ポケモンは火を吐くが本当にそんなことが可能なのか?

ポケモンたちはいろんな能力を持っている。ビームを撃ったりするやつもいれば、地震を起こすやつもいる。その中で最もオーソドックスなのは火を吐くことであろう。しかし、生物が火を吐いたりすることが、そんなに簡単にできるのだろうか?いざやるとなったら結構難しいんじゃないか?ここではポケモンは火を吐けるのか、について考えてみよう。

ポケモンもなかなかやるではないか

 火を吐く生物がいるなんて聞いたことがない、前例もないし・・・。ということで、ここではサーカスを参考にしよう。実際に問い合わせてみようと思ったが教えてくれそうもないので、物知りな友人に訊いてみたところ「アルコールを口に含んで吐き出しながら火をつける」という答えが返ってきた。なるほど!?火を吐き終わった後、すぐに口を閉じてしまえば、それ以上燃え続けることはない。しかし、一瞬でも遅れると、自分に燃え移ってしまう!?あたかも、ポケモンの丸焼きの出来上がり・・・などと言っている場合ではない。火を吐くことは、自分にとっとも危険なのである。何もない荒野で吐きましょう。
 こうして、火を吐くことは原理的に可能だということが分かった。残るは、どうやって火をつけるかである。歯がちょうどマッチとマッチ箱のようになっていたらどうだろうか?歯をこすり合わせて火をつけて・・・おぉ!ただ、唾液に濡れていて非常に火がつきにくい。火がつくまで何度もこすり合わせなければならない。なんと落ち着きのないやつであろうか。ポケモンが歯ぎしりをしはじめたら要注意である。

どれくらい吐き続けられるの?

 こうして火を吐くことは可能だということが分かってしまった。我ながら驚いている。では、どのくらい吐き続けることが出来るのだろうか?ここではリザードンを例にとりたい。アルコール50ccに対して、2秒間火が吐けるのだという。リザードンの体重は90.5kgである。そのうち10%がアルコールであるとすると、アルコールの量は9.05kgになる。1秒に25cc必要なので、9050÷25=362、362秒。6分2秒、以外に実用的である。10分間のうち1分間だけ火を吐けば1時間も戦闘が可能だ!?何だよかった、よかった。では、同じ炎系でも比較的体重の軽いブースターはどうだろうか?ブースターの体重は25.0kgである。ということは2.5kgアルコールを含んでいることになる。で、火が吐ける時間は・・・100秒。これでも余程ブースターが短気でない限り大丈夫だ。よかった、よかった。技の回数にもほとんど問題はない。ゲーム上で火炎放射をストップウォッチで計ってみたところ3秒ほどであった。技数に換算するとブースターは33回、ヒトカゲでも11回吐ける。
 こうして、技のPPが違うなどといった、細かいことに目をつぶればポケモンたちが火を吐くことが可能であることが分かってしまった。だが、炎のパンチとか火を自分の体で燃やすのはやめていただきたい。自分が燃えてしまうぞ!?火を使うときには、使用上の注意をよく読み、用法、用量を守って正しく使いましょう。

射程はどうなるのか?

 めでたく火を吐けることが分かった。だが、当たらんことには話しにならん。そう、射程の問題である。こうなると両者の距離がきになる。ほとんどのポケモンが音速を超えているので(分からない方は読み物のポケモンの能力を見てください)1秒に340m進めることになる。最低でもこれくらいの距離はとっておきたい。リザードンが全力を注ぎ込んだ怒りの炎を吐く!驚くなかれ、その射程は120m。たったそれだけ?これはちょっと短くないか。340mまであと220mもある。全力を注ぎ込んだのだから、リザードンはもはや立っていられない。う〜ん、役に立つのかいなこれ。120mというのはマッハ1のポケモンが0.35秒で進める距離だ。リザードンなら0.15秒である。これなら飛んでいってボカスカ殴ったほうがましである。ヒトカゲにいたってはもう脱帽するしかない。人間同士の格闘において32cm手前から飛び道具を使うようなもんだ!そんなの飛び道具じゃない!?
 確かに火を吐けたほうがカッコいいが、これなら近づいてボカスカ殴ったほうが火を使わないぶ分、経済的というものである。

では実際やると凄い

 ここでは、やや反則気味だがなぜかポケモンたちがすべての壁を乗り越えちゃったことにしよう。ポケモンたちが火を吐くためだ、このくらいは我慢してもらいたい。これで、相手に火が届くのだ。あぁ、心強い。
 届いたところで当たらなかったら意味がないので、やはりスピードが大切だろう。まさか、自分より遅い飛び道具なんてものがあるわけないので、マッハ1より早くなくちゃならん。では、いったいどのくらいなのか?人は秒速10mで走り、時速910kmの銃を使う。実に走る速度の25倍である。これがポケモンにも当てはまるとするなら、炎の速度はマッハ25!?こんなに速かったら別に火じゃなくてもいいじゃないか。マッハ25の風が吹いただけでも大変なのに・・・。台風などで暴風が吹くが、それでも秒速40mほどである。マッハ25とは台風の213倍、威力にいたっては4万5千倍だ!台風が来るだけでも大惨事なのに、これではどうしようもない。何だか凄すぎて何が起こるか分からん。前例もないし・・・。もはや飛ぶものが何なのかということは、どうでもよくなってしまった。とにかくナニモノかをマッハ25で飛ばせばいいのである!?
 君がもしこんなやつに出会ったらとっとと逃げたほうがいい。技がどんなにしょぼくても、その能力だけは凄いのだ。使うやつは広いところ(砂漠とか・・・。えっ、砂漠はポケモンの世界になかったって?まあそれは・・・いいじゃないか、ねっ)で使うのはもちろんのこと、なるべく人に当たらないように注意して使おう。