僕の思い出
皆さんも聞き覚えがあると思います。ピンポンパンポンとチャイム鳴らして
「下校の時間になりました忘れ物の無いように下校しましょう。」
これがいわゆる定時放送です。
僕の小学校では朝や放課後の定時放送は児童が行うことになっていました。
事件が起こったのは僕が小学5年生の時。
午前の授業が終わり仲の良い友達と机をくっつけて
わいわい喋りながら給食を楽しんでました。
そのうち、お昼の放送が始まりました。
「こんにちは、モナー小学校放送委員会です。」
間延びした委員長の声が聞こえます。
普段BGM代わりの学校放送。もちろん誰も聞いていません。
しかし、本日は様子が違いました。
普段なら持ち寄せられたCDや先生のお話が流れたりするはずだったのですが・・・
「七月五日お昼の放送を始めえ
えぶおえええええええぇ!!!!」
何の前触れも無くスピーカーから聞こえてきたのは
大音量の嫌ボイス!
騒がしかった教室中が
一瞬のうちに静まり返りました。
誰もが
「え!?何が起こったの!?」
という表情で。一瞬の静寂の後スピーカーから、
「うわー、ゲロ吐きやがった!!吐きやがった!!うわー!!!」
という男子児童の声。
続けてスピーカーから聞こえてきたのは
「きゃあぁぁ!!」
「汚ねぇぇー!」
「臭っせ!!!」
という他の放送委員の悲鳴。
それに煽られたかのようにもう一度
「お゛うええええぇぇぇぇ!!!!」
と、ニ発目の
直下型ボム。
しかも今度は
「びたびたびたっ!!」
という、液体の嫌な落下音まで聞こえてくる始末。
もう給食どころではありません。
あちこちの教室からは女子児童の絶叫が。
スピーカーからは相変わらず
ゲロ中継生ライブON AIR中。
そのうち
「馬鹿!!!切れ!!電源切れ!!!!!」
という先生の絶叫と同時にぶつりと放送が切られました。
しかし、一旦火がついた教室内のパニックが収拾するわけが無く
辺りは蒼くなった男子と泣き出す女子。
そして貰いゲロの嵐。
僕の教室だけでも四人吐きそのうち三人が早退しました。
その後やっぱりゲロの影響で放送機材が壊れたらしく僕が卒業するまで学校放送が流れることはありませんでした。