〜マニアック用語辞典〜
や行





夕闇通り探検隊[ゆうやみどおりたんけんたい]

1999年に発売されたPSソフト。メーカーはスパイク。
今は亡きヒューマンの名作ホラーADVトワイライトシンドロームの 流れを受け継ぐ作品。

人面ガラスに”100日後に死ぬ”という呪いをかけられた中学生3人組が、
心霊現象、都市伝説、そして人面ガラスの呪いの真相等といった
全部で44の噂 を検証・解明していくゲーム。

ゲームの舞台”陽見市”は、東京都日野市がモデルらしく
ゲーム中の所々に実在する場所も出てくる。
2D横視点で街を探索していくのだが、
背景の描き込みと、音の演出の細かさにより
画面から街の生活感が滲み出てくるようで、
リアルという点ではシェンムーより上なのではないだろうか。

ホラーADVというだけあって怖いのは確かだが、
それだけではなく同時に”恋愛”や”思春期における心の葛藤と成長”等といった
人間ドラマも細かく描かれている。

欠点は、操作性に少々難があることと、
攻略本やサイトがないと、クリアがかなりツライ高難易度であること。
ゲーム性からいってしまうと、糞ゲーと叩かれても不思議ではない。
が、物語の奥深さといった点では、
そこらの大作RPGやサウンドノベルの糞続編なんかでは足元にも及ばないと思う。
ゲームの出来の不味さを、ストーリーでカバーした貴重な例であるといえる。

”怖いのはちょっと・・・”というだけで、敬遠するのは実にもったいないので、
ホラー系が苦手な人も少し無理してでもやってほしい。
それだけの価値はある、と思う。
ソフトの入手は少し困難なので、
見かけたら騙されたと思って即座に購入する事をお勧めする。




戦略的撤退