第四回

 

瞳を塗装しようじゃないか

 

 

 

予告編

さて、今回瞳の塗装を紹介しようと画策していましたが、その前にちょっと昔の模型誌のHow Toを見てみようと言う事にしました。

鼻歌交じりに以前読んだことのあるHow Toを再確認していたのですが、そこで衝撃的な事実に直面(大げさ)。・・・JANIGANはどこでどう記憶違いを起こしたのか、かつて見た模型誌のHow Toとほぼ同様の塗り方をしてると思いきや、工程が根本的に違っている・・・。JANIGANの塗り方は一般的じゃないじゃん!

いや、JANIGANのやり方でもまったく不可能じゃないんですが、このやり方だとかなり後の工程にならないと瞳の全体像が掴めないんですね。

JANIGANはこのやり方で慣れているからいいけれども、紹介となるとちょっと考えて紹介しないと難しいかもしれませんねえ・・・。

 

 

其の一

瞳を塗装しようじゃないか

(一応)入門編

(題材 コトブキヤ1/8ユフィ)

 

1.とりあえず前工程

一旦、肌と髪を塗装した状態の顔パーツです。ここから長い瞳の塗装が始まる訳ですが・・・。

ところで、ここでは眼の中は肌色の塗装の際、一緒に塗ってしまっています。ここについてはあらかじめマスキングしておいて最初から白い状態でスタートするといった方法もあります。JANIGANはマスキングが面倒なのでこの方法は使わないんですが、肌の色の濃いキャラについてはそうした方が良いかも知れません。

2.ホワイト下地塗り

瞳の中の白部分を塗ります・・・、見たまんまですが。

ここではおなじみグンゼのスーパーホワイトを使用しています。

多少はみ出ても気にしない位、強気でいきましょう!(後で輪郭を黒でなぞるので多分大丈夫)

3.グレー部塗り

最初の白が乾いたら、瞳の上部を少しグレーで溶いたホワイトで塗ってみます。

こうする事によって、真っ白で終いにするより多少は仕上がりに差がでるでしょう。

さて、ここまでやったら乾燥を待っていよいよ本格的に瞳を描いて見ましょう。そう、瞳は塗るより描くといった方がしっくり来る作業です。

4.瞳を描く!其の一

とりあえず、エナメル塗料の黒で瞳の位置のアタリをとってみます。ここでいきなり極論を言ってしまいますが、瞳の塗装で一番重要な点、それは視線を合わせる、この一点に尽きるといえるでしょう。いくら上手に塗っても、視線が定まっていないと、眼が泳ぐ、と言いますか実に心のないフィギュアになってしまいます。逆に極端な話、視線さえ定まっていれば、決して左右対称に瞳を塗らなくとも、命の吹き込まれたフィギュアになるといえます。初心者が陥りやすいワナがここにあります。→つづく。

5.瞳を描く!其の二

→つづき。これまでの経験でみると、初心者の場合どうしても瞳をきちんと左右対称に塗らなくては、というプレッシャーに捕らわれ、肝心のバランス面をおろそかにする傾向が見受けられます。繰り返しますが、大切なのは視線を合わせる事なので、まず、簡単に線を引きながらキャラがちゃんとこっちを見ているか確認しましょう。中を塗るのはそれからでも遅くはありません。時折、ちょっと顔を離してみて遠くから眺めてみると良いでしょう。

このキャラは正面顔ですが最初は流し目のキットの方が簡単かもしれません。

6.瞳を描く!其の三

なんか具体的な作業内容を殆ど書いていませんね。実は第一回として言いたかった事は前二工程で述べている内容なので、後は流れを紹介する程度なのですが・・・。

ちょっとしくじってしまったんですが、このキャラは瞳部がグレーなので、写真にした時、中の塗り分けが殆ど分からなくなってしまっています(写真の写し方が悪い)。順としては、アタリをとった中部を基本の瞳の色で塗り、乾燥後、一段明るい色を基本色の周囲を回るように塗ります。

7.瞳を描く!其の四

えっと、ここまではラッカー系のカラーを使っていましたが(アタリ線はエナメル塗料)、ここからエナメル塗料に切り替え、睫毛、眉等を塗っていきます。先ず、周囲をなぞるようにエナメルのつや消し黒を塗っていきます。睫毛は上部分はやや強調しつつ、下部分は余り濃くしないよう気をつけて細筆にて描き込みしましょう。下睫毛を強調しすぎると疲れた顔になってしまいます。(只、最近のPCゲームキャラとかは、下睫毛を強調したキャラが多いんですが、まあ、そこはケースバイケースにて。)

8.瞳を描く!其の四

一通り瞳をなぞり終えたら、眉と瞼(キャラによってあったり無かったりします)を塗ります。気をつける点は、ここでは必ず黒より明るい色を使って塗る事です。何故かと言うと、眉を黒で塗ると、男らしくなってしまいます。さらに瞼を黒で塗ると、眠そうに見えます。眉は黒髪のキャラならレッドブラウンかそれより明るい色、有色の髪のキャラならその髪に近い色で塗ります。同じく、瞼も基本的にはレッドブラウンを使うと良いでしょう。

9.瞳を描く!其の五

さて、全体を見回して、問題なければ仕上げしましょう。ついでに顔周りの塗装も行います。

最後にはフィギュアに命を吹き込むハイライト塗装です。瞳の上部にこれまたキャラによって数が違いますが、ホワイトにてハイライトをちょんと付けます。ここではなるべくビンそのままの塗料を使った方が失敗は少ないですね。JANIGANはこの作業のために2500円もする専用スタンプ(先が金属のボール状のタッチ工具)を用いていますが、爪楊枝等でも十分でしょう。・・・いや買っちゃったんでなんか紹介したくて、ね。

10.完成

前髪のパーツを取り付け、とりあえずは完成です。セオリー通りに行えば何とか失敗も少ないでしょうが、実際は、工程7の時点では描いては消し、また描いては・・・を繰り返しています。いかなエナメル塗料でも、何度も描いては消しをやっていると仕上がりが微妙に黒ずんでしまったり余りいいことありません。何とか2回くらいでキメてしまいたい所です。

 

作例との比較

相変わらずの自分塗りですね。だいぶ違っています。

まあ、JANIGANはこの差を楽しんでいるのでいいのですが、初心者の場合まず取っ掛かりとしては、作例を再現するといった方向で行った方が後々楽に自分のパターンを作る事が出来ると思います。

次回予告

今回分かりにくかった瞳の内部の塗り方、バランス等など

そして瞳のブラシ塗りも近日中に企画予定です。

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