秘書シナリオ・駐車場シナリオ・その他
※前回のクリア後の行動編と連動しています。併せて見るのをオススメします。

《目次》

シナリオ1 給湯室の噂後、1F窓口(前回『シナリオ4”1F窓口』のこと)
 
( 選択0 行きたい場所を選んでください(前回『選択2』と同じもの)
      1F 
      2F 
      3F 
      4F 
      5F 
      6F 
      7F 
      駐車場 
      帰る →シナリオ15 ) 
 
シナリオ2 給湯室の噂後、営業部(前回『シナリオ24”営業部』のこと)

シナリオ3 給湯室の噂後、秘書室(前回『シナリオ28”秘書室』のこと)
シナリオ4 秘書その1
  選択1 どうする?
      逃げる →シナリオ17(BAD1)
      土下座する →シナリオ5

シナリオ5 土下座する
シナリオ6 秘書その2
  選択2 どうする?
      香介に行かせる →シナリオ7
      やっぱり自分が行く →シナリオ8
      行かない →シナリオ18(BAD2)

シナリオ7 香介に行かせる
シナリオ8 やっぱり自分が行く

シナリオ9 秘書その3

シナリオ10 秘書室後、社長室

シナリオ11 給湯室の噂後、駐車場(前回『シナリオ30”駐車場』のこと)

シナリオ12 駐車場後、秘書室
  選択3 どうする?
      香介に行かせる →シナリオ7
      自分が行く →シナリオ8
      今日は予定が・・・ →シナリオ18"(BAD2)

シナリオ13 秘書室後、駐車場
  選択4 どうする?
      秘書との約束を守る →シナリオ15
      金庫の方が大事 →シナリオ19(BAD3)

シナリオ14 約束を守る

シナリオ15 帰る

シナリオ16 エピローグ

シナリオ17 BADEND1

シナリオ18 BADEND2

シナリオ19 BADEND3


シナリオ1 給湯室の噂後、1F窓口(前回『シナリオ4”1F窓口』のこと) ※《条件:給湯室での噂後、不倫イベント中であれば見ることができる》 「あ、あの子だよ。さっき噂になってた不倫相手」 「松崎から何か金庫についての情報を聞いているかもしれませんけど、この格好ではちょっとね・・・」 「まったく、香介があの喫茶店をクビにさえならなければ・・・」 「いーじゃんいーじゃんプップクプー」 (おや・・・? 奥の机に行ってパソコンを見ていますね) (あそこが彼女の席なんでしょうか・・・) (なんだか優れない顔色に見えるのは気のせいかな・・・) 《選択0へ戻る》《二回目以降も上記繰り返し》
シナリオ2 給湯室の噂後、営業部(前回『シナリオ24”営業部』のこと) 「さっき噂になってた人がいるのはここかな」 「どなたかお探しですか?」 「あ、木嶋さんという方はいらっしゃいますか?」 「木嶋は私ですが、何か」 「ふーん。なるほどなー」 「え?」 (確かにエリートに見えなくもないけど、仕事が出来そうでもないな・・・) 「お邪魔しましたー」 「・・・?」 《選択0へ戻る》《二回目以降も上記繰り返し》
シナリオ3 給湯室の噂後、秘書室(前回『シナリオ28”秘書室』のこと) 「さーて、どんな美人が出てくるかなー。うひゃひゃひゃ」 「香介・・・その笑いはやめてください。気色悪いですよ・・・」 「うっさい。じゃ、ノックするぞ! せーのっ」 《ばんっとドアにぶつかる音》 「ぎゃっ!?」 「キャッ」 「!」 「あいたたた・・・」 「ごめんなさい、大丈夫!?」 「もー危ないじゃないかっ。いきなりドア開けるなんてー・・・」 「・・・え?」 《美人秘書登場》 (う、うわー。超美人!!) (う、美しい・・・) 「本当にごめんなさいね。このフロアに社長以外の人がやってくるなんて珍しいから、ついいつもの調子で・・・」 「い、いいえ・・・こ、こちらこそ突然お邪魔してすみませんでしたっ」 「うふふ・・・」 シナリオ4 秘書その1 (な、なんて優しそうな笑顔だ・・・) (この人がさっきの噂の秘書さん・・・?) 「あのー、あなたが秘書さん・・・ですか? 噂の」 「はい。どんな噂かは知らないけど、秘書なら私よ」 「美人で仕事も出来るって評判だよ!」 「まあほんと? ふふふ・・・」 (・・・可憐だ・・・) 「あ、いけない。申し遅れました、秘書の橘 麗子と申します」 「あ、僕らは・・・警察です。ビル荒らしの予防で社内の巡回を・・・」 「警察の、どなた? お名前は?」 「え、え〜と・・・」 「榊と申します。こちらは嵐・・・」 「まあ、珍しいお名前ね。手帳を見せてもらっても構わない?」 (怪しがってる様子じゃないですね・・・) (でも、有能な秘書だというから、内心では怪しんでいるのかも) (見た目だけでは僕らのことを信用しない・・・さすがに聡明だと噂されるだけの人物ですね) (こんなこともあろうかと思って手帳をちゃんと用意しておいてよかった・・・) 「これが手帳です」 「まあ、すごい! 私、本物見るの初めてよ! 触ってもいい?」 「・・・う」 「そ、それはちょっと・・・」 「まあ・・・残念だわ」 (ふー・・・危ない危ない) (彼女の笑顔に思わず負けそうになりましたよ) 「それにしても、ずいぶんお若いのね。新人さん?」 「はい。上のものも皆手分けして巡回に行ってるので、僕らも手伝いで。そんなわけで、不慣れなところはご勘弁していただきたく―――」 「大丈夫よ、あなたたちの演技、なかなかのものだと思うわ」 「それはよかった・・・。って」 (・・・え?) 「え、演技って・・・?」 「とぼけないで。分かってるのよ私には・・・」 「・・・ええっ?」 「あなたたち、警察の人じゃないんでしょ?」 「!」 「・・・・・・」 「な、なんのことやら・・・」 「ごまかしたってダメ。私には分かってるんだから」 「な、なんでなんで!?」 「なんでオレらがスパイだって分かったの?」 「!」 「ば、バカ! 香介!」 「・・・あらまあ・・・」 「本当にあなたたち、スパイなの?」 「えっ?」 「やだ・・・冗談だったのに」 《ゴーンと鐘の音(ショックを表す効果音として)》 「香介〜〜っ! こっちからバラしてどーすんですか、バラして!」 「ごっめーん。てへ」 「ごめんで済んだら警察要りませんよ!」 「だってさー」 「だっても何も、あなたが美人秘書さんを見にいこうなんて悋気を出すからいけないんですよ!」 「それよりどうするんだよー。スパイだってことがバレちゃってさー」 「俺たちこのままゲームオーバーなわけ? せっかくここまで来て調査完璧だったのに?」   選択1 どうする?       逃げる        土下座する
シナリオ5 土下座する 「仕方ありません・・・いちかばちか、土下座してお願いしましょう。僕たちのことを秘密にしてもらえるように・・・」 「え〜。情けねえなあ・・・」 「くすくす・・・」 「?」 「変な人ね、あなたたちって」 「ど、どうも・・・」 「悪い人には見えないわね。何か事情があるんでしょう? 良かったら話を聞かせてもらえないかしら」 「え、えーと・・・」 (どうしよう・・・) 「ほら、こんなところにいると誰かに話を聞かれちゃうわよ。こちらへどうぞ」 「あ・・・」 (手を握られた・・・) (綺麗な手だなあ・・・) (い、いけないいけない。何を考えてるんだ僕は・・・) 「うわー、秘書さん、手まで綺麗だね〜。ずっとこうしてたいなあ〜」 「あら、ありがとう」 (ぎゃふんっ) 「ん? 何だよ知哉。変な顔して」 「別に・・・。同じ環境に育ってるはずなのにどうして僕らはこんなに違うんだろうと・・・」 「?」
シナリオ6 秘書その2(秘書室内) 「ここは私の執務室よ。誰も来ないから安心して話が出来るわ」 「ど、どうも・・・」 「今紅茶を入れるわ」 「お構いなく。それよりお願いしたいことがあるんですが・・・」 「・・・分かってるわ。あなたたちのこと口外するなって言うんでしょ?」 「・・・はい」 「・・・困ったわね。どうしようかしら」 「見逃してくれよう、おねーさーん。今捕まるわけにはいかないんだよぅ」 「そう言われても、一応私この会社の人間だし・・・」 「お願いします! 何でも言うこと聞きますから・・・」 「お前、いちいち言うことが卑屈だぞ!」 「じゃあ他になんて言ってお願いすればいいんですかっ」 「そうだなあ。お礼は後でたっぷり体でお返ししますとか? うひゃひゃひゃひゃ」 「そんなのお礼になりませんよ・・・」 「うふふ・・・」 「お礼なんていいわ。その代わり、あなたたちの正体を教えてよ」 「どうしてこの会社に忍び込んだの? 企業スパイ?」 「いえ・・・僕らはそんなんじゃ・・・」 「そうだよ。そんなんじゃないよ。オレらはただ金庫の中身を調べようと・・・」 「あっ」 「え? ・・・言っちゃまずかった?」 「最悪ですね」 (言う前に気づいてほしかった・・・) 「金庫を狙ってるの? それじゃあ泥棒じゃない」 「そ・・・そうですけど、お金は一切いただきません。それでも悪いことをすることには変わりないわけですけど・・・」 「・・・」 「あの・・・僕らは遊びでこんなことしているわけではありません。うまく説明できませんが、長年の悲願を叶えるためにここへ来たんです」 「長年の悲願? それが金庫の中にあるの?」 「・・・」 「お金より大事なものなのね」 「はい」 「命を掛けられる?」 「・・・はい」 「・・・」 「・・・・・・」 「・・・分かったわ」 「それほど真剣なことなら・・・いいわ。見逃してあげる」 「!」 「本当ですか?」 「ええ。ただし条件があるわ」 「・・・!」 (やっぱりタダじゃ、見逃してもらえるわけないですよね・・・。こっちの正体も目的も完全にバラしたわけじゃないし・・・) 「さっき、私の言うこと何でも聞くって言ったわね?」 (ごくっ・・・) 「聞く聞く! 合コンの幹事でも宴会部長でもしろって言うなら何でもするっ!」 「あなたは少し黙っててくださいっ」 (ああ・・・シリアスな雰囲気だったのに・・・) 「うふふ・・・」 「じゃあ今夜、私に付き合って」 「・・・え?」 「ええ―――っ?」 「都合が悪い?」 「ほ、本当に?」 (合コン? い、いや、デートか・・・) (ど、どうしよう・・・)   選択2 どうする?       香介に行かせる       やっぱり自分が行く        行かない 
シナリオ7 香介に行かせる (女性と一対一なんて僕には無理です。ここは香介に行かせましょう・・・) 「じゃあ香介がお相手でもいいですか?」 「え? オレが行ってもいいの? ラッキー!」 「あ、そうだ。それならやっぱ合コンにしよう! 女の子二三人連れてきてみんなでわいわいしようよー」 (何だかホッとしたような、寂しいような・・・) (でもこれで良かったんですよね。香介と一緒ならきっと退屈にはならないでしょうから・・・) 「ちょ、ちょっと待って。別にデートじゃないんだけど」 「えっ?」 「えっ?」 「二人に相談したいことがあったの。とても大事な話。それを聞いてくれたら今日のことは見逃すわ」 (デートじゃない・・・?) 「なーんだ。デートじゃないのかー」 「やあね。見知らぬ人をいきなりデートに誘うような恥知らずじゃないわ」 「そ、そうですよね。すいませんでした」 (妙な勘違いをしてしまったようですね・・・恥ずかしい)
シナリオ8 やっぱり自分が行く (こんなチャンスは二度とありませんね。行ってみましょう) 「よ、喜んで・・・」 「何言ってんだよ知哉。今夜はお前、聡と会議じゃん」 「!」 (香介め・・・余計なことを・・・) 「聡って?」 「オレらの仲間だよ。いっつも不機嫌そうに眉間に皺寄せてぷかぷかタバコ吸ってんだ」 「そんなコトより、コイツじゃないとダメってことないんでしょ? オレが代わりに行くよ!」 「今夜ヒマだし。超ヒマだしっ。ぜってーヒマだし!」 「何言ってんですか、会議にはあなただって参加してもらわないと困りますよっ」 「じゃー今日の会議はナシにすりゃーいいじゃん」 「それなら僕もヒマになりますがね」 「あっ、そんなんずりィよ! なんだよお前〜オレと秘書さんのデートを邪魔すんな!」 「それはこっちのセリフです!」 「やるか〜!?」 「上等じゃないですか〜!」 「ちょ、ちょっと待って。別にデートじゃないんだけど」 「えっ?」 「えっ?」 「二人に相談したいことがあったの。とても大事な話。それを聞いてくれたら今日のことは見逃すわ」 (デートじゃない・・・?) 「なーんだ。デートじゃないのかー」 「やあね。見知らぬ人をいきなりデートに誘うような恥知らずじゃないわ」 「そ、そうですよね。すいませんでした」 (妙な勘違いをしてしまったようですね・・・恥ずかしい)
シナリオ9 秘書その3 「そういうことなら、オッケーです」 「良かった・・・」 「そうだ、どうせなら聡も誘おうぜ。どうせ会議なんか出来そうにないしさ」 「それもそうですね」 「じゃあ今晩、仕事が終わったら連絡するわ」 「オッケー。あ、携帯の番号・・・」 「香介、それを教えるのはさすがに危険じゃないでしょうか」 「じゃあどーやって連絡するんだよ」 「コレで」 「なぁに? それ。ボールペンみたいだけど・・・」 「聡が2本作っておいてくれたんです。ここに盗聴器と発信機がついてます。ここをひねるとスイッチが変わります」 「発信機の方にしてあれば、盗聴はされませんので仕事が終わるまではこの状態にしていて下さい」 「へー、これ発信機にもなってんだ。スゲー」 「スパイの七つ道具ね。素敵」 「まるであなたたちの仲間になったみたい」 「・・・だといいんですが」 「・・・そうね」 (おや・・・。何だか寂しそうな顔ですね・・・。気のせいでしょうか・・・) 「それじゃあ・・・スパイにこんなこと言うの変かもしれないけど、頑張ってね」 「ありがとうございます」 「敵にならなければいいわね。私たち・・・」 「・・・はい」 (本当に・・・) 《秘書室の外へ》 「何だろうな、相談したいことって」 「ええ・・・」 (最後に何だか寂しそうな顔をしていましたね・・・) (きっと彼女にも何か事情があるんでしょう) (スパイの僕らを見逃してまで相談したいというお話の中にその秘密が隠されているのかもしれませんね・・・) 《選択0に戻る》《二回目以降は下記繰り返し》 (知哉)「秘書室の前です。秘書さんはいるでしょうか?」 《コンコン、とノックの音》 (知哉)「・・・」 (知哉)「どうやらお留守のようですね」 (香介)「えー。どこ行ったんだよう、秘書さーん」
シナリオ10 秘書室後、社長室 「しかし、聡にちょっと報告しづらいことになってしまいましたねえ」 「ああ、秘書さんに俺たちの正体バレたなんてヤツに知られたら血の雨が降りそうだぜ〜」 「何か大きな収穫でもあれば少しは話しやすくなるんでしょうけど・・・」 「お。見ろよ、あの部屋、社長室だってよ」 「なんか、異様にでかくねえ? いくら社長だからってさー」 「たしかに、会議室くらいの広さですね。でも部屋の広さなんて、それこそ社長の好きなのでは?」 「そういえば、社長室の前って監視カメラあんじゃなかったっけ? 見当たらないんスけど」 「そうですね・・・」 「怪しくない? ちょっち調べてみる?」 「うーん・・・」 (怪しいポイントは探れという指令は出ていますけど、敵の本拠地中の本拠地にこのまま何の用意もなく近づくのはそれこそ無謀というもの) (ブツは金庫の中にあるという情報もあることだし、調べるとしたら盗みの本番の時の方が・・・) 「ん? あ、あれ? 香介が消えた・・・」 「おーい、知哉、これ何かなぁ?」 「きょ、香介!?」 「何やってんですか、社長室の前に立つなんて、いくらなんでも怪しすぎですよ!」 「平気だって。カメラないもん。それよりこのプレート。ドアノブの代わりについてっけど、ドアノブなくてどーやって入るんだ? この部屋」 「あ、それはきっと・・・」 「押してみっか。ポチッとな」 「あ!!」 《ビー! ビー! と警報》 「げっ、なんじゃこりゃ」 「バカ! これは聡が作った防犯システムの一つで、指紋を照合するためのプレートなんですよ!」 「社長以外の人間がこれを押すと鍵は絶対に開かなくなるうえに、警備会社に連絡されてしまうんです!」 「ちっ、聡のヤツ面倒くせーもん作りやがって」 「あのねえ!」 『こちら、CREDO警備会社ですが・・・』 「や、やばい!」 「しょーがねえ、ぶっ壊すか!」 「バカ、そんなことしたらますます―――って、わー! どっからそんなもん・・・!」 『あー、そこの二人。ぶっ壊すとか言わないように』 「!」 「・・・?」 「・・・こ、こ声は・・・」 「聡!?」 『あははははは! びびったかバカめ』 『お前らの行動なんかこっちはお見通しなんだよ。本物の警備会社には繋がる前にハッキングで回線切っといてやったから安心しな?』 「ふうー、よかった・・・」 「危なかったな、知哉!」 「危ないのはあなたですよ! やばそうなボタンを見たらとりあえず押しちゃうその癖、なんとかして下さい!」 「ごっめーん。てへ」 『オイオイ、しっかりしてくれよな。社長は部屋にいないみたいだから大丈夫だけどさ。こんだけ騒いでんのにドアの向こうは動く気配ないし』 「聡、カメラはどこについてるんですか?」 『分からん。おまえらの姿は映ってないぜ。おまえらこそどこにいるんだよ?』 「おっかしーな。たしかに社長室ってプレート貼ってあんのに」 「もしかして・・・」 「ここも金庫室の時のように、カモフラージュの扉なのかもしれませんね。本物はきっとこの先のずっと奥にあるんじゃないでしょうか」 「そーいやデカすぎだもんな、この部屋」 「・・・怪しいですね」 『だな。でも今は調べる手段がない。とりあえず戻ってこいよ。作戦を練ろうぜ』 「あ、そうだ聡、一つ重大なお話があるんですが・・・」 (秘書さんに正体がばれたこと、面と向かって直接言うより、今スピーカーごしに話した方が怖くない気がします・・・) 『後で聞くよ。じゃあな』 「あっ・・・」 「切られてしまった・・・」 「怒るよな、聡」 「なんか帰りづらいですね・・・」 《選択0に戻る》《二回目以降は下記繰り返し》 (知哉)「社長室の前です。ここに僕らの標的がいるんですね・・・」
シナリオ11 給湯室の噂後、駐車場(前回『シナリオ30”駐車場』のこと) 「駐車場に着きましたが・・・」 「知哉、あれ、あの黒い車の中にいる奴、そうじゃないかな?」 「!」 (確かにそれらしいけど、遠目で頬に傷があるかどうかも分かりませんね・・・) (運転席の窓を開けてどこかに電話しているようですが・・・) 「どうする、知哉。近づけばバレるぞ。上の階からも誰かが見てるかもしれないし」 「これを使いましょう。昨日、聡に作っておいてもらった―――ボールペン型盗聴器をね」 「どうすんだよ、そんなもん」 「これをあの車の下に転がすんです。一か八か・・・」 「それっ」 「・・・」 「ふう、うまくいったみたいですね・・・」 「すげー!」 「あとはこの受信機で・・・」 「オレも聞く! オレも!」 「はいはい、分かりましたよ」 『ああ、そうだ・・・。昨日の件だが、やはり心配でな。大丈夫か。・・・フン、調子のいいことを言いやがって』 (昨日の件・・・?) (何のことでしょう・・・?) 『心配しすぎだと? フン、心配もしたくなるさ。そこにはネズミが紛れ込んでるぞ』 (『ネズミ』・・・?) (・・・それは、スパイという意味でしょうか?) (ま、まさか・・・) 『ネズミめ。まさかあのブツを狙ってるんじゃあるまいな・・・』 「!」 (ブツ・・・? この男はいったい・・・) 「あ、この声・・・昨日の・・・?」 「どうしたんです、香介」 「この男、昨日オレが辞めた喫茶店に来てた客の声にそっくりだ・・・。頬に傷があった・・・」 「えっ・・・!?」 (この男は香介がスパイ活動の一つとして喫茶店で聞き込みをしていた時そばにいた・・・?) (ということは、香介が松崎のことを聞きまわっていたことも知っている?) (香介が聞いたこの男の電話の内容は金庫の鍵がどうとかという話だった・・・) (金庫・・・このにこにこローンの金庫・・・!?) (僕らがそれを狙っていることを男に気づかれたのか・・・!) 「ネズミって、僕らのことでしょうかね―――」 「そ、そんなハズないよ! 考えすぎだよ・・・多分」 (でも、頬に傷があるなんて身体的に特徴のある男がこの狭い地域に何人もいるとは思えない) (間違いなくこの男は、昨日喫茶店にいた男と同一人物) (これは偶然じゃない。何か嫌な予感がします・・・) (まさか僕らを尾行してきたんじゃ・・・) (―――いや、待て) (落ち着け・・・。よく考えるんだ・・・) (男はネズミの正体を突き止めようとしているわけじゃない) (ネズミのことより、金庫の安否を気遣っているのは、捕まえたくてもまだネズミの正体がはっきり分からないから・・・) (僕らがネズミだということはまだ決定的にはバレてない・・・と思います) (しかし、この男は何故この金庫をネズミから守ろうとしているんだろう・・・) (会社の人間じゃなさそうなのに・・・) 『例のブツの隠し場所、変えた方が良さそうだな』 (そうだ。それに、ブツとはいったい・・・?) 『金庫の鍵も代えたばかりだから大丈夫だろうって? フン、お前は気楽でいいな、松崎・・・』 「ま・・・つざき・・・!?」 「電話の相手は松崎・・・!」 「やっぱり金庫って、ここの金庫のことだったんだ!」 「・・・!」 (そうか・・・。そういうことだったんですか・・・) 「香介・・・それより今僕は決定的に分かったことが一つあります」 「・・・なんだよ」 「今までの話をまとめると、松崎は会社ぐるみで働いている不正の証を、特殊な鍵のついた金庫に隠しているということでしたよね」 「うん・・・」 「この男は松崎に命令して金庫を守らせている。会社の人間ではなさそうなのに、なぜそんな権限があるのでしょうか」 「まるで自分の会社の不正を守ろうとしているように・・・」 「うん・・・」 「答えは、あの金庫の中身がただの不正の証拠ではないことを示しています。あの男とこの会社の社長の個人的な秘密が隠されているのでしょう」 「あの男と社長の秘密・・・?」 「そう・・・17年前の事件の犯人であるこの会社の社長との個人的な秘密です・・・」 「まさか・・・」 「・・・そうです。あいつはあの時のもう一人の犯人なんですよ・・・!」 「!!」 「単なる不正の取引相手が金庫を守れなんて他人の会社の社員に命じるわけありません。間違いなく、あの金庫の中にはもっと大きな過去の犯罪の証が入っている・・・」 (園長先生・・・) 『僕、窓から見たんです! 二人組の男が火を・・・!』 『本当かい? どんな顔だった?』 『一人は暗くてよく分からなかったけど、頬に傷が・・・』 『それだけじゃ見てないのと同じだよ』 『モンタージュも作れないんじゃ仕方ないな。人騒がせなガキだ』 『ははは・・・』 (悔しかった・・・) (あの時僕は、この手で必ず犯人を見つけてやると誓ったんだ・・・) (ついに・・・ついに目の前に現れた) (あの時の犯人が・・・!) 『念には念を入れろ』 (・・・見たい) 『今夜0時までに金庫へと続く廊下の鍵を開けておけ。後でブツを入れ替えに行く』 (男の顔が見たい。今すぐ) 「・・・知哉?」 (あの時の炎に照らされた傷の形。見ればきっと分かる・・・) 「知哉!? オイ、どうした!」 (そして、お前がやったんだって、今すぐここで叫んでやれたら―――!) 「知哉!!」 「・・・・・・」 「あ・・・」 「もー何やってんだよ・・・ビビらせんなよバカ!」 「あの男は・・・?」 「とっくに車出して行っちゃったよ。それより大丈夫かよ。顔、真っ白だぞ!」 「・・・・・・」 「・・・すみませんでした」 「昔のことを・・・思い出してました」 「あいつが犯人です。間違いありません―――そう思ったら突然、抑えられなくなって・・・」 「・・・ふふ」 「ザマぁないですね。偉そうなコト言って落ち着いてるフリしてますけど、僕はまだまだガキなんです。自分の感情さえコントロールできない」 (感情なんて要らないと思ってたあの頃が一番、感情的だった) (気づけば何かを恨んでる。そんな自分が嫌で、早く大人になりたいと思った) (それでも復讐だけは捨てられなかった) (ずっと矛盾していた) (大人になろうと振舞えば、心はいつも空っぽで、何かが欠けてるような気がしていた) (それを埋められるのは、失いたいと思い続けた感情だけだった) (でも感情に任せて生きるのはとても怖かった) (自分の心が復讐にまみれて汚れていると知っていたから) (そんな心、誰にも見せるわけにはいかない) (閉じ込めて、抑えて、殺して―――) (爆発しそうになるまで) 「・・・」 「ガキで何が悪いわけ?」 「・・・!」 「おまえがガキなの、ちゃんと知ってるよ!」 「香介・・・?」 「何年一緒にいると思ってんだよ。お前のことなんか分かりきってるよ。そんなもんいちいち反省すんな!」 「オレだってお前に負けないくらいガキだし! でも反省なんかしないぞ!」 「だって悪いのはオレでもお前でもないんだかんな!」 「・・・」 「あいつら憎んだって、いいじゃんか! それがお前の本心だって、オレは別に汚いとは思わないぞ!」 「そんなふうに思われるあいつらの自業自得じゃん!」 「大体、オレらをこんな目に遭わせといてのうのうと暮らしてんのが腹立つんだよ!」 「たとえそれが逆恨みだって誰かに言われてもオレは構わねーよ! 文句の言いたい奴は勝手に言わしときゃーいいじゃん!」 (香介・・・) 「もうあったまきた! こんなビルぶっ潰してやろ! さっさと金庫に入って、証拠見つけて! そんでパーッと宴会したりしよ! それから、えーっと・・・」 「・・・」 「あ、あのー・・・」 「な、何だよ!」 「すみません、ひょっとして香介、僕を慰めようとしてるんですか?」 「わ・・・悪いかよ!」 「いいえ・・・」 (・・・なんて不器用な慰め方でしょうか・・・) 「・・・ぷっ」 「あはははは・・・」 「こらー! そこ笑うとこじゃないだろー!」 「すいません・・・香介に慰められるとは思わなかったもので、つい・・・失礼」 「何だよもー、本ッとに失礼だな、お前はー!」 「ははははは・・・」 「なんだよもう・・・怒ったり笑ったり忙しいやつだなあ、まったく」 「ほら、行くぞ知哉!」 「?」 「どちらまで?」 「まだ調査が残ってんだろ?」 「―――そうでしたっけ?」 「バーカ。美人秘書の見物がまだだろーが!」 「あはは、そうでしたね」 「・・・」 (ありがとうございました、香介・・・) 《選択0に戻る》《二回目以降は下記繰り返し》 (知哉)「駐車場です。今は誰もいません」
シナリオ12 駐車場後、秘書室 「まさか本気だとは思いませんでした・・・」 「分かってます? 今の状況。僕らのことがいつ敵にバレるか分からない状態なんですよ?」 「それがどーした! バレたらそん時だよ。それに、まだ見つかってないってコトは・・・」 「・・・ってコトは?」 「神様が俺たちに秘書さんと会っとけ! って言ってんだよ! キヒヒ」 「はあ・・・」 「あなたはどうしてそうおめでたい性格なんでしょうねえ・・・」 「一度脳みそをスライスして細胞を調べてもらった方がいいかもしれませんよ?」 「ひょっとしたら、人類で唯一の単細胞生物としてノーベル生物学賞でも取れるかもしれませんし」 「ノーベル賞よりびっくり人間大賞ってカンジだろそれ」 「同じ賞でも大違いですが」 《ばんっとドアにぶつかる音》 「ぎゃっ!?」 「キャッ」 「!」 「あいたたた・・・」 「ごめんなさい、大丈夫!?」 「もー危ないじゃないかっ。いきなりドア開けるなんてー・・・」 「・・・え?」 《美人秘書登場》 (う、うわー。超美人!!) (う、美しい・・・) 「本当にごめんなさいね。このフロアに社長以外の人がやってくるなんて珍しいから、ついいつもの調子で・・・」 「い、いいえ・・・こ、こちらこそ突然お邪魔してすみませんでしたっ」 「うふふ・・・」 《シナリオ4 秘書その1に移る》 《シナリオ6 秘書その2中の選択が、駐車場後だと下記に変化する》   選択3 どうする?       香介に行かせる        自分が行く        今日は予定が・・・ 
シナリオ13 秘書室後、駐車場 《「ほら、行くぞ知哉!」 「?」 「どちらまで?」 「まだ調査が残ってんだろ?」 「―――そうでしたっけ?」 「バーカ。美人秘書の見物がまだだろーが!」 「あはは、そうでしたね」》 《シナリオ11から上の《 》内を削除したものを使い、その後に以下が続く》 「あ、そういえば・・・今夜0時に金庫の中身を入れ替えるようなことを言ってましたね」 「うん」 「しかし今夜は秘書さんの相談事を聞かなければならないし・・・」 「うーん」   選択4 どうする?       秘書との約束を守る        金庫の方が大事 
シナリオ14 約束を守る 「やっぱり秘書さんとの約束を守らなくちゃ・・・。僕らの正体をバラされたら困りますからね」 《選択0に戻る》
シナリオ15 帰る (知哉)「そろそろ帰って聡に報告しましょう」 《シナリオ16 エピローグへ》
シナリオ16 エピローグ もうすぐ、終わりがやってくる。 俺たちはそれぞれにそんな予感を膨らませていた。 夕方までに帰ると言って、香介は街に消えた。 17年間ためておいたバイト代を持って。 おそらく、潜入のために便利な武器や道具を買いに行ったのだろう。 あるいは、香介のことだから、パチンコか競馬につぎ込んで宴会用の資産を増やしに行ったのかもしれない。 知哉は図書館に辞表を出しに行った。 司書は増えているが図書館の数には限りがある。再就職は難しいぞ―――と館長に惜しまれたらしい。 だが知哉はためらうことなく今までお世話になりました、と笑顔で頭を下げただろう。 突然のことに泣き出す同僚の女の子もいたかもしれない。 前に俺たちが働いてる知哉をひやかしに図書館へ行った時、知哉は笑顔で同僚たちに囲まれていた。 自分では偽善者の作り笑顔だなんて評すその顔だが、それは本当に穏やかで優しげな印象をもたらす。 カンのいい子なら、その笑顔に少しの翳りを感じ取り、ますます心惹かれることだろう。 でも、俺たちはそんな普通のあたたかい暮らしを、いつだって捨てられる。 誰かにとっては大事なもの。 平凡で、少し物足りなくて、かけがえのない そんな何かを、笑いながら捨てられるのだ。 環境がどうとか、出会った人がどうとか、理由や原因をあげることは出来る。 言葉にするとそれはありきたりで、簡単な構図に収まってしまう。 でもそんな陳腐なものでは俺たちの心は語れない。 言葉に変換したとたん、それは俺たちとは遠くかけ離れたものになる。 俺たちに理屈はない。 俺たちに普通の感覚はなくても、俺たちは生きている。 誰かと違う現実を覚悟しながら生きている・・・。 終わりが近づいた分だけ、覚悟も強まる。 だがそれはやはり俺たちには特別なことではなくて、 昨日と同じように、俺はタバコを買いに行った。 ―――茜色の夕陽が、今日も綺麗だ。
シナリオ17 BADEND1 「逃げましょう、香介!」 「あらほいさっさー」 「あっ! 待ちなさい! 誰かー! 曲者よー!!」 《ビービーと警報の音》 「や、やばい! 警報が!!」 「もうおしまいだー!」 ・・・こうして知哉と香介はミッションに失敗して警察に捕まってしまった。 俺はまたたった一人になってしまった・・・。 でもくじけるわけにはいかない。 たった一人でもやれるところまでやってやるぞ! たとえ何十年かかったとしても・・・。 <BADEND> シナリオ18 BADEND2(秘書に行かないと答えた場合) (やっぱり今夜は聡と会議しなくちゃならないから行くのはやめておきましょう・・・) 「残念ですけど、今日は行けません」 「そう・・・。本当に残念だわ」 「それじゃあ話は終わりね。悪いけど、そろそろ出て行ってくれる? スパイをいつまでもかくまうわけにはいかないわ」 「・・・はい」 (冷たくされてしまった・・・。まあ、仕方ないか・・・) 《秘書室を追い出される。帰るを選択後、エピローグには行かずにCランク行き決定。Cランクのエンディングは次回公開》 シナリオ18”BADEND2(秘書に今夜は予定が・・・と答えた場合) (そういえば、さっき駐車場にいた男が今夜0時にブツを入れ替えるって話をしてましたね・・・) (今夜は秘書さんに付き合っている場合ではなくなってしまうかもしれません)   選択4 どうする?       秘書との約束を守る        金庫の方が大事  《約束を守る場合は以下》 「やっぱり秘書さんとの約束を守らなくちゃ・・・。僕らの正体をバラされたら困りますからね」 《選択2へ》 《金庫の方が大事の場合は以下》 「残念ですけど、今夜は予定が入ってるんです」 「そう・・・。本当に残念だわ」 「それじゃあ話は終わりね。悪いけど、そろそろ出て行ってくれる? スパイをいつまでもかくまうわけにはいかないわ」 「・・・はい」 (冷たくされてしまった・・・。まあ、仕方ないか・・・) 《秘書室を追い出される。帰るを選択後、エピローグには行かずにCランク行き決定。Cランクのエンディングは次回公開》
シナリオ19 BADEND3 「やっぱり金庫の方が大事だ。秘書さんには後で謝ろう・・・」 《帰るを選択後、エピローグには行かずにCランク行き決定。Cランクのエンディングは次回公開》
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