第1話10月1日
何だ・・・・ここ?
俺はベンチに座っていた
何で座ってるんだ?
いや、第一俺はどこにいるんだ?
辺りを見回すと大きな観覧車が見える
遊園地・・・・なのか・・・・?
「ねえ、弘晃、何ぼおーーーっとしてるのよ?」
何だ?
何か聞こえてくる
どこからだ?
「さ、今度はあの観覧車に乗ろ!」
まただ
「どこに・・・いる?誰だ?誰なんだ?」
すると後ろに気配を感じた。
俺は振り向いた
が
突然目の前の視界がブラックアウトした
気がつくと俺は布団の中にいた
汗でびっしょりとシャツが濡れている
「また・・・・夢か・・・」
このごろ同じ夢を立て続けに見る
でも、別に悪夢というわけではなさそうだ
何か懐かしく
そして無性に悲しくなる
そんな夢だ
「一体・・・・何なんだ・・・」
窓の外を見ると小雨だった
「雨か・・・嫌だな・・・」
俺は雨が嫌いだ
何故かはわからない
でも、大嫌いだ・・・・
俺はカーテンを閉めた
明日も学校がある
さっさと寝よう
俺は床についてから思った
シャツ・・・着替え忘れた・・・
俺は、女の子によくもてる
これは自慢ではない
でも実際、この学校に入学してから告白をしてきた女子は10を越える
でもみんな振った
「ねえ、大崎君」
別に嫌いというわけじゃない
でも・・・
「ねえってばぁ!」
何か
俺は女の子とつきあう資格なんかがない
そんな気がするのだ
だから俺はみんな振った
「いい加減にしろっ!」
俺の右頬に激痛が走った
「痛っ!何するんだ?南部
」
南部と呼ばれた少女は頬をぷうーっと膨らませている
「何回も呼んだ」
ぷいっと南部さやかは横を向いた
「悪かった悪かった」
俺はとりあえず謝った。南部はとりあえず機嫌を直したのだろう
「別に・・・いいけど、何で無視したの?」
「え?・・・・」
「え?・・・・ってぼうっとしてたよ」
南部は弘晃の顔を不思議そうにのぞき込んでいる。
「別に無視してたわけじゃないんだ。ただ考え事をしていただけさ」
「ふーん、どんなこと考えてたの?」
「別に・・・まあ、あえて言うなら・・・・」
すると電車がホームに着きドアが開いた。
「あ、着いた。行くか・・・・」
俺は電車の外へ飛び出した。
「あ、ちょっと待ってよ」
南部が後ろから叫ぶ。
しかしそんなことを言われても戻れないんだし・・・
「あ、智ちゃんちょっと待ってよーー」
にたような台詞が聞こえたが南部の声ではなさそうだ。第一俺は弘晃だ。
そんなことを考えながら俺は電車から降りた行列に流されていった
緩い坂道を上り、俺は澄空学園をめざした
まわりを見るとカップルと思わしき男女がいちゃつきながら歩いている
ただ・・・飼育係だの、ウミガメだの、意味不明な単語が聞こえる
昔話でもしてるのだろうか?
「ちょっと大崎君!なんで駅から出たところで待ってくれないのよ?」
南部が追いついてきたようだ
「だって待ってたら遅刻するよ・・・・」
「待ってたらってまだ10分あるよ?」
ふと、さっきのカップルのうち男が行っていた台詞を思い出した
「たかが10分・・えっと・・・されど・・・10分!」
「はあ?」
く・・・ダメか・・・ごまかせない・・・・
そんなことを考えていると南部は
「まあ、今日が古語テストって覚えてたから急いでるんだよね」
え?・・・
「もし合格しなかったらペナルティが厳しいからね・・」
わ、忘れてた・・・・
「い、急ぐぞ!南部!」
俺は走り出した。
「え、あ、ちょ、ちょっと待ってよ」
後方よりそんな声が聞こえた。
しかし、今の俺には古語テストのことしか頭に残っていなかった。
さて、ここで南部さやかと俺の関係について話しておこう
話は半年ほど前にさかのぼる
「ちょっと・・・・いいかな?大崎君」
そう言って彼女はあの日声をかけてきた
南部さやかはポニーテールであり活発な感じがする女の子だった
第一印象は一言で言うとかわいい・・・・だった。あと、懐かしいという感じだった
「ん、何?」
「あの・・・ここじゃ何だから・・・廊下に・・・」
その後、俺は彼女に告白された
彼女はかなり男子から人気があると聞いていた
そういう俺も女子には人気が高いらしいが・・・
でも・・・俺の答えはいつも決まっていた
つまり振ったのだ
たいていの女の子は打ちひしがれて去っていく
しかし、彼女は違った
「じゃあ、友達から始めよう!」
これにはまいった
つまり「あきらめていない」と宣言されのだ
それからというもの彼女は毎日のように俺と一緒に登校するようになった
もともと通学途中の電車の中で惚れたらしい
というわけで電車の中で毎日会い一緒に登校する
しかもクラスが同じなのだから性質が悪い
俺は教室に付くと一心不乱に古語の勉強を始めた
以外と単語が頭に入ってくる
この調子なら合格できそうだ
と、思ってると
「ええっ!逃がしちゃったのぉ?」
悲鳴にも似た声聞こえた
く、何事だ?誰が俺の集中力をとぎれさせるのだ?
と、声の方向を見ると今朝坂道にいたカップルがそこにいた
(あいつら・・・同じクラスだったのか・・・・)
「ああ、あれね、カメ吉でしょ?」
とその二人の間に入ってきたのは・・・・
(稲穂じゃないか・・・・)
それは友だちの稲穂信だった
彼との出会いは衝撃的だった・・・・ある意味・・・
しかし、彼との出会いについては後ほど語ろう
しかし何だカメ吉って・・・
うう・・・気になる・・気になる・・・・
結局、カメのことが気になって集中できず、テストもボロボロだった
HRの時に転校生の紹介があったがどんなヤツだったか覚えてない
女の子だったかな・・・
そんなことを考えながら俺は昼休みを迎えた
ふと、転校してきたという女の子を見た
その娘は入り口付近で質問責めにあっている
・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・ん?
ふと、俺には彼女の笑顔が作られた者のような感じを受けた
そしてじいっと見ている内に何か声が聞こえてきた
小さな子どもの笑い声が・・・・・
そして一瞬脳裏にある光景がフラッシュバックした
滑り台のある小さな公園で何人かの子ども達が追いかけっこをしている・・・そんな光景だった
俺は頭が痛くなって教室から出ることにした
教室を出た俺は保健室に向かった
廊下を歩いていると向こうから男子生徒が一人、走ってきた
やばい・・・・このまま行くと・・・・
そんなことを考えていると・・・・
ドカッ
やっぱり・・・・ぶつかったよ
予想はしてたんだが・・・・
「あ、ごめんごめん、慌ててたから・・・・」
小太りでめがねをかけているその生徒は上靴の色からして同学年だろう
普通こういう話だとぶつかるのは女の子となんだが・・・・
男とぶつかるとは・・・・作者の陰謀を感じる(w)
「あ、やべ!急がないと霞に怒られる!」
そう言うと彼は起きあがってその体型からは想像も出来ないようなスピードで走り去っていった
何だったんだ・・・あれ?
そう思いながら俺は校庭に出た
大きく息を吸い込むと少し気分が落ち着いた
ふと、見ると校庭の片隅を見ると誰か座って弁当を食べている
こんなところで一人で弁当を食べているなんて誰かと気になったが俺もそろそろ食事をとらないといけないので教室に帰ることにした
(注)この段は弘晃の視点ではない
昼休み
さやかは弘晃が教室から出た後、転校生である音羽かおるのそばに行った
かおるはさやかに気づいたらしく、視線で何か合図を送った
するとさやかは教室から出ていった
まもなく
「あ、ごめん。ちょっと用事があるの」
そう言ってかおるは教室から出た
廊下にはさやかがいてかおるに目配せすると歩き始めた
かおるもそれに続く
そうして二人は屋上に着いた
幸い、誰もいなかった
二人ともしばらく余っていた
「久しぶり、かおりちゃん」
先に口を開いたのはさやかだった
「うん・・・ええと・・」
かおるは何かとまどっている雰囲気だった
「あたしは・・・・さやかの方よ」
するとかおるの表情が急に明るくなった
「ホント、久しぶりだね、さやかちゃん。まさか転校先の学校で会えるなんて嬉しいよ」
そして何かを思いだしたような顔をすると
「ねえ、さゆりちゃんは?やぱり違う学校?あ、あの前から2番目に座ってたの弘ちゃんだよね」
「・・・・・・」
さやかは急に暗い顔になった
「どうしたの・・・?」
「・・・そのことなんだけど・・・・」
さやかはかおるに何かを話し始めた
しばらくして・・・・
「そ、そんな・・・・じゃあ、弘ちゃんは・・・・・」
さやかはこくんとうなずいた
「だからあたしとかおるちゃんの関係、それと弘晃との関係は秘密だから・・・・」
「あと弘ちゃんにはあの事も知られたらいけないって事ね」
「そう言うこと・・・」
「さやかちゃん・・・・・つらいね・・」
「・・・うん・・」
なんかわけのわからないノリで始まりました
まだ、物語はまだ始まったばかりです
ちなみに智也くんと唯笑ちゃん等ががゲスト出演しています
かおるちゃんに至っては物語の鍵を握る一人です
果たしてさゆりとは誰なのか?
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