99.8.6
東4局0本場
東家 28,000(Schwarzmehr)
南家 30,900
西家 24,000
北家 25,100
東南戦で,トップ者が南4局終了時に規定の得点以下であった場合に西場に入るというルールがある。仲間打ち麻雀では採用されている人もいるであろう。しかしこの西入というルールは,半荘の時間が長引かせる,かったるいルールだと個人的には思う。
さて東風荘でも,オーラス時にトップ者が3万点に達していない場合は延長戦に入ることになっている。しかし,東風戦の場合,南場をまるまる行うのではなく,誰かが3万点に達した時点で即終了というユニークなルールを採用している。このサドンデスというルールが,オーラスとはまた異なった緊張感があってよいのである。27,000点持ちの3万点返しであるから,サドンデスに突入するということは,すなわち全員が僅差であり,全員にトップのチャンスもあればラスの危険もあるのだ。
全員に優勝のチャンスがあるオーラス。トップ目の南家は,中が暗刻の絶好の配牌だ。
南家 ![]()
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ドラ
イーシャンテンが長かったものの,11巡目でようやく2-5筒待ちのテンパイ。
南家 ![]()
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ポン![]()
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チー![]()
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ドラ
和了りは時間の問題かと思われたが,北家がその南家の当たり牌である5筒を暗槓。
北家 ![]()
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暗槓![]()
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ドラ![]()
2巡後,南家は7筒をツモって,ひとまず4筒単騎に待ち牌を変えた。
南家 ![]()
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ポン![]()
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チー![]()
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ドラ![]()
2筒は場に一枚も出ていなかったが,5筒を槓されればやはり待ちを変えたくなるであろう。しかし南家は,その直後に西家から2筒がツモ切られるのを呆然と見送るしかなかった。
西家 ![]()
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ツモ
打
ドラ![]()
一方その西家はピンフ二盃口イーシャンテンのこの手から,私の切った8索をポン。
西家 ![]()
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ポン![]()
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打
さらに北家から4索を鳴いて対々のみのテンパイとなった。
西家 ![]()
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ポン![]()
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ポン![]()
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打
註:第一東風荘はクイタン無しである。
待ちは苦しいものの,親の私にもようやく4-7索待ちのテンパイが入る。
東家 ![]()
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ドラ![]()
その直後に南家から7索が出て私の逆転トップ終了と思ったが,残念ながら西家の頭ハネであった。
西家 ![]()
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ポン![]()
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ポン![]()
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ロン
この西家の手は,ラスを逃れることができるとはいえ,ツモっても南家以外から出和了っても南家のトップを確定させてしまうのであるが,結果的には南家の放銃によってよもやの南入サドンデスとなった。そしてこれは死闘の序章にすぎなかったのである。
残り牌39枚の時点で東家がタンヤオのみをダマでテンパイ。勿論和了れば終了である。
東家 ![]()
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ドラ
しかし次巡に9筒をツモ切ると,西家の中のみに放銃。
西家 ![]()
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チー![]()
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ポン![]()
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ロン
1000点の和了でサドンデス続行である。
南2局0本場(サドンデス)
東家 26,000
南家 26,100
西家 28,000(Schwarzmehr)
北家 27,900
ホンイツに向かった親が,5万をツモってテンパイ。
東家 ![]()
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ポン![]()
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ポン![]()
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ツモ
ドラ
8万切りで3-6-9万の三面張にするのが当然と思われるが,東家はなぜか4万を切って8万9万のシャンポン待ちに構えた。テンパネの9万を出和了って3900でも,あるいはどちらかをツモって1300オールでも3万点には100点届かないのであるから,この4万切りは疑問手である。そしてこの4万が南家の当たり牌となった。
南家 ![]()
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ドラ
南家もリーチを掛けていれば3900で決着を付けることができたのであるが,親の1万ポンを見てリーチを保留していたのであろうか。ピンフドラ1は2000点でまたもや続行である。
9巡目,8筒をツモってSchwarzmehrがテンパイ。
南家 ![]()
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ツモ
打
ドラ
三暗刻になってくれればリーチの必要も無かったが,安めが入っての即リーだ。
その2巡後に親から3万が飛び出した。
南家 ![]()
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ロン
ドラ
裏
ツモれば終了なのであるが,この状況では見逃すわけにもいかない。結局裏がのらずに1,600点の和了りで,まだ3万点に届かない。
7巡目,ラス目の西家が次の手牌でリーチ。
西家 ![]()
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ドラ
2巡後に北家があっさり1万を打ち込んだ。しかし裏ドラものらずに,メンピンの2000点。私にとって東風戦では初めての西入となった。
この局は東家,西家がともにチンイツに走った。なかなか終わらせることのできないイライラがそうさせたのであろう。
東家 ![]()
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チー![]()
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ポン![]()
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ドラ
西家 ![]()
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チー![]()
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チー![]()
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ポン![]()
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ドラ
両者のチンイツに囲まれて苦しい私は,2巡前に通った4索のスジである7索を切っていった。
北家 ![]()
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ツモ
打
ドラ
しかしこれが南家の当たり牌であった。
南家 ![]()
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チー![]()
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ポン![]()
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ロン
ドラ
南ドラ1は2000点で,まだ決着がつかない。
この局も鳴き合戦となったが,唯一人門前で進めた私が,残り牌35枚の時点でリーチを掛けた。
西家 ![]()
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ドラ
2-5万待ちのピンフであるが,ツモるか裏が一つのれば決着が付く。
その2巡後に南家もテンパイ。
南家 ![]()
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ポン![]()
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ポン![]()
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ドラ
3-6-9索待ちで白西(!)ホンイツドラ1の満貫である。
さて北家も発バック(実際には東家とモチモチ)でテンパっていたのであるが,南家の当たり牌である3索を引くや私の現物の4万を切っていった。
北家 ![]()
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ポン![]()
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チー![]()
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ポン![]()
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ツモ
打
ドラ
なお3索は,私の捨て牌6索のスジである。発が出れば私のリーチ棒と合わせて3万点を超えることができるのであるが,ここでは見事に南家への放銃を回避している。こういう一打を知ることができるから牌譜を見るのは楽しい。
この打ち回しのお陰で,東家から私の当たり牌である2万が打ち出されたのであった。
西家 ![]()
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ロン
ドラ
裏
しかし裏がのらずにまたまた続行である。
残り牌23枚でSchwarzmehrが一盃口のみでテンパイ。勿論ダマテンに構えた。もう,ほんとうにこれで終わらせたかった。
南家 ![]()
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ドラ
しかし2巡後に親がリーチを掛けてきた。
東家 ![]()
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ツモ
打
ドラ
2万か4万を重ねてのピンフ三色が理想だったのであろうが,残り牌が少ないこともあり即リーに出た。
Schwarzmehrは,次巡に引かされた3万は,現物の7万を切ることで凌いだが,さらに次巡に無スジの5万を引いて3万を放銃。しかしこれまた裏がのらずに2000点の支出で済んだ。
私の打ち込みによって場は一層平たくなり,トップ目はとラス目の差は僅か1,900点である。
私は最高の配牌に恵まれ,3巡目には早くもカン3筒でテンパイだ。今回も勿論ダマテンである。
南家 ![]()
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ドラ
しかし親がここからしぶとい粘りを見せる。発,東,中と鳴いてアッという間にこちらもテンパイとなった。
東家 ![]()
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ポン![]()
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ポン![]()
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ポン![]()
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ドラ
しかしこの親のテンパイの直後,私はこの長い長い闘いに終止符を打つ3筒をツモ。
南家 ![]()
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ツモ
ドラ
ただでさえ神経を使うサドンデスが8回も連続して続いたのであるから非常に疲れたが,この3筒ツモによってそんなものは吹き飛んでしまった。