かまいたちの夜2


じつはこのゲーム、とうの昔に売りました。

思い出しながらのレビューですので、間違えなどがありましたら

遠慮なくおっしゃってくださいね。


・・・とまぁ逃げ道を用意したところで、 レビューをはじめましょう。


言わずともわかるでしょうが、かまいたちの夜の続編です。

ぶっちゃけ、私は前作をあんまり好きではありません。



その理由は村上ショージとタメをはる ギャグについていけないとか、

要するにシナリオが肌に合わなかったからです。

ではなぜ、その続編であるこのゲームを買ったのか?

しかも発売日前日に新品で。


その理由はある日、私が夜中に眠れずテレビを見ていたとき、

ちょうど「GAME WAVE」が放送されていました。


この番組を知らない人に簡単に説明しますと、ファミ通のテレビ版です。

ちなみに司会はゲームデブ伊集院 光です。

つけくわえると、浜村編集長の顔が本当にでかい。

私はあれはCGだとにらんでいます。


ちょうどその日は、かまいたちの夜2の特集をやっていたんですが、

その時少しだけ、オープニングムービーが流れました。

そのムービーに私の心は奪われました。

幻想的だが得体の知れない怖さをはらんだ、いわばサイコホラーチックなもので、 私のモロ好みでした。

ホラーチックなストーリーなら大好きだし、 ウソでしょうが伊集院もベタ誉めしてたし、

それなら買ってみるかと思ったわけです。

君にはしてやられたよ。伊集院君。 (あごの肉をタプタプさせながら)


そんなこんなで、発売日前日のゲット。

とりあえず、オープニングムービーを堪能した後、 さっそくプレイ開始!

名前はもちデフォルトで!さあ、楽しむぞ!


・・・2分後、いきなりバットエンド。


しかも、恋人が我孫子(わびし)というこのゲームのシナリオ担当 に奪われるという不愉快極まるもの。

ちなみに、説明書にこの我孫子という人の写真がのってるんですが、

ただの地味なおっさんです。

ヒロインを自分の彼女の名前にしていた場合、 ゴルゴを雇いたくなります。TIMの。

まぁこの我孫子という人物は、本筋のルートの場合は 物語の重要な要素となるんですが、

ファーストプレイでこのバットエンドをみると、 たとえシリアスな場面でもこの名前が出ると、

地味なおっさんの顔がちらついていっきにクールダウン。


この時点で、私の行動を決める三つの頭脳(理性・本能・プライド)の内

「理性」と「本能」が"売却"の方向に傾きました。

とりあえずのかろうじて残った「プライド」でプレイ続行。


その後、

階段を下りつづけたら、賽の河原にたどり着く。

カラスをむさぼり食う。(効果音付き)

等の素敵なバットエンドを重ね、ようやく最初のメインである、 わらべ歌篇(※一応、推理物です。)クリア。


ネタばれは避けますが、ここでわらべ歌篇の感想というか不満点をいくつか。

これをトリックというなら、富士見ファンタジア文庫と同等だ。とか

そもそも、推理なんて必要ねぇじゃねぇか。とか

わらべ歌は結局こじつけかよ!とか

犯人がマニキュアなんぞをわざわざ持ち込むな。とか

おまえの変装は、ハリウッドにでも行ってやったのか?とか

メインでもあるこのシナリオに「完」が1つだけとは どういうことだ?とか

まぁ、そんなくだらないことしかないですけど。

しかしトリックに関しては、少しばかりひどすぎです。

大掛かりすぎるというか、よくもそんな都合の いいモノがあるものだね!という感じです。

さすがのコナン君もつばを犯人に吐きかけます。ペッ!


音楽・グラフィック・操作性等はかなり良いんですけど、

問題はシナリオの特殊なノリについていけるかどうかです。

ジャンルについては数種類用意されてるのですが、

それを書いた作家の個性というものが、どうしても出てしまいます。

それを好きになれるかどうかで、 この作品の評価は真っ二つに別れます。

この作風が好きな人は大満足でしょうが、嫌いな人はまさしく苦行。

わかりやすく例えると、

愛読書が「ラブひな」の 人間に、横山光輝の「三国志」を全巻読ませるようなものです。

これを耐えれば、悟りが開けます。


私はというと、オープニングでサイコホラーなんだと 勝手に思い込んでいたせいで、結構期待外れでした。

その後サイキック篇・陰陽篇・底蟲村篇と一通りやったのですが、 どれも気持ち悪かったです。

とくに陰陽篇は、とてもグロイ描写満載で、 これを作ったのはタチの悪い小学生かと思いました。

他にもわらび歌篇とかもあったんですが、

この時点で私の三つの頭脳の最後の砦「プライド」が、 白旗をあげました。

承認完了!よし、売却!

そして後に残ったのは後悔と、現金3500円。

大体、前作を好きじゃない時点で後悔する事は確実だったのですが。

まぁ前作を好きだった人には、オススメデスヨ!(棒読みで)


俺としては、街2を作ってほしかったなぁ・・・。 (あきらめの顔で)
戦略的撤退