みなさん。おはようございます(現在午後9時)。




というのも、帰ってから直ぐに寝てしまい、さっきほどやっと生き返ったのです。






え? 何から帰ってきたって?




そりゃもちろんCレヴォに決まってるじゃないですか。



――説明しよう! Cレヴォとは「コミックレヴォリューション」の略で、コミックマーケット(コミケ)に続く世界第二位の規模を誇る同人誌即売会である。




まあレヴォは今回が初陣だったのですが、今までのコミケの経験を生かせるからなんとかなるかなーとか思ってたのです。





が、そうでもなかった。





緊急を要する非常事態多発!




まあ聞いてくんなまし。







――時は2004年4月29日明朝。一人の男が目を覚ました。


(以下小説風)





聞こえる携帯のバイブレーション。母が何かを言っている声。



目を開けると、俺は持ち前の寝起きの良さでベッドの横に転がる携帯を拾い上げ、携帯の着信画面を見る。




友人の名前だった。今、彼から電話が掛かっているのだ。




友人とは前日にレヴォに一緒に行こうと約束し、ある駅で待ち合わせをしていた。その事を同時に思い出し、少々の不安を覚える。






受信のスイッチを押し、時代遅れのストレート携帯のスピーカを耳に押し当てる。



「いまどこにいるの?」



第一声がそれだった。

何をバカな事を……決まっているじゃないか。いま俺は家にいるんだし、お前もそのつもりでかけて来たのだろう?



反射的にそういい返す一瞬前に、頭の中で渦巻いていた小さな不安が、一気に爆発した。




超速攻で横にある目覚まし時計を拾い上げる。携帯の向こうにもその音が聞こえたみたいで、その気配を感じる。







時計は6時15分を指していた。


この数字は覚えやすい。



なぜなら、俺が本来すでに乗っているべき、最寄駅からでる始発の発射時刻からちょうど一時間が過ぎた時間なのだから。



俺は一瞬頭の中が真っ白になる。という事はない。起きるのは恐ろしく遅いが、寝起きは恐ろしくいいからだ。たぶん起きた瞬間が100Mレーンのスタート地点で、俺が辺りを見回して鉄砲を上に掲げた男を見た瞬間にその激鉄が下ろされても、殆どタイムは変わらないだろう。



そんな寝起きのよさを、今回だけは呪った。


もう少し事態の緊急性に気付かずにいられたらどんなに楽か。だが、それは夢の話。



「うぉっ! ちょっ。あああマジゴメン!!!! 寝坊した! いま速攻で出るから先行ってて!!!」



友人は感嘆と落胆と苦笑の混じったフクザツな声で「マジかよ」と言った。その後のことは覚えていない。



――なんか、目覚まし時計のスイッチを切る夢を3、4回ほど見た気がするなぁ。


ただ一つ、最後にそう思ったことだけが頭から離れなかったが。








7時xx分。東京国際展示場前到着。


俺は常に彼等の事を思い出しながら、ただ自分だけがはぐれてしまった事を不安に思っていた。



なにせCレヴォなのだ。


当日開催前に並ぶ人間の数の一時間の差は、数百人どころじゃない。数千人のレベルだ。




周りには自分とどう考えても同じ目的の人間が、約50名。早歩きに定められた方向へ歩いてゆく。




俺はただ何も考えずに彼等に続いた。後に散々思考を巡らす事はわかっているのだから。




そして、到着。


同時に、絶句。




目の前に広がるのは、人の絨毯。床一面が人に覆われている、という意味ではこれが最も適当な表現だと思った。



(小説風終了)



ごめん、つかれた。時間掛かるし。



まあこっからは通常版の日記モードってことで(笑








でまあ人が敷き詰まるわ敷き詰まるわ。見渡す限り人、人、人。





このとき、目当ての同人誌の買い物リストが脳内で灰になり、崩れ落ちていった。


……ってまだ小説抜けきって無いじゃん(笑



なんか自分の日記を見失ってしまったなぁ。まあいいや。適当に、つれづれなるままにしたためます。





行きたかったサークルの中でも難易度の高いものを挙げると、「あいすとちょこ」「CUT A DUSH!」が出てくる。




この二つの名前知っているものが俺の境遇に立ったとき、そこに正常に立ちつづける事は不可能だ。絶望に心を蝕まれ、地面に倒れ伏す。



コミケで売った後委託するサークルは多いが、この両者は事情があって委託できない。つまりここで買うしかない。



しかし彼(あえていうと彼女)等は新人絵師の目標ともなりうるハイスペックなイラストを描く人材。しかも人気ゲームの原画氏だ。




以上の事実から割り出される結果は――長蛇の列。それも10分や20分待ちでは収まらない。どっかの富士山から名前をとったジェットコースターくらい待ち時間が長い。








こいつぁ荒れるな。。。


俺はそう悟った。そして列の最後尾に並んで、友人と連絡を取る。



どうやら彼等は真中らへんに並んでいるらしい。こいつぁマズイことをしでかしちまったな。





とりあえず携帯で友人と、買うものがダブってないか確認。どうやら先ほどの2サークルが被ってるらしい。しかし、位置的に向こうも厳しいので、結局自分も行く事にした。




さてさて、会場は10時半なので、到着した7時台からはかなりの時間があるわけです。



おいは朝飯を食ってなかったので、コンビニに買出しを。結局パン3個とラテ買って戻りました。で、喰いましたよ。






それが不幸を生むことも知らずに。





10時過ぎ。もう直ぐ会場というとき。








俺は激しい尿意に襲われた。





しかしもう会場。トイレに行っているひまがあるか? 300Mは離れているあの三角形の建物の下のトイレまで行って、帰ってきて、30分以内か? なおかつ抜かされないか?




結局行かないことにした。



なにせ、遅刻3桁だった俺が早起きしたのだ。ここで会場時に大手サークル(※人気サークルの事)に並ばずに便所に行くなんて、武士の恥である。



これは耐えるしかない。耐えろ俺。頑張れ膀胱(ぼうこう)。




で、半になりやっと会場。コミケと違って会場時の拍手は無かった。




歩むたびに軋む膀胱の苦痛に耐えながら、極力上下の衝撃が無いように歩く。その姿はまるで高橋選手(※ 高橋選手は走るときに上下の幅が3センチ以下になるような走法を取っている









この調子ならオリンピックに行けそうである。





だがかろうじて残っていた、そんなことを夢見る余裕も、友人と合流した後に行った最初の目的地「あいすとちょこ」に並んだときに消えうせた。





恐らく1時間近くはここで時間をつぶす事になるだろうか。俺は膀胱の圧迫感で朦朧としている意識の端で、うっすらとそんな思考をめぐらしていた。だが、抜けられない。





うう……出来れば友人にまかせきりたいが、俺のぶんが買えないと困る。非常に。





さてさて、ここで一つ、超前提の俺の奇特さを語っておかなければ話は進みません。







え? 知ってる? おい、黙れそこ。





えっと、「あいすとちょこ」に並んでいる方たちはもちろん「あいすとちょこ」のドンである七尾奈留氏の同人誌が欲しくて並んでる訳ですが、俺だけは違うんです。



おそらく皆にはオマケ程度にしか考えられていない、同人誌の他に売っている音楽CDの再販。それを買うのが俺の目的。同人誌は二の次。





こういうと「あいちょこ」ファンには怒られてしまいますね。でも奈留氏がどうでもいいんじゃなくて、奈留氏以上にCDに興味を持っているのです。そういうことです。




CDの作者、MintJam様(性格にはグループ名だが)。彼等の音楽に私は首っ丈なんです。もう私の右脳を揺るがしてやみません。




でまあ、そんな0.05%もいるかわからんタイプの人間である俺の考えなど露知らず、列は一向に進まない。うん、進まない。




そんな中、恐らくただ一人価値観の違う男がここに一人。俺は思い切りこの人たちに言いたいのですよ。おいおまえら。




同人誌いらんから道開けろ。と。



俺は1000円のCDが買いたいだけなんだよー。同人誌も買えたら買うけどさー。


内容知らんがねw





さてさて、忘れていたんですが、先頭が近づいてくると思い出してきました。










え? 何って尿意ですよ。




なんだか足だけが脂汗を掻き始めてきたのですがねぇ。生物的にマズイっすね。






まあならんで30分が経過した時点で膀胱炎は覚悟したのですがね、やっぱり不純物が越し取りきれずに脳みそを犯してるのが分かるんですよ。嘘ですが。でも不安なんです。









それにしても遅い。列の進みが。


なんだか先頭に近づくにつれ遅くなってくのは気のせいだろうか? いや、気のせいもあるが現に遅くなっている。



これも圧縮率の問題なのだろうか。近づくにつれみんな興奮して前に詰める→見た目に対しての列人口の増加→時間が思ったよりかかる。そんな方程式が頭に浮かぶねぇ。






なんだかんだでかなり時間がたった。詳細には知らないが、1時間くらいはたとうとしていたのではないか。





ここで俺は病院行きも覚悟した。



なんか気が遠いし、傷みが逆に収まってきたし、そのくせ脂汗すごいし。膀胱が叫んでる。軋んでる。泣いている。






なんか膀胱の気持ちがわかるようになってきたよ。俺。




これならいつかテレビ出れるね。出ないけど。出れないけど。ってか9割嘘だだから。






で、体内の水分がかなり膀胱に移動したところで、やっと自分の番。やった。ついにCDが買える!!!





そこで売り子さんが口を開く。










CDは売り切れました。
















は?









なんか、すごくその場に崩れ落ちたかった。




でもとりあえず黙って同人誌だけ買った。2冊。







なんの充実感も泣く列から外れ、便所にふらふらと吸い込まれていく。






用を済ませて友人に連絡。無論用を足した事による爽快感は相当なものだったが、それ以上に心に穴があいてしまった。





「あーCD買えなかったよ……」


「俺が買ったときには腐るほどあったけどな」




まじっすか。


なんだか、とてもとても近くの海の藻屑となりたくなってまいりましたが。




でもその欲求は押さえて、一応聞いてみる。


「もしかして買ってたりとかは……」














「ああ、あるよ




ああ……やっぱり。って、なにぃぃぃぃぃ!?!?!?




友人曰く。譲ってくれるらしい。










この喜び、限りなし。






まじサンクスな。友人よ。








でまあ、その後は体も軽くなった事も有り快調に飛ばして同人誌を買いまくり、残念ながらCUT A DUSH!の同人誌は買えなかったが、充実した一日を送ったと思う。終わり。


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