「健ちゃん、あのね、お父さんが話があるって言ってるの」
この物語はそこから始まった
白河氏。コンクールの前夜、
ほたるとの約束を果たすために夜の動物園にほたるを誘ったとき僕らの前に立ちはだかった大きな壁
ほわちゃーんぱんちに敗れ去ったあの人・・・・
確かに僕は非常識だった。
でも、あの時ほたるを誘わなかったらきっと今の僕らはなかっただろう
ほたるが留学から帰ってきた後に何度か会ったことはある
でも、いつもこわい顔で僕をにらんでいた
一体なんだろう?
白河家の居間に通されるとそこにはほたるの父が座っていた
「座りなさい」
白河氏は静かに言った
「あ、はい」
僕は椅子に腰をかけた
「今、君は体育の教師をめざしてるそうだな?」
そう、僕は大学に進学して体育の教師をめざしている
「はい・・・そうです」
「・・・私が初めて君にあったのは、君がほたるを連れ出した夜だった」
突然白河氏は語りだした
「最初、君がにくかった。娘を苦しめた男だからね・・・」
事実、僕とほたるはあの時恋のピンチに直面していた
「でも、ほたるは君をずうっと思い続け、とうとう留学まで途中で帰ってきてしまった」
「・・・・・・」
「だけどほたるは帰ってきてから今までになく嬉しそうだった。前より生き生きとしていた」
「・・・・・・」
「一つ・・・聞いてもいいかな?」
白河氏は僕の目をじっと見つめた。僕も白河氏の目を見つめていた
「ほたるのことを・・・・愛してるのか?」
「はい、かけがえのない・・・人です」
それを聞くと白河氏は満足そうな顔でこういった
「一つ・・・頼みがあるんだが・・・」
「何で・・・しょう?」
すると白河氏は目を閉じてゆっくりと言った。
「私の・・・息子になってくれないか?」
「え?」
一瞬何を言われたか解らなかった。
「つまり・・・娘を・・・ほたるの事を頼んでもいいかね?」
「・・・・・・・・・」
僕は大きく深呼吸をしてハッキリと言った
「はい!いつまでも・・・いつまでも任せてください!」
そのころ、居間のドアの前ではほたるが真っ赤になって立っていたそうだ
こんにちは。私ゼピュロスの初SSです。
何か文章が下手な駄文のようですがほたるの父が出てくるSSを書いてみたかったんです