その頃、りゅうから逃げ延びた二人は・・・・




やす  「死んでなかったんだね、りゅう。
     かなり苦しそうにしてたけど・・・
     あの時、りゅうに何をしたの?」

唯姫  「・・・・・とっさに投げた手裏剣がね・・・
     りゅうの小指を切り落としたんだよ。。。 」

やす  「そか。
     唯姫の武器って手裏剣だったんだ。
     ありがと、助けてくれて。」

唯姫  「そういえば、やすの武器って何なの?」

やす  「 筋斗雲を呼べる券≠ェ入ってた。。。」

  唯姫  「はぁ!? 何それ〜?」

やす  「いくらDBが好きだからって
     コレは馬鹿にしてるよ。ヽ(´ー`;)ノやれやれ」

唯姫  「でもさ、もしかしたら本当に呼べるかもよ?
     呼んでみてよ!」

やす  「じゃあ、呼んでみようか?



           きんとう――ん、や〜〜〜い!!」



やすは冗談半分で空に向かって叫んでみた。



すると



キラン





ばびゅ〜〜〜〜〜〜ん!





さすが何でもありの世界デス。





唯姫  「きた! マジできたよ! すっごいじゃん♪
     ねぇ、これで脱出出来るんじゃない?」


唯姫はひょいと筋斗雲に飛び乗った。


唯姫  「ふっかふかだっ! ほら、やすも早く乗りなって。」

やす  「無理だよ・・・」

唯姫  「無理じゃないよ。 絶対脱出可能だよコレ!」

やす  「そうじゃなくて・・・・
     僕が筋斗雲に乗れないってことだよ。」

唯姫  「え? どうして?」

やす  「邪心があると乗れないよね、ソレ。」

唯姫  「何言ってんの〜?」



やすは構わず話し続けた。



やす  「僕さ、あの時まじで死ぬと思った。

     唯姫がいなかったら確実に死んでたよ。

     今僕が生きていられるのは唯姫のおかげ。


     今度は僕が唯姫を助けてあげるよ。



     唯姫の為に・・・




     りゅうを殺してあげる。」



やすは何の躊躇もなく『殺す』という言葉を口にした。



唯姫  「な、何言ってんのさ!?
     私の為とかそんなんで人を殺したらダメだよ!」

やす  「こっちが殺さないと、次は本当に殺されるよ。
     僕は一回死んだのも同然だから・・・


     唯姫が救ってくれた命で唯姫を守るよ。」



唯姫  「そんなことしてくれてもちっとも嬉しくないよ!
     どうしちゃったの、やす!?
     おかしいよ!!」







りゅう 「大声だして何やってんだか?
     ほんと、危機感ないんだなお前たち。
     おかげで探す手間がはぶけたけど。」



二人の声を聞きつけりゅうがやってきた。



二人への殺意は変わっていない。


むしろ倍増してる。


変わったことと言えば・・・・









やすにもりゅうへの殺意が芽生えていることだった。。。。