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| 裏道の理論 forラヴニカドラフト |
さて、主任も今回のドラフトにはかなり苦労しています。 自分のスタイルを整理するために、こんな文章を書いてしまいました。 なお、この記事はリンクフリーですのでお好きにどうぞ。
まずはMTG Today より引用文。 http://members.jcom.home.ne.jp/0940540901/ そんな中、オンラインメディアチームのプロデューサーMaonty Ashleyが、 3パックに渡る色選択に関してチームメンバーに向けて送ったメールの内容がこういうものでした。 --- まずこのブロックではパック事に次のような色の組み合わせがある。 ラヴニカ:緑黒、青黒、緑白、赤白 ギルドパクト:赤緑、黒白、青赤 ディセンション:青白、赤黒、緑青 さてここで問題となるのは、それぞれのパックでどのギルドを選択するか?ということ。 ここで、「全部で3色」という制約を加えると、考えられる選択肢は以下の5通りまで絞り込まれる。 赤黒緑:ゴルガリ→グルール→ラクドス 赤白黒:ボロス→オルゾフ→ラクドス 白赤青:ボロス→イゼット→アゾリウス 青黒白:ディミーア→オルゾフ→アゾリウス 青黒赤:ディミーア→イゼット→ラクドス さて、これを見る限りで言えば、ラヴニカではボロスかディミーアを選択するのが良いということになる。 もしゴルガリからスタートしてしまうと、もう選択肢は一つしか無くなってしまうからだ。 さらに言えば、セレズニアを選んでしまうと、もう3色で各パックから1つずつギルドを選ぶという組み合わせは存在しない。 ディセンションでもこのような傾向は顕著に見られる。5つの選択肢のうち3つはラクドスであり、残り2つはアゾリウス。 つまり(この方針でドラフトするのなら)シミックやセレズニアをドラフトすることには 決してならないということなのである。逆に言えばもし4色を許容するようなドラフトをするのであれば、 「メタゲーム」敵には、セレズニア→グルールorオルゾフ→シミックorアゾリウス、という流れになるだろう。 --- つまり、基本的には上記5パターンに沿ってドラフトするのがいいらしい。 しかし、ひねくれものの主任はこんなことも考える。 「全く逆の、裏街道を進む」 こういうのはどうだろうか? つまり、ラヴニカでは一番需要の少ないセレズニア、 ギルドパクトではグルール、ディセンションではシミックのカードを狙ってピックするのである。 単純に言えば、緑がらみのギルドを狙い撃ちすればいいのだ。 もともとドラフトにおいて緑というのは人気のあるカラーリングである。 圧倒的なパワーを持って制圧していくのはドラフトでは王道かつ強力な戦術だからだ。 この組み合わせはいわゆる4色になるのでマナバランスが難しい。 しかし、緑色には多色を補って余りあるマナブーストがあるのは知っての通りである。 それでは、ここからこのカラーをドラフトするに当たってのテクニックを述べていこう。 ・ラヴニカで早めにセレズニアに進んだ場合のみ、4色を考える。 もちろん、 《制圧の輝き/Glare of Subdual(RAV)》や《トルシミール・ウルフブラッド/Tolsimir Wolfblood(RAV)》 ここら辺のカードが取れたのなら速攻で4色にすることを考えよう。 気をつけなければいけないのは「黒を使わない」ということだ。 上記のパターンでいけば黒はトリコロールカラーを除くすべてのギルドで使用されている。 即ち、安易にゴルガリのカードに触れるのは良くない、ということだ。 白、赤、青のカードに関してはなるべくシングルコストのカードを使うことを心がけよう。 《議事会の乗馬兵/Conclave Equenaut(RAV)》、《野良剣歯猫/Sabertooth Alley Cat(RAV)》、 《潮水の下僕/Tidewater Minion(RAV)》、《ヴィーアシーノの牙尾/Viashino Fangtail(RAV)》 この4種類のカードは即座に流してしまう、位の気持ちでよいだろう。 ・ギルドパクトではグルール中心に手広く構える 強力なのはオルゾフであることは言うまでもない。だが黒いカードをラヴニカの時に流していれば おのずとグルール・イゼットのカードが流れてくるはずだ。更にディセンションのことも考えるならば イゼット・カラーを流しておくと非常に楽になるのは言うまでもない。 つまりは基本的には緑であるグルールのカードを中心にピックするのは自然の流れなのだ。 《ゴーア族の野人/Ghor-Clan Savage(GPT)》、《シラナの星撃ち/Silhana Starfletcher(GPT)》 《通り砕きのワーム/Streetbreaker Wurm(GPT)》、《野生の寸法/Wildsize(GPT)》 この4枚は確実に抑えておきたいカードである。 逆に手を出してはいけないカードは 《オーガの学者/Ogre Savant(GPT)》、《連弾炎/Pyromatics(GPT)》、 《蒸気核の奇魔/Steamcore Weird(GPT)》、《思考訓練/Train of Thought(GPT)》 あたりの拡張能力、複製持ちのイゼットのカードだ。ここら辺のカードは意図的に流してしまってかまわない。 そのほかのマルチカラーのカードも手を出すのは無謀としか言いようがないことを付け加えておく。 また、青と白のカードも 《幽霊の管理人/Ghost Warden(GPT)》、《哀悼のスラル/Mourning Thrull(GPT)》 《浸透者の魔法印/Infiltrator's Magemark(GPT)》、《撤廃/Repeal(GPT)》、《抗い/Withstand(GPT)》 この5種類のカードは狙うべきカードである。 ちなみに、下がゴルガリ>グルールの流れをやるパターンもありうるので、 そのときはイゼットの航空戦力を中心にピックしてみよう。 そうすることによってディセンションでシミックカラーが若干ピックしやすくなるので次に期待が持てる。 ただ、黒を中心にピックはしてくれるはずなのでそこそこグルールのカードは流れてくるはずだ。 ・ディセンションでは基本的にシミックを狙い撃ち お待ちかねディセンションである。もちろん緑のカードは良く流れてくるはずなので 基本的には楽なピックができるはずである。(上はアゾリウス、下はラクドスのパターンが多いはず) 《突撃ゼッペリド/Assault Zeppelid(DIS)》、《絹羽の斥候/Silkwing Scout(DIS)》 《シミックのぼろ布蟲/Simic Ragworm(DIS)》、《楽園の拡散/Utopia Sprawl(DIS)》 あたりを中心にピックできていれば間違いない。また、 《大笑いの炎/Cackling Flames(DIS)》、《自由風の乗馬兵/Freewind Equenaut(DIS)》 《ギルドパクトの守護者/Guardian of the Guildpact(DIS)》 この3種類は抑える価値があることも覚えておくとよいだろう。 ちなみに《炎の印章/Seal of Fire(DIS)》は流してしまってかまわない。 緑を中心にピックできていればさして恐れるカードではないからだ。 さて長々と書いてきたが、基本となるのはラヴニカの項で書いた 「黒を使わない」というのがセレズニアをピックする上での重要な「理念」である。 今回、黒という色はオルゾフ、ラクドスと除去を考える上ではずせない色だ。 今回はそれをあえて使わない「裏道」の理論を述べているので 基本的には臨機応変に動いてもらうのが最上なのはいうまでもない。 なぜなら、この理論では「安定した最大出力」を出すことは不可能なのだから。 「安定した最大出力」が出せるのは当然冒頭の5種類の流れをキレイにピックした場合なのである。 おまけ 「シミックギルドを活用するには?」 ラヴニカ>ギルドパクト>ディセンション とドラフトするに当たって、 「はじめから」ギルド同士の組み合わせを意識するとシミックギルドをピックできないのは前期の通り。 それでは逆に「シミックギルドを使う」ことを前提に3色で組むとするとどうなるか? まず、2色はシミックを選んだ次点で決定である。当然青と緑だ。 それでは、残る3色を選ぶ上でどのような流れになるのかを見ていこう。 ・白(シミック+セレズニア+アゾリウス) このパターンのよい所はラヴニカで(おそらく)一番人気のないセレズニアを狙い撃ちできる、ということと、 ディセンションで2色のギルド(しかも両方青)を使うことができるので手広く構えることができるということである。 もちろん、本文で書いたとおりタッチ赤という選択も強力だ。 難点は当然ギルドパクトでの選択肢の少なさである。 早い段階で使うカードを枚数確保できないというのが最大の弱点だ。 ディセンションではおそらく8〜11枚しかカードを確保できないので、 ラヴニカ+ギルドパクトで11〜14枚のカードを確保しなければいけない。 これはかなり難しいことで、ラヴニカでどれだけ稼げるかが決め手になってしまう。 逆に言えばラヴニカで相当の枚数分確保できたのなら、3色という選択肢を考えても良い、ということになるだろう。 ・赤(シミック+グルール+イゼット) このパターンはギルドパクトのギルドへの依存率が高い。 もっとも、ラヴニカの時点で手広く構えていられるというのは一つのメリットだが、 それでもこのパターンを狙ってドラフトするのは難しいだろう。 逆手に取るならラヴニカの時点で強力な赤、緑、青のカードをそこそこ取れているなら強力なデッキが出来上がる。 RRGの時にもこのカラーリングはかなり強力で、クリーチャーの質、コンバットトリックともに優秀である。 どちらかといえばグルールよりを意識したほうがいいのかもしれない。 イゼットは需要が高く、強力なカードは流れにくいからだ。 ・黒(シミック+ディミーア+ゴルガリ) おそらくはこの3色の中ではもっともカードをそろえやすいのが利点である。 上手がディミーアならゴルガリを、ゴルガリならディミーアのカードを狙えばよいのだから。 ただ、黒いカードはあまり流れてこないのでどちらかに偏る可能性が高い。 ディミーアギルドを取れているのなら、素直に青黒白、青黒赤を狙ったほうがいいだろう。 ゴルガリギルドをとったのなら、ギルドパクトで緑が流れてくる可能性が高いので、 タッチ赤を考えてピックしていくべきだろう。 (もっとも、そうこうしていくうちに基本パターンの黒緑赤になる可能性も充分高い) 結論としてはやはりセレズニアと合わせるのが色々な意味でベストだと思われる。 シミックは強力ゆえに、わざと使いにくいポジションになっているのであろう。
長々と書いてしまいましたが、何かの参考になれば幸いです。 それでは良い不思議ライフを。