ある日の酒場 3




 砂の要塞ナバールからそれ程遠くない所にある、オアシスの町ディーン。
昼と夜の気温の温度差が激しい砂漠では体力の消耗も激しく、町を行き来する商人や旅人は、この町で食物や水を調達する。


 そんな町の酒場は、いつもは商人や旅人達が飲みながら適度に賑やかに騒ぐ場所なのだが、今夜は一味違っていた。


床や天井(?)には酒が飛び散り、空の酒瓶や食器がありこちに転がっている。その騒がしさは酒場を崩壊させる勢いである。酒場の隅のテーブルでは旅人らしき6人の若者が居座り、わいわいがやがやとおしゃべりをしていた。




「お?さり気なく空の酒瓶が何本も転がってるとは…。ホークアイやるなあ。」

「デュランさん、感心してる場合じゃないでしょう!?ちょっと、ホークアイさん!まだ未成年なんですからお酒を飲んじゃダメじゃないですか!」

「いいじゃねかよ〜リース。戦闘で疲れてるんやからさあ〜。それにアメリカのカ○フォルニア州じゃさあ〜18歳から酒飲めるんだし〜。」

「バッカじゃないの!?アンタまだ17でしょ!!あ、ちなみに私は19だから♪というわけでホーク、酒よこしなさい♪」

「アンジェラ…何か、ちょっと、違うと思う…。」

「何も言わないほうが良い時もあるんでちよ、ケヴィンしゃん。」


と、周りの視線を気にせずに騒ぐ一行。
しかし酒場が賑やかなことに罪はナシ。

酒場のマスターも他の客も、彼らに注意することなく再び話をし始めた。

恐ろしや恐ろしや……。
こうして若者の低マナー化が進んでいくのである。



+コメント+
ある夜の酒場での出来事。本当はもっと違うストーリーに持っていくはずが、どうしてこんなことに…?(滝汗)でも旅の疲れを忘れ、楽しそうに騒ぐ奴らを書いてみたかった気持ちは本物です。



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