摩訶摩訶(マカマカ)



※今回は、思い出しながらのレビューです。


スーファミ史上で最大のバグゲーです。

おそらく、クソゲー関連に少しでも触れたことある人は知っていると思います。

ジャンルいたって、普通のRPGです・・・が

その 小学生がRPGツクールで作ったようなストーリー

デバッグを面倒くさくて やってないんじゃないかと思うほどのバグの多さで

普通というには、あまりにも雑で泥細工のようなゲームと化しています。

おそらく、よほどの愛がなければクリアは不可能でしょう。

とはいえキャラクターは皆、揃いも揃って

水木しげるの漫画に出てきそうな奴らばかりで、

愛を注ぎたいと思えないのが致命的ですけど。


にも関わらず、俺はこのゲームを3回ほどクリアしました。

極論すればこのゲームは 俺みたいなバカゲームバカ にはたまらない一品なのです。


ストーリーは

”悪のマカマカ団に ミジンコに変えられた両親を元に戻すため、組織に戦いを挑む“

というミジンコという一部分以外はいたって普通。

まぁ、その一部分がこのゲームの方向性を如実にあらわしているんですけどね。


戦闘はFF風のサイドビューですが、キャラのでかさは桁違い。

動きのパターンは多いとはいえないが、

迫力がある・・・というかキャラの表情が細かく描かれていて 見ていて楽しいです。

このゲーム 最大のウリにして唯一のまともな部分 はここぐらいでしょう。

個人的に、このゲームの戦闘はかなり好きな部類に入ります。

だからこそ、3回もクリアできたと言えましょう。

でなければ、こんなクソゲーはクリアするどころか

分解してコロ助に作り変えてます。(パーツの都合でチョンマゲのみ)


敵キャラは個性という言葉で片付けるには

あまりにもキャラデザの相原コージの脳が気の毒な連中ばかりで面白いです。


このゲームのスライム的な雑魚の役割の ザコ

鼻に手足のついた鼻男

ピンク色のアソコという文字に手足がついた アソコ

巨大な手を持つ婆、 張り手ババア



・・・といったビジュアルもさることながら、その名前も脊髄反射チックで

ゆでたまご先生でも、 もっとましな名前をつけるぞな (ベンキマンとか)

ネーミングセンスで統一されています。


極めつけは、でかい美川憲一の顔の敵"デカイケン"。(身長はガンダム並)

変な日本語ですが、実に的確な表現です。

・・・にしても無許可じゃねぇのか?これ。

しかも色違いバージョン(肌が死体色)で デビル デカイケン”というのも存在します。

俺の知る限り、RPGで美川憲一が敵として出るなんて前代未聞です。

当時の任天堂はどうかしてたんじゃないでしょうか?

チェックがザルです。

まぁ確かに、妖怪っぽいけどね?

これを見るだけでも、このゲームを買った価値はありました。

それに、美川憲一の顔を 剣で切り刻むという シュチュエーションはバーチャルとはいえ、

なかなかあるものではありませんし。


・・・ここまで、聞いて面白そうだと思った人も、 何人かいるかもしれません。

確かに、ここまでの情報を統合すると、 ただのバカゲーにしか思えないでしょう。

しかし、そう思うのは少し早すぎます。

問題はその最悪なプレイ感覚とバグの多さです。


まず驚くのが、ロムカセットなのに 読み込み時間がPS並。

特に町からフィールドに画面が切り替わる時なんかは

おそらく4〜5秒くらい かかってんじゃないでしょうか?

ザ・ワールドを中で飼ってるんじゃないかと錯覚するほど ゲームの進行を止めてます。

里美の謎を見習ってほしいものですね。 (こっちは遥か後の発売だが)


さらに、最悪なのが伝説に残るほどのバグの多さ。

いまどきの同人ソフトでも、このゲームほどは酷く無いでしょう。

いくつか例を挙げると、


魔法がフィールド上では、何人仲間がいようが主人公の覚えているものしか使えない

乗り物の一つである船がフィールド上で忽然と消える(降りた場所を覚えていないとクリアが絶望的に)、

エンディングのスタッフロールがバグって スタッフの名前が見えない



特に最後のスタッフロールのバグは、

責任を逃れる為にスタッフがわざとやってんじゃないか?

と邪推をしてしまいます。


聞くには面白いが、やるのは苦しい。そんなゲームです。

おそらくソフトの入手はかなり困難だと思われます。

もっと詳しく知りたい人は、このゲームを扱ってるサイトは結構あるので そちらをどうぞ。

どうしてもプレイしたいと言う人がいたら、

そんなどうしようもない人間の事など、俺は知ったこっちゃねぇので

勝手にして下さい。




戦略的撤退