今回の話についての注意
今回はいつにも増して残虐シーンや暴力的な表現が多数含まれまくっております
それなりの覚悟を作ってお読みください・・・・・・・・
ジャイアンとロボ 〜デパートが静止する日〜
来るべき近未来。人類は物不足の問題を解決し、豊かな商品の並びを実現させた。
だがその輝かしい平和のかげで激しくぶつかり合う二つの力があった。
バーゲンセールを狙う悪の秘密結社BS団
「我等の半額セールのために」
かたや、彼らにに対抗すべく世界各国より集められた商人のエキスパート達、”特売バーゲン機構”
そしてその中に史上最強のロボ、ジャイアンとロボを操縦し、盗みを働く一人の少年の姿があった。
名を草間笑作!!
「盗れ!ジャイアンとロボ!」
Episode-4 デパート社員達の黄昏・不況の時代、未だ変わらず・・・
「僕は今まで隣町デパートの惨劇(バシュタールの惨劇)を知らずにハイパーダッシュモーター(シズマドライブ)を使ってきた・・・・
なにも知らず・・・・・平気で、あたりまえのように・・・・・・
そんな自分に腹が立つぅ〜!!!!」
笑作(大作)は叫んだ。
「お前達を許さないぞ、BS団(BF団)!レギュラー博士(シズマ博士)の仇を討つ!」
「テンプルを狙ってのコークスクリューパンチだ!ロボ!!」
「あの丸っこいののどこが頭かワカンネエヨ!」というのはロボの心の叫びだった。
ロケット噴射全快で大借金(大怪球)へパンチを仕掛けたジャイアンとロボであったが・・・・・・
べキャ、ボキャ、グシャ!コキャ!ぷるるーん!
大借金に拳が当たった瞬間にロボの右腕は砕けてしまい、破損個所からははオイルが溢れ出している・・・・・・
「え・・・・・・!?」
一番驚いたのは笑作だと思われていたが・・・・・
「お、俺の血・・・・・・・いてえぇよぉぉぉ〜!!!!!」
ロボが唸りをあげた!!
「ロ、ロボ・・・・・・」
笑作は北斗を見ていなかったので元ネタが分からなく、唖然としていた。
バランスを崩したロボは地面へ向かって落ちていった・・・・・
「下ヘマイリマス〜」
ロボがイカレテおかしな言葉を使い出した。
「しょえ〜!!!」
笑作も狂っていたのかもしれない・・・・・・
そのまま下へ・・・・・
「そ、そんな・・・ロボが・・・・・」
一升瓶(一清道人)もビックリだ。
ロボと笑作は地面に叩き付けられた。
そんな光景に皆は驚くばかり。
「はっはっはっは!」
一人だけ笑っている男がいた。
鍋牛(鉄牛)ではない、問屋(幻夜)だ。
「大事な商品に傷をつけてもらっては困るのだよ、HAHAHA!」
ロボが叩き付けられた時舞い上がっていた砂埃が消え、その向こうにはロボの腕が「HELP ME〜♪」と言わんばかりに天に向かって伸びていた。
「ふ・・・・たわいもないサラダ油(原子力)の操り人形め・・・・・」
問屋はそういうと大借金を前進させた。
ロボを潰してミンチにして売りさばくつもりだ、どこまでも抜け目のない奴である。
誰もが「ロボはもうミンチにされるしかない!むしろなってくれ!笑えるから!」と思ったその瞬間!
バチィーン!!!
その音と共に先程オモチャのイワシ(オロシャのイワン)によって破壊されたはずの電磁ネットワイヤーの先端分を担いで大借金へとエネルギーを放出している楊枝(楊志)の姿があった。
「バチィーンだって?間抜けな音、ププ!(笑)」
変なところで一升瓶はウケていた。
「何をボヤボヤしてんだい!このハゲ頭!早く笑作を助けに行け!電磁ネットワイヤーの生きてるうちにな!」
「おい、楊枝。俺の台詞まで持っていくなって・・・」
ちょっと大漁(載宗)のアニキはションボリモード。
ションボリモードの兄貴が電源(?)をいれると、イワシの作戦ミスがばれてしまった。
破壊したと思った電磁ネットワイヤー発生装置はほとんど生きていたのであった。
「ええい、まだこれだけの数を残していたのか・・・・イワシのアホめ!バカ!ボケ!みそっかす!!」
愚痴る問屋。
ずるずる後退する大借金フォアグラ−。
「一升、俺達は電磁ネットワイヤーのバランスを取って一杯やってから追いかける」
「おう!全ポイントへ伝達!明日の朝飯は炒飯!それでも文句を言わない奴はアドバルーン(グレタ・ガルゴ)へ非難せよ!!」
「電磁ネットワイヤーは?」と疑問に思う国際警察機構のC級エキスパート達であったがそのまま放っておいて非難し始めた。
「はっ・・・はっは・・・・・・」と息を切らしながら笑作の元へ急ごうとする金0(銀鈴)であったが大怪球に亡き父を見て一言。
「エビピラフ・・・・じゃなくて、お父様・・・・・・」
そんな金0に向かって
「おい、金0」と声を掛ける大漁。
「え?愛の告白?」などと思いながら振り向く金0。
「急げよ」
「・・・・・・・・・・・・・それだけ?」
「他に何があるってんだ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「急げよ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「仕方ねぇな・・・・・・・」
「え・・?」
「てやぁっ!!!!」
バチコーン!!!!!!
金0は大漁に洗車拳(噴射拳)で殴られロボの墜落した方向へと吹き飛ばされた。
金0の生死は知らないが、普通に走るより遥かに早い事は間違いない。
「これで良いだろう・・・・・・ったく・・・・・・可愛い奴だぜ♪」
ここで誰もがおかしいと思う事に大漁は気づいた。
「たしか作戦は電磁ネットワイヤーじゃなかったような・・・・・・」
「何言ってるんだい?商品で吹き飛ばすってのは酒先生(呉先生)の作戦ミスで失敗したじゃないか」
「・・・・・・・話が変わっている気がするが・・・・・・・」
「作者が気づくのが遅かったんだよ、最後まで打ってから『電磁ネットワイヤーじゃなかった!思わずOVA通り打っちまった!』なんてこと言ってるから」
「・・・・・・・・・まぁ、いいか」
「そうだよ、じゃ演技続けようか」
「そういうネタやめろよ」
「ねえ、あんた!」と言い大漁に声を掛けるは楊枝。
「コントロールの方はどうだい?早いとこ一杯やってから行こうよ、奴等だって素直に行かせてはくれないからさ!」
「ああ、こりゃ確かに素直に行けっこねえな・・・・・・・」
真剣な顔をして大借金をみつめる載宗。
『みつめて載宗』・・・・・・・某ゲーム会社Kの『みつめて○イト』に似てる・・・・・そんな事を楊枝は考えていた。
だが台本どおりに台詞を言う。
「あんた・・・・・・・・・」
「なぁ、地球の神龍は一つしか願いを叶えてくれない・・・・・・お前も一つだろうが・・・・・俺の頼み、聞いてくれるか?」
場所は移り、墜落したロボの手の中の笑作。
「う、う・・・・・・・・う!」
笑作は果てた・・・・・・
これで何度目だろうか・・・・・・・・・初めての○精は・・・・・8歳の頃だっけか・・・・・・・・・
「ロボ・・・・・・?」
とりあえず問いかけてみる。
「うごぉぉ〜・・・・・・・・」
特有のおかしな台詞を吐きつつも今にも停止するよ、と言わんがばかりに『たれて』いた。
「立て、ロボ・・・・・逃げるんだ、ロボ・・・・・・・」
そう命令すると
「うごぉぉぉ〜!!!!!!!」
待っていました!の如く起き上がり、手に上に乗っかっている笑作を振り落とし、飛んで行ってしまった・・・・・・・・
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「ロ、ロボ・・・・・・・戻って来い、戻ってくるんだ!ロボ!」
非情にもロボは飛んでいく。
「分かりました、お願いです!ロボ様!戻ってきておくんなまし!お願いですだ!!!!」
とうとう人間としてのプライドも捨て、ロボに許しを請う笑作。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ロボは戻ってきてくれた、方向を変えてこっちへ戻ってくる。
「ロボッ!!!!!」
笑作は嬉しかった、さっき振り落とされた時に肋骨が3本ほど折れていたとしても、嬉しかった。
ロボは笑作の目の前に降りると先ほどの倒れていた位置に倒れた。
「ロボ・・・・・・・僕が手に乗りやすいように倒れてくれたんだね、ありがとう・・・・・」
そう言ってロボの手に乗る笑作。
「さあ、ロボ。いいよ、僕はもう乗ったから」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハ・・・・・・・・」
「ハ?なにか言いたいのか?」
「ハラガヘッテウゴケネエ・・・・・・・・ウデモクダケテイテエヨ」
ぎこちない機械語(*1)でそう言った。
(*1)機械語ではありません!
笑作の中で何かが弾けた。つまりキレた。
「使えネエ奴だな、おい!でかい図体しやがってこの馬鹿野郎が!解体するぞ!!!」
「早く飛べ!ボケが!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「早く!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ロボは何の反応もしなかった。
「ロ,ロボ・・・・・・・・・・・ロボォ・・・・・」
笑作は悲しみのあまり涙が溢れ出た。
何故ならロボの破損個所の修理費用は笑作の給与から引かれるのであった。
ただでさえ費用のクソかかるロボである、それを壊したなどとあっては向こう100年は給与が自分の手元にくる事はないのである。
つまり、悲しみとは『そういう悲しみ』という意味なのであった・・・・・・
「ぼ、僕は・・・・ロボォォォォ〜!!!!!!!」
笑作の叫びが上海の地に響いた・・・・・・・・・
すたっ!
何かが地面に着地したような音が笑作の背後でした。
笑作が背後に振り向くと・・・・・・・
ロボの指の先端に男が立っていた。
笑作は涙を流し、怯えた・・・・・・・・・・
笑作の元へと急ぐ一升瓶であったが気になることがあった、一緒に来たと思った金0が居ないのだ。
「何故居ないのだ・・・・・?」
そんな疑問を考え、ふと後ろを振り向いた瞬間。
キューン!!!!
音速を超えるようなスピードで金0が飛んでいったのであった!!!
「ば、馬鹿な・・・・いや、あれは馬鹿だが・・・・・・・っていうか・・・・」
一升は思った事を口にしてみた。
「何故そのスピードで、この場所までの移動時間がわしより遅いんじゃぁぁぁぁー!!!!金0ィィィー!!!!!」
「それがアニメの都合なのよぉぉぉー!!!!!!!!!」
実に正直な答えが返ってきた。
一升、納得。
そんなこんなで45秒後くらいに一升、ロボ墜落地点に到着。
到着し、あたりを見回してみると、音速を超えるようなスピードでロボにぶつかり頭がかち割れ、倒れている金0を発見した。
「・・・・・・・・・・・・・・・ププゥ〜!(笑)」
一升思わず吹き出す。
「こりゃ笑うしかないって、頭割れてるしぃ〜、なかなか見られない〜みたいなぁ〜♪」
一升瓶は笑った、3分ほどその場で笑い転げた。
「ふぅ〜、そろそろ本題に入るかな・・・・おい金0、起きろ」
そう言って金0に話しかける一升。
「う・・・・・・・」
「頭が痛いのか?」
「ええ・・・・・なんだが頭が寒いわ・・・・・」
「当然だ、頭かち割れて脳が見えてるからな」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
金0は絶句した。
「まぁ、生きているだけでも儲けモノと思っておけ」
「そうね・・・・・・・・・・でも・・・・・・」
ガギッ!!!
そんな効果音と共に金0の頭は元のように戻った。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・不死身か・・?」
「何言ってるのよ、ヒロインが死ぬのは最終回って決まってるのよ♪」
片目でウインクしながら一升に言う金0。
(拳銃で頭打ちぬかれてか・・・・?普通ヒロインは死なないものだが・・・・・・まぁ、いいか)
と思った一升であったが金0には秘密。
「さあ、笑作君のところへ行きましょう」
「すぐ上だな」
そういい、ロボの上に乗る二人。
笑作を発見した金0。
「笑作君・・・・・・・・はっ!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・待ちくたびれたわァァ!!」
そう言って登場したのはBS団十傑集が消臭のポリデント。
「まったく・・・・・・待っていれば変な女が音速を超えるスピードで突撃死しするわ、変な坊主の笑い声が聞こえるわでイライラしたわぁ!」
「ふ・・・・・・・二人とも、妙な動きは無駄な事だ・・・・・・・・」
ポリデントはかなり機嫌が悪い様子であったが、そんな時でもしっかりと台詞を一字一句間違えずに言うのは、さすがベテランである。
「特にハゲ、お前はちと厄介だ。せめて両手をだらして置いてもらおう」
一升が手をだらすと、袖から幾百枚の札が出てきた。
「おお、危ない危ない・・・・・・ん?」
ポリデントが金0の持っているアタッシュケースに気がついた。
「貴様が持っているのは例のケースか」
「そうよ」
きっぱりという金0。
「うん、男らしいぞ」と一升。
ゲシッ!
「誰が男よ!」
「グハッ!!!!!へへ・・・・・いいキック持ってるじゃネエか・・・・・」
金0の回し蹴りが一升の鳩尾(みぞおち)にクリーンヒット!一升はロボの手の上から落ち、瓦礫の山に落下した。
「ふふふ・・・・・・・・・・そんな事をしてしまってよかったのかな?」
少々台本と展開が違い、焦りながらもアドリブをかますポリデントはやはりプロである。
「ええ」
「・・・・・・・・まぁ、いい。小僧の首を吹き飛ばされたくなければおとなしくケースを渡せ」
笑作に手を向け、金0を脅すポリデント。
「ふっふ・・・・・・・・・ん!?」
ポリデントは異変を察知し、足元を見ると先ほどの一升の札がポリデントの体に纏い(まとい)付いていた。
「う・・・わああ!!!!!」
急に台本どおりに戻っても、台本通りに演技できるのはプロの証拠。
「先に行け、金0!」
いつの間にかその場に戻っていた一升は叫ぶ。
「はい!」
笑作を連れ、一升より先にその場を離れる金0。
「てぇりゃぁぁー!!!」
札に捲かれ動きが取れないポリデント目掛け、剣を振る一升。
見事にポリデントの首を吹き飛ばした・・・・・かに見えたが。
「このハゲ坊主がぁ!!!!!」
「な、なにぃ・・・・・・」
消臭波で札の術を破られ、おまけの二段消臭波を食らい、またも瓦礫に落ちる一升・・・・嗚呼・・・・哀れなり。
「はぁ・・・・はぁ・・・・・・」
さすがのポリンデントもちょっと焦ったらしい。
「ミスターポリデント」
問屋から通信が入った。
「あの女の持っているサンプルは本物だ、その証拠に私の股間が反応している、じゃなく、呼応が急激に強くなった
今度こそ間違いなく奪い返して・・・・・・・」
そこで通信は終った、ポリデントが切ったのだ。
「若造がいちいち五月蝿い!」
そう言って金0を追うポリデント。
「ええい、ンニャク(エンシャク)殿、我々も出るぞ!」
ポリデントの行為がちょっと気に触ったらしい問屋であった。
その頃、借金長官(中条長官)と酒味醂(呉学人)は南の量産泊(梁山泊)に居た。
「女め・・・・上手く隠れおって・・・・・・・・・だが今いぶり出してやる、てぇりゃぁぁぁ!!!」
ポリデントはマンホールに向けて消臭波を打ちこんだ。地下を逃げている金0をいぶり出そうというのだ。
消臭波は地下を逃げる金0を追う。当たると思った刹那、金0はマンホールから飛び出した。
「そこかぁぁ!!!」
だがそこを待っていたと言わんがばかりにポリデントの消臭波が襲う。
「何っ!?」
どこからともなく現れた特売バーゲン機構のC級販売員達10数名が金0をかばうように盾となった、が軽く弾かれてしまった。
消臭波に弾かれた販売員達を横目にポリデントは走る。
「あれでも殿(しんがり)のつもりか!所詮特売バーゲン機構の販売員などこんなものだ!」
ポリデントの目の前に見えるのは建物を足がかりにして逃げる金0。
絶好のカモである。
「さあて、決めてやる!でぇやぁぁぁ!!!!」
消臭波が唸りをあげて金0に向かってくる。
金0がジャンプで避わして逃げるが、目の前に問屋が現れた。
「新手!?」
一瞬問屋に気を取られた隙をポリデントの消臭波が襲う、ジャンプで避けようとするが間に合わずチャイナの肩の部分が破れた。
「ああぁぁぁー!!!」
「・・・・・・・・・!?」
チャイナの破れた瞬間、金0のペンダントが問屋の目を捉えた。
「金になる!」と思ったわけではなく、そのペンダントには見覚えが合ったからであった。
消臭波を受けバランスを崩した金0は建物の屋根を転がり、アタッシュケースを屋根に引っ掛けて落下を防いだのだった。
「くぅ・・・・・・・」
ケースの上にポリデントの足が乗る。いつの間にやら目の前にまでポリデントが接近していたのだった。
「ふ、てこずらせおって。だがこれで終りだ、覚悟しろ女!」
ポリデントの手のひらに気が集まっていく。
「!!!!!!!」
最後を悟ったのか、何か策があるのか、金0は目を閉じた。
金0の体が青白い輝きに包まれていく。
「う!?ああああ!!!?」
その光りに片手を捲きこまれているポリデントはうろたえていた。
なんとか手を抜こうとするが簡単には抜けない。
「どうした!?」
問屋が異変を感じ、様子を見、輝きに包まれている金0の姿を見て呟いた。
「ま、まさか・・・・・・・・・」
「う、うおおおおおお!!!」
やっと手の自由になったポリデント。
だが目の前の金0は光りに包まれ、笑作と共に姿を消した。
「あ・・・・・・ん・・!?」
手の自由を確認し、金0を探すため周囲を見た。
数十メートル先に二人の姿を発見し追いかけようとした時であった。
「ん!?」
突然、何十発もの大砲弾がポリデント目掛けて発射された。
弾の出所はアドバルーンの砲台であった。
「打て、打て、打て!打てぇぇぇ!」
そう叫んでいるのは鍋牛。
アドバルーンの大砲前に立ち、司令官気取りでいきがっている。
「打て、打てぇぇ!!」
弾がそれてか、砲撃者が狙ったのか、鍋牛が当たりやすい位置に居ただけか、当然の如く弾は鍋牛にも被弾したのであった。
「なんで・・いつも俺はこんな役・・・・なんだ・・・・・グハッ!!!」
血を吐き、出てこようとする体内器官を腹の中に押し戻しながら、2発目の砲撃を受け鍋牛は地上へ落下し、絶命した。
ポリデントは消臭波をロケット代わりにして空を飛びつつ、アドバルーンへ近づこうとするが、途中に障害物があったため一旦地上へと降りた。
「ええい、うっとしい!その骨董品の船ごと落としてくれるわ!!!!」
そう言い、アドバルーンへ向けて両手で消臭波を放とうとするポリデント。
「そこまで」
「ん?」
問屋の一声でポリデントは振り向いた。
「どうした?」
「作戦を多少変更したい」
「断る!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「すまん、冗談だ。続けてくれ」
「・・・・・・・ケースを取り戻す前にこの上海油田を予告通り爆破する」
「なんだと?貴様」
「本気と書いてマジです、ミスターポリデント」
問屋はフォアグラーの方を向き。
「ご覧の通り、フォアグラ−は既に活動を開始しています」
「貴様、アレをやる気か?」
「この作戦、地球最後の上海油田を大借金を持って我等が農作物園とし、飢えに苦しむBS団員を救うため、ではなく大借金を持って我等が本拠地とし、ハイパーダッシュモーターの使えなくなった連中を支配下に置く事が最終目標」
(長ったらしい台詞だな・・・・)そうポリデントは思っていた。
「それを爆破などしてしまえば我々BS団も使用可能な資源を失ってしまう、そう疑問を抱くのでしょう」
「当然だ、説明してもらおう」
「その必要はない」
「ん!?」
「お忘れか?全ての作戦指揮権はプロジェクトリーダーの私にある、つまり私の指示はビッグ・セール(ビッグ・ファイア)の意志である!」
「貴様・・・・・!」
二人の間に広がる嫌な雰囲気の中、コ・ンニャク(コ・エンシャク)はただ静かに見守っていた・・・・・(仮面が暑いな・・・取りたいなぁ・・・)
しばらくして、ポリデントが口を開いた。
「ふ・・・・・好きにするが良い」
ポリデントは問屋から十数メートル離れた。
「ん?」
「心配するな、集合場所には送れずに行く。そうだな、さっきの女にはもう一度会いたいからな」
「!」
「何せ、珍しいものを見せてもらった。あの類を見ない能力、この世では問・・・ゲフンゲフン!誰かさん一人のものと思っていたが・・・」
その言葉を最後にポリデントは去った
「・・・・・・・・・・・・・」
アドバルーンを見て問屋は呟く。
「しかし・・・・・そんな事があって良いのか・・・・?」
場所は移り、上海上空のアドバルーン内。
傷だらけの販売員達の姿が痛々しい・・・・・はずもない。
ブリッジ内にはなんともいえない『ケシ』のような臭いが漂っていた。
「ロボ,ロボ・・・・・・・」
泣き声のまま何度もロボの名を呼びつづける笑作。
「くくく・・・・・・・・・・・・・」
反省しているかのようで笑作の泣き声を聞き、笑いが堪えられそうにない鍋牛の姿もあった。
(いつの間に復活したの・・・・・・・・?)
金0はそう思ったが、周囲の皆はそんな事は微塵にも気にしてはいなかった。
「ロボォ・・・・・・ロボォ・・・・・」
まだ呟きつづけている笑作。
(これだけ呟くのを見ていると、つぶ○きシローを思い出すわね・・・ダウンタウン万歳・・・・・・・・)
と金0、結構なマニアックぶりである。
笑作の肩に手を置き優しく声を掛ける。
「笑作君、もう大丈夫なのよ。さあ、安心してロボを呼び戻して・・・?」
金0の顔を睨み付けるような勢いで、笑作は言う。
「駄目なんです!さっきから何度も呼んでいるのに、ずっとあのまま動かないです!!!」
「そうね、年代モノだから・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
笑作は一瞬ポケットに入っていたバタフライナイフで金0の喉を掻っ切ってやろうか、と思ったがもう少し悲しみの少年を演じていたかった。
「僕が命令違反なんてしたから・・・・・だからロボはもう僕の言う事なんか聞いてくれないんだ・・・!」
「だから・・・・・ロボにそんな事は分からないわよ、あんな図体だけのデカ物・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
笑作は再びナイフに手がかかったが、まだ理性が打ち勝っているので大丈夫、神様見てるよ!
「そんな・・・・・・・」
「甘えてんじゃないよ!!!!!!」
でかい声が響き渡ると楊枝が一升の遺体を持ってブリッジへと入ってきた。
「ん・・・・?姉さん・・・・」
意味深な顔で楊枝を見る鍋牛。
楊枝の肩から『落ちた』一升が動いた、残念ながらまだ生きていたらしい。
「笑作、あんた本当にそれで良いのかい?ロボがあのままで良いっていうのかい?」
とてもいつものノリで「うん!」とは言えなかった。今の楊枝は最強喧嘩ヤクザ『花山○』の4倍は怖い。
「そんなんじゃ・・・・・なんで家の亭主があそこで頑張ってるのか分かんなくなるよ!」
え・・!?という顔をする笑作と金0。
「大漁の兄貴が!」
さすがに大漁に関することは鍋牛でもギャグにしないらしい。
「大漁さん・・・・・・・・」
呟く笑作。
上海の地から離れていくアドバルーンを満足そうな顔で見上げる大漁・・・・・・・・
そこに一人の男が現れた。
「消臭の・・・・・・」
消臭のポリデントであった。
「大漁、そろそろ決着をつけたくてな・・・・」
そう言って「ニヤッ」と笑う。
それに合わせるかのように大漁も同じく笑った。
そうして大漁は電磁ネットワイヤーのオートマチック機能を作動させた。
向き合う二人。
「思えば貴様とも長い付き合いだったなぁ」とポリデント。
「消臭の〜、どうやら今日は本気らしいな・・・・・」と大漁。
「問答無用!決着を着ける!」
「てぇぇい!」
お互い洗車拳・消臭波で戦闘準備は万全の状態となった。
(笑作・・・・どうした?ロボはお前を待っているぞ・・・・・・)
そう心で呟く大漁。
アドバルーンにいる笑作に大漁の声が聞こえた。
(そうしょげるな、なぁに・・・・こんな失敗は幾らだってあるさ・・・・・・・大したことじゃねぇ・・・・・)
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
(でもな、大切なのは・・・その後だ!)
「分かりました、大漁さん。もう一度やってみます!」
笑作はロボへの命令発信機である腕時計を開いた。
その頃、大漁とポリデントとの闘いは終ろうとしていた、お互いの実力は知りつくている、ということは勝負は一撃で十分ということをお互い分かっているのだろう。
「てやぁ!でぇぇえい!」
「でゃああ!ふぃぃやぁぁ〜!!!!」
お互いの間に凄まじい闘気の渦が出来た。
強力な力と力のぶつかりあいでなければ発生する事のない、空間。お互いの力はそれほど強く、また実力伯仲でもあった・・・・・・・・
そんな中、笑作は最後の試みをする。
「ロボ、僕の声が聞こえるかい・・?ロボ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「もし、僕の声が聞こえたら立ちあがって僕と一緒に戦っておくれ・・・」
「僕はお前が倒れて初めてわかったんだ、僕は今まで一人でBS団と戦っているつもりだった。でもそれは違ったんだ!」
「だって、僕達の周りには一升さん、楊枝さん、大漁さん、借金長官、酒先生・・・」
(お、俺の名は・・?)
そんな疑問を抱く男が一人居た。
「それに・・・・・・・」
(なるほど、この俺は一番最後に持ってこようって事か。なるほどねぇ、見なおしたぜ笑作♪)
「金0さん」
(・・・前言撤回!!!!!!!!!!このクソガキが・・・・最終回で殺す!!!!!)
一人で勝手に最終回を予想している男が居たが、誰も気にしない。
「いつも皆が一緒だったじゃないか・・・・」
笑作はまだ続けている。
「だから、一緒に戦おう・・・もう一度『勃って』戦おう・・・・・皆と一緒に戦うんだ!」
ロボの手が動いた・・・・・
「だから起ち上がっておくれ、ロボォーーー!!!!!」
ロボの手の動きがハッキリとしたものへと変わった。
「ジャイアンとロボォォーー!!!!飛ぶんだぁぁぁー!!!!」
ロボの目に光りが戻り、ロケット噴射で上昇しようとしている。
上空から攻めるポリデント!
下から突き上げるように攻める大漁!
その時ロボは無事アドバルーンに向かって上昇していった。
長く続いた二人の勝負に今、決着がつけられようとしていた・・・
しかし!
二人の激突する瞬間、大漁の体が上空へと引っ張り上げられていった!!
「う!!!!なんだ・・・・?これは・・・・何故・・・・・・!!!!!」
電磁ネットワイヤーが一台・・・いや、2台、大漁へと方向を変えているではないか。
大借金を宇宙へ放り上げるためには20数台必要だが、人一人放り上げるくらいなら2台で十分であった。
「くぅ・・・・・・・・なぁ、笑作・・・・・・それでいいんだ・・・・・・ロボには命令するんじゃあない・・・・一緒に戦う!その気持ちを忘れるな・・・・」
電磁ネットワイヤーに捕まり、なすすべもない大漁はとりあえず台詞を言った。
「消臭の〜、お前さんも一緒に逝くか・・?」
「逝きたかないわ!」と言う気持ちを押さえながら、ポリデントは言う。
「何を言う、大漁!わしは納得いかんのだ!こんな作者の都合でギャグにされた勝負などで良いはずがあるまい!!」
「くぅ・・・・・・・」
電磁ネットワイヤーが大漁を振り回し空へと放り上げた!
「未練だぜぇぇぇぇぇぇぇえええええ〜〜〜〜〜!!!!!」
本当に未練そうな最後の叫びであった。
「大漁ゥゥゥゥーーーーーーー!!!」
こちらの叫びも相当に未練そうであった。
こうして大漁は遠くのお空に消えていきました・・・・・・・・・・・・
そんなこんなで、いつの間にやら忘れ去られていた大借金フォアグラ−によって上海は落ちた・・・・・・・・・・・
−−−こっからは539が書くよ−−−
ここは特売バーゲン機構の本拠地、何やらおおがかりに見えそうな装置が作ってあった
舞台裏といっても気を抜いてはいけない
話をスムーズに進めるためにはこういった準備が必要なのだ
そこには何故かいる酒味醂、いて当然の借金長官、そしてその他がいた
「ここにあるのは、例のサンプルの偽造品・・・・これで」
「説明の必要はない、本編のアニメを見た」
酒味醂のセリフと途中でさえぎる借金長官
酒味醂はまだ喋りたそうだ
「そんな・・・私のセリフが・・・・・」
「いいといっているだろう」
「・・・・・・・・・・・・」
二人に沈黙が訪れた
対等に話す事も出来ない
圧倒的な力の差がそこにはあった
上下関係、これを無くすほどの価値は酒味醂には無かった
だが今はそんな事を気にしている場合ではなかった
遠くから凄まじいエネルギーが飛んでくる
「アンチ・・・えっと・・・アンチ・・・・アンチなんとか来ます!!」
「名前ぐらい覚えとけ」
酒味醂の怒りが爆発する
さっきのうさばらしだろうか
だが、つい出てしまったその言葉が命取りになる
ここはそういう場所だった
さて、酒味醂の命運はほっといて話を進めましょう
凄まじいエネルギーがサンプルのモーターに影響をあたえた
そして、サンプルモーターは周囲においてある通常の市販モーターに異常ともいえる影響をあたえた
通常では考えられない回転が確認された
ギアがもたない・・・・
モーターはあっという間に熱ダレをおこした
「い・・・いかん・・・・酒先生・・・・」
長官が血まみれで横たわっている酒味醂をおこし身構えた
ドカーーーーーーーン!!!!
モーターはアニメ通り爆発を起こした
あらゆる物がぶっ飛んだ
助かった者は少ないだろう
だが、借金長官は助かった
酒味醂という犠牲を払い助かった
ミニ四駆の研究とはこれほどまでに危険なのだった
「大漁のとっつあん・・・・」
大漁の死に涙を流す笑作
そのわりにはセリフがふざけているようにも見えるが、そんな事はどうでも良かった
そんな悲しみに浸っている笑作の横で金0が苦しいそうに表情をしている
っていうか、倒れました
近くにあった階段にリズム良く頭をぶつけ
まさに、ゴンゴンゴゴゴンとかなりノリの良いリズムでした
みんながそれに注目する
「き・・・金0さん・・・・貧乏さん!!」
「余計なお世話よ!」
すかさず突っ込む
「大丈夫ですか?一文無しさん・・・」
「だから・・変な呼び方しないでよ・・・」
「でも・・・・」
なにが「でも・・・・」なのかは知らないが
金0の凄まじいにらみに笑作は言葉を失った
金0は少しつらそうだ
別に変な呼ばれ方をしたからってわけではなさそうだ
何か他の理由がある
そんな感じだった
「金0まさかアレを使ったのか?」
一升瓶が心配そうに駆け寄る
「アレ?」
笑作が一升瓶に聞き返した
一升瓶がそれに答えようとし口を動かした瞬間・・・・
「宅配便(瞬間移動)だ・・・」
鍋牛が横からでしゃばった
一升瓶がしかめっ面をする
「念じれば、地球の裏側へでも瞬時に飛んでいける・・・・
こいつはBS団の十傑集でも使えるやつのいない、すげぇ能力なんだ」
説明のほとんどを鍋牛に持っていかれて
腹がたった一升瓶は、剣で鍋牛の首をふっとばした
こうして一升瓶はセリフを獲得しました
「だが同時に金0にとっては諸刃の刃、使えば命が削られる
使えば使うほど術者を苦しめる・・・・」
一升瓶は満足そうな表情だ
「でも僕等にとっては好都合なだけですよね」
笑作少年も満足そうだ
「まあ確かにその通りじゃのう」
「わっはっはっはっはっはっはっは!!!」
みんなの笑い声が暗い雰囲気を明るくする
一人だけ沈み込んでいるようにも見えるが・・・・
たった一人の犠牲でこの人数が助かるのだ
これほど合理的な計算もあるまい
「これは全部お父様のせいよ!!!」
たまらなくなった金0はどっかのセリフを叫んだ
だが・・・
「お前のせいなんだよ!」
ゲシッ!!
笑作が蹴る
ゴスッ!
楊枝が棒で殴った
ズバンッ!
ここぞとばかりに復活した鍋牛が斧で頭をかち割った
ザシュッ!
また出番の無くなった一升瓶は再び鍋牛の首をはねた
一見いつもと変わらぬ普通の光景だった
だが、みんな内心荒れている
大漁がいなくなった事はそれほどまでに大きいものだった
本当の死とはそういうものなのだ
これは都合で何とかできるものではない・・・・・・
研究室はぶっ飛んだ
実験が終って数十分がたっていた
怪我人はベットの上に寝かされている
酒味醂もその一人だった
その酒味醂が目を覚ますとベットの横には長官がいた
実験による被害はそれなりのものであった
この実験をはじめたのは酒味醂だった
長官のサングラス越しの威圧が酒味醂の精神を押しつぶしていく
酒味醂はどうしていいかわからなかった
とっさに何処からともなくビール瓶とコップを取り出した
「とりあえず一杯やりませんか・・?」
酒味醂は長官にすすめた
「うむ、すまない」
長官の機嫌も心なしか少し良くなったようにも見える
酒味醂はビールをつぎながら考えた
話をきりだす前にふとあることを思いついたのだ
ここから先少しの間は酒味醂の精神世界である
−−−−−−−−−−−−−−
パリンッ
ビール瓶が割れる
割れた先は刃物へと化した
長官をつかまえてビール瓶をつきつけた
「か・・・金を出せ!!」
強盗だ
この瞬間、酒味醂は強盗と化した
何処からか現れた銀行員が金の入ったバッグを目の前に置いた
「なんだこれは!!」
「それは金だ、君が要求したものだ」
説明するえらい人Aさん
ここは仮に田島さんという事にしておこう
「俺が要求したのは梅干し茶漬けだぞ!!とっとと持って来い!!」
言ってる事がさっきと違う
「くッ・・何て慎重な犯人なんだ・・・」
この人もどこかずれている
仕方なくお茶漬けを用意させる
だが・・・・・
「まだ焼けねえのか!!焼きイモはどうした!!」
1分やそこらで焼けるわけがない
「むぅ・・犯人め、何て頭の良いヤツなんだ・・・」
もうどう話がすすんでいるのかすらわからない
・・・・・・・
・・・・・・・
この先酒味醂のわがままがエンドレスで続きます
・・・・・・・
・・・・・・・
−−−−−−−−−−−−−−−−−−
さて、現実世界に戻って、酒味醂は話をきりだすことにした
「ああ・・・私は何て事を・・・今思えばあのサンプルを作る事のできる博士がもう一人・・・・」
酒味醂は大げさに言ってみせた
「ああ、その事か・・・すでに知っている」
酒味醂は驚いた
「アニメ版を見た。もう説明はいいよ」
「・・・・・・・・・」
またもセリフを消された酒味醂
このあと酒味醂の運命やいかに
どうなる酒味醂!?
ビ―ッビ―ッビーッ!!!
船内に警報のサイレンが鳴り響く
火災だ
原因は敵が来た
楊枝が我先にと駆け出した
「いくよ一升瓶!!」
「おお」
景気よく一升瓶も駆け出した
「ちょっと待って!」
金0が呼びとめる
「楊枝さん、私たちに何か言う事は?」
金0はなんとなくそういってみた
だが・・・
「あんた達に言う事なんてなにもないさ!ヤッホー―ウィ!!」
もう名シーンもクソもあったもんじゃない
「敵は?」
「仮面のヤツです!」
「むむぅ・・・よりにもよってンニャクか!!」
「なんかやたらと言いにくいねぇ」
「そうだな、ンから始まるからな、ンから・・・・」
「それにしてもこんな風に話ながら行ってても良いのかねぇ?」
「そういえばさっき通りすぎたような・・・」
一升瓶がとんでもない事を言い出す
「ハゲェ!!もっと早く言いな!!このハゲボウズ!!」
「な・・・」
「急ぎな!もう時間がないんだ」
もうこの二人は何をやっているのやら・・・・
コ・ンニャクはその間にブリッジへまっしぐらだった
ブリッジに一人の男が現れた
コ・ンニャクではない
白衣を着た老人だった
「おとうさま・・・・」
金0は小声で言った
「お互いあの能力で助かったのだ。さあ、そのサンプルをこっちへよこせ」
「であああぁぁ!!」
鍋牛が掛け声とともに斧を振りかぶった
「うるさい!!」
白衣の老人ことフォアグラ―博士に動きを止められてしまった
笑作もいつの間にか動けなくなっている
二人の影には針のようなものが刺さっていた
「違うわ、あなたはお父様なんかじゃない」
「何を言うんだ・・・・さあモーターをこっちに・・・」
「お父様には宅配便もこんな能力もなかったわ」
その瞬間フォアグラ―博士から凄まじい殺気がはなたれた
あたりは憎悪につつみこまれようとしていた
バリバリバリッ!!
凄まじい爆音が響き渡る
笑作にイナヅマが落ちた
「うおおおおおおおおおお!!!」
笑作は気合で術をブチ破った
「なに!!こ・・・この力は・・・・」
フォアグラ―博士の姿がみるみると問屋へとかわっていった
どこからイナズマが?アドバルーン船は大丈夫なの?等々の疑問は考えてはいけない
「ジャイアンとロボ!!」
バキバキバキッ
壁を突き破って巨大な手が現れた
「ガオオオゥゥゥ・・・・・!!!!」
「ジャ・・・ジャイアンとロボ」
問屋はジャイアンとロボに掴まれた
そのおびえる顔を見た金0が放った一言は
「バフゥー、マ・ヌ・ケ」
ではなく
「お・・お兄様・・・」
どうやら話は複雑な展開へともっていかれたようだ
めんどくさい事をしてくれる
金0のアホめ
これからのお前のあつかいはもっと悪くしてやる
ブリッジの扉が見えようとしていた
そこにはコ・ンニャクがいた
その少し離れたところに楊枝と一升瓶がいた
「こうなれば、手は一つ・・・」
「わかった」
一升瓶は何かを心得てアドバルーンの外側をわたりはじめた
楊枝は再び走り出した
楊枝の目にコ・ンニャクがうつった
「追いついたよ」
楊枝は息を切らしながらコ・ンニャクにむかって言った
「その先は確かにブリッジさ、でもねそこへ行かせるわけにはいかないんだよ!!!」
楊枝は内心、しまったばらさなくってもよかったんだ・・・
っと思いながらとびかかった
それが幸運を呼んだのか
ラッキーパンチと言うか・・・
楊枝の攻撃がコ・ンニャクにクリーンヒットした
「え・・・・」
楊枝自信驚いた
「勝ったのかい・・・・・?こんなあっけない結末・・・・」
楊枝は一つの事に気がついた
それは一升瓶の事だった
急いで一升瓶の方を向いた
止めなければ
「やめ・・・・」
「えい!!!」
ガシャンッ!!!
何かのスイッチを入れた
ガクンッ!!
ブリッジがきりはなされたのだった
「ついでにこっちもあらよっと!!」
景気よくもう一つスイッチを押した
例のごとく自爆スイッチだった
「バカアアアァァーーーー!!むしろ、ハゲエエエェェェェーーーーー・・・・・・・・・」
バゴオオオーーーーーーーン!!!!
声は爆発の中に消えていった
空から落ちていくアドバルーン
さあ、笑作達の運命やいかに・・・・・
−−−−−−−− つづく −−−−−−−−−−
−−−−−−−−−−−−− 次回予告 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−
おもえばあの日が全ての始まりだった
今ではその少年の心にのみ残された記憶
父から残されたメッセージ
「笑作、お前は・・・・・」
「もういいよ、やっぱりハンバーガーが食べたいなぁ」
「・・・・・・・・」
次回 真実の隣町デパート 〜過ぎ去りし少年院のあの日々〜
どうなる?ジャイアンとロボ!!!
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−