第4話 PROMISE〜失いたくない人〜
俺は気分が悪くなって早退してから2日間休んでいた
はっきり言って学校に行きたくなかった
学校に行けばきっとまた何かが起きるに違いない
でも・・・・
俺は夢を見た
よく考えたら家にいても夢は見る
遊園地の夢だ。誰かが俺と手をつないで歩いている
こんなに近くにいるのに
それが誰かわからない
真っ黒な影みたいで
誰だかわからない
ただ、女の子であることは確かなはず
何が悲しくて男と遊園地で手なんてつなぐ必要がある?
一体・・・・誰なんだ
相手は俺の問いかけに答えようとしない
「次はコーヒーカップに行こっ!」
君は・・・・誰なんだ?
夢の場面は変わった 俺は道路の真ん中に立っていた
またか・・・・?
見渡すとやはり道路標識が無惨にもひしゃげていた
そして近くにはトラックが倒れていた
トラック・・・・・
トラック・・・・・・・・・
トラックの近くに何かが倒れている
近づいてみようか?
でも怖い。何かを失ってしまいそうで・・・・
だけど・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
俺は意を決して近づく
倒れているのは人だった
誰だろう?
まだ夢は覚めない
もしかして俺は大切なことを忘れているのかもしれない
そしてきっと俺はそれを知るべきなのだろう
俺はゆっくりと、しかし一歩ずつ確実に倒れている人に近づいた
心臓が激しく鼓動する
ゆっくりと、倒れている人の顔を覗き込んだ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!
「う、うわっ!!」
俺は大声を上げて飛び起きた
ちらりとだが倒れている人の顔が見えた
「そんな・・・・あれは・・・」
でも何で?
何であいつがここにいるんだ?
そう、確かにあいつだ
間違いない
倒れていたのは・・・・・・
「み、南部・・・・さやか・・・・?」