紙飛行機
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高崎97年型改
TAKASAKI type 97 mod
全幅:300mm(展開) 重量:14g 三角胴の破壊例です. 三角胴は2枚あわせで,主翼付け根で1辺10mmの正三角形断面です.
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胴体が主翼付け根部分で尾翼側(左側),機首側(右側)共に座屈しています.尾翼側は曲げの外側が引張りで破断することもあります.
断面の1辺を12mm程度にすると良いのではないかと思うのですが,高崎型のデザインコンセプトのひとつである”B4版の紙から2機作れる”を守れなくなってしまうのが悩ましいところです. ちなみに,オリジナルの設計者である高崎さんは,99年の改造型として1辺9mmにしているそうです.”どうせ墜落すれば壊れるんだから,発航の時にさえ曲がらなければいい”のだそうです. |
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曲げの外側が破断した例です.
2枚あわせの外層の紙だけが破断し,破断位置より機首側(左側)では内層と外層の接着が剥がれています.主翼後縁の位置で胴体上面が主翼翼台として外側に開かれていて構造的に不連続になっています(注:高崎オリジナルでは開いていません).この部分が破断の起点になっています. やはり,胴体の根本という一番応力の大きい部位に構造的な不連続があると言うことが破壊の主要因であると考えられます. このような問題点を解消するために改修を試みてみることにします.ポイントは主翼翼台を廃止して胴体上面を主翼下の部分まで一体に戻すことと,2枚合わせの内層の部材を機首まで通しの一体部品にすることです. |
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上が新作した胴体です.
前述の変更の他に,主翼後縁部での断面形状を従来の正三角形から直角2等辺三角形としました.断面の周囲長は同じにしてありますので,断面形状変更による重量増加はありません.上面の幅が若干広くなっているのが写真でもわかるかと思います. この変更でヨー軸まわりの曲げモーメントに対する強度が向上するはずなのですが...とりあえずこの改修以後に”折れ”は一度も起きていません. これらの改修をしても,AGケント1枚から胴体がちょうど5本とれます.AGケント1枚から2機という高崎さんのコンセプトからは外れてしまいますが,補修交換用胴体キットと言うことで勘弁してください.(>高崎さん)
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CAD図面に起こしてみました.
こちら <plan and cutting pattern>を覗いてください. |
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高崎97年型改2
TAKASAKI type 97 mod2
全幅:330mm(展開) 重量:14g さらに大きくしようとしたら,ついにB4判半分には納まらなくなってしまいました.ちょっと反則ですが,主翼の後半部をリブ+雁皮貼りすることで,B4判半分をキープすることが出来ました. この機体で2001年のJC本選に出場しましたが,いまとなってはこのサイズでも大きいとは感じらなくなってしまいました. |
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