉を思い出しながらフリックはマクドール宅を後にした。

 

 


 

これは或香 唯様に捧げた小説です。

何かフリ坊と言うよりは坊フリっすね・・・。ちょっとばかり修正しました。

(題名部分とか・・・。)

 

誰か私にも何かください・・・・・・・・・・・・。

しくしく

 

或香 唯様のHP・・・はここから

 

by Syuichi‐Asagi

 

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