Shake it up!


 


なんか可笑しかった。そいつに毒までもられてんのに嫌いじゃなかった。
むしろ、気になって気になってしょうがねぇ。
あれから次こそは絶対決着つけてやる!と言って個人的に追っている。クルガンはもう呆れてたっけな。
でも気になんだから仕方ねぇだろ?
「執着するのもいいが、仕事には支障のないよういにな…」
「おぅ、その辺はバッチリだから心配すんな!!」
溜息交じりでクルガンから御許しも出た。おし!今日もアイツを追ってやる!
「必ず俺のモンにすっから待ってろよー!ナッシュ!!!」

「ふぇっきしっ!くしゅッ、ふぇッくしゅ!!」
宿屋の食堂で朝食を食べていたら豪快にくしゃみ3連発…今日はツイてなさそうだな…。
「お兄さん風邪かい?」
たまたま傍にいた宿屋の亭主が声を掛けてきた。
いや、そんなんじゃないだろぅと、苦笑いで誤魔化す。嫌な予感がした。
(嫌な予感って何故か当たるんだよなぁ………)
深く溜息を吐いてまたサンドイッチを頬張る。
「ナッシューーいるか〜??」
「!!!」
男がどかどかと宿屋に入ってきたと思ったら大声で俺を呼ぶ。
「俺は居ないぞ〜〜」
と適当に応えてみた。その答も当然あっさり無視され、俺の席まで近寄ってきた。
「あのさぁ…あんたってハイランドの将軍なんだろ??毎日毎日暇なの?」
半眼でハイランドの将軍とやらを見る。初めて会った時は紅い髪と目が印象的だったけど。
「よ、ナッシュ。今ごろ朝飯??もう昼近いぜ?」
「人の質問に答えろよ…」
ガクッと肩を落とす。まーこの人の場合、細かい事は気にするなって返事しか返ってこないのは、
目にみえてるけど……。ここまで無視されると流石に呆れてものが言えない。
(でも嫌じゃないんだよなぁ……)
と内心呟き、シードの顔を見ながらまたサンドイッチを頬張る。

今日もいつもの宿に居た。なんだかすぐ、どこか行っちまいそうな奴だから、こっちだって必死だ。
「あとで付き合ってくんねぇ??」
「また手合わせしろとか言うんだろ?懲りないなぁ…」
「執念深いと言ってほしいねぇ……」
ニヤニヤを笑い返してナッシュの顔を見ながら話す。俺よりサンドイッチに夢中のようだけど。
そのうち俺だけに夢中にさせちゃる!とか思ってみたり。
「断ってもダメなんだろ??」
食後のコーヒーを飲みながらナッシュは聞いてきた。
「今日はどうしてもやんねぇとダメ。是が非でも勝って俺のモノになって貰わねぇとな」
「狽ヤッ!!!!…げほっ、ごほっ、、、」
にっこり笑ってやったらナッシュの奴、コーヒーを吹いた。
「もッ、モノになるって何考えてんだあんた!」
少し動揺する、反応が面白い。からかいがいのある奴だ。
「俺は本気だけどなぁ…?」
ナッシュのくっきりとした綺麗な顎のラインを指でなぞる。
俺の手をぱっと払いのけナッシュはがたっと立ち上がった。
「解った、さっさと始めよう。俺は負けないからあんたのものにもなんない」
照れてるなありゃ……。
「今日は真剣で勝負だ傷を負った方の負け、いいな?」
俺は自分の剣を構えるナッシュは双邪剣を構える。
「そいつで戦ってくれんの?光栄だね」
「早く終わらせたいからな」
「ほぅ………そんな強がり、何時まで言えるか楽しみだぜ」
素早くナッシュの懐目掛けて剣を突き出すフェイントをかけ、喉元を狙う。
「俺だってあんたみたく暇じゃないんだ…。」
「はん、言うな!?」
勿論最初のフェイクも効かない。俺ばかりから攻めている。次第に俺はナッシュを壁に
追い込む。流石のナッシュも追いつけなかっただろう。
「お前の体に傷つけさせたくねぇ……降参しろ?」
「…………くそ」
がく…と膝を着き俺を見る。戦意を焼失していない碧眼は綺麗なものだ。
「わかったよ、焼くなり似るなり好きにしろ!!」
手を上げて降参を示す態度をとる。んだ?いがいとあっさりだったな……。とか思いつつ…。
「したらナッシュ、ハイランドに帰って式挙げるぞv」
「はぁぁぁ???」

この猛将が一体何いってるのかおれには理解出来なかった。あっさり負けたのは、朝飯食べ過ぎて
腹の具合が良くなかったからであって……。自業自得なもんだから何にもいえない。
……とゆうか、何の式なんだ??という疑問符が先に出た。
「あのさぁ……、おれ、意味が解らないいんだけど…」
抱きついてくる猛将を見て半ば呆れ、一応言ってみる。
「取り敢えず、おまえはハイランドにくるの。わかった?」
「ナッシュのドレス早速作らせなきゃなvvv」
この男、人の意見をちっとも聞かないようである………。
「……ま、いいか」
そういうおれもまんざらでもなかったが……。


続く。 ------------------------------------------------------------------------------------
シーナツ第一話です……(爆)え、続くのですか……;;;
こちらのシードの頭のなかはナッシュでいっぱいですvvv

2002/05/13脱稿