15:オートン山の試練
「はぁはぁ・・・」
飛行ポケモンを使わず、ライトは息を切らして自分の足で山を登っていた。
彼女の傍らにはヤミラミがついて周囲を見張っている。
「キー!」注意:ヤミラミの鳴き声
「ヤミラミ?・・・・・・くっ!野生のポケモンね!?プクリン!!『サイコキネシス』!!」
ドガーン!!
確認をすると、即座に攻撃を放った。
目の前に飛び出てきた数匹のリングマとドンファンにダメージを与える。
だが、その攻撃で怯むことなく、野生のポケモンたちは反撃に出る。
「ゴルダック!!『水の波動』!!」
新たに攻撃を繰り出すが、攻撃がなかなか決まらない。
リングマたちも攻撃を仕掛けるが、こちらも負けじとぎりぎりでかわしていた。
そんな折、いっせいにドンファンたちが『転がる』、リングマたちが『暴れる』攻撃で襲い掛かってきた。
容赦のない連続攻撃に追い詰められていくライト。
「くっ!これならどうよ!!プクリン!ゴルダック!」
プクリンが念じると、ドンファンやリングマたちは動きを封じ込められた。『金縛り』だ。
さらに、ゴルダックのハイドロポンプがクリーンヒットして何とか倒すことができた。
「はぁはぁ・・・本当になんて場所なの・・・?」
息を切らして、プクリンとゴルダックの二匹を戻す。
改めてライトはオートン山のレベルを感じていた。
ノースト地方で山といえば、かなりの数がある。
中で一番修行に最適といわれる場所がオウギ山である。
かつて、ノースト地方を冒険したヒロトもそこで己を鍛えていた。
しかし、オートン山はそのオウギ山よりも過酷な場所だった。
それはポケモンの強さだけではない。
山の高さ、足場の悪さ、迷いやすさ、視界の悪さ・・・全てがトップクラスの山なのである。
ゆえに、人は噂でその地に伝説のポケモン、あるいは幻のポケモンがいると噂されている山なのである。
「キィ!キィ!」
「前と後ろ!?ヤミラミ!攻撃よ!!」
前をヤミラミに任せて、後ろを振り向いて、タテトプスを繰り出した。
「『アイアンヘッド』!!」
しかし、攻撃は壁によって跳ね飛ばされた。
タテトプスは転がるようにライトの足元に戻ってきた。
「ユンゲラーの『リフレクター』ね・・・『ロックブラスト』!!」
だが、ユンゲラーはそれを巧みにかわす。
そう、まるで楽しむように。
すると、スプーンをライトの方へ向けた。
「プクリン!!」
攻撃に気づいたライトはプクリンを繰り出して光の壁で攻撃を弾き飛ばす。
ドガッ!!
「ヤミラミ!?」
しかし、前の方を任せたはずのヤミラミが吹っ飛んできた。
チラッと、そのポケモンを確認する。
「(ゴローンね・・・ヤミラミの攻撃じゃ、あの防御力は崩せないのね・・・)スイッチ!!」
不利と判断したライトは、対戦させるポケモンを入れ替えた。
ヤミラミが影に紛れて、ユンゲラーを一撃で倒すと、タテトプスはゴローンの岩攻撃をもろともせず、突っ込んで撃破した。
野生のポケモンの気配が消えたとおもい、ライトはプクリンとタテトプスを戻した。
「ヤミラミの探知能力はさすがね。どんなに霧が濃くても相手を探ることが出来るし・・・。でも・・・ここの野生のポケモンは手ごわい・・・」
ライトがぼやいていると、またヤミラミが騒ぎ始めた。
ライトが見る先にいるのは、数十匹のヨマワルとサマヨールだった。
「(多い・・・)全てのポケモンに『みだれひっかき』よ!!」
シュバシュバシュバ!!
死角から死角へ移動して、的確に攻撃を命中させていく。だが・・・
「(倒れない!?)」
ヨマワル、サマヨールたちはダメージを負ったものの、まだまだ余裕だった。
「(くっ・・・せめて、ヨマワルだけは倒せると思ったのに・・・)」
すると、ヨマワル、サマヨールが力を集中し始めた。
「(まずい・・・アレは・・・!!)」
シャドーボールの集中砲火だった。
「・・・・・・こんなところで・・・・・・負けられないのよ!!」
ドガーン!!ドガーン!!
オートン山の中腹で爆発が響き渡った。
SIXTH
16:オートンシティ
「ライトちゃん・・・大丈夫かな・・・?」
グラサンの男・・・トキオがポツリと言葉を零す。
「あら、トキオ。あの子が心配なの?」
セーラー服を着ている女性、ユウコは意外そうな顔でトキオをみる。
彼らはライトが通っているオートン山の下のオートントンネルを通っていた。
ここはポケモンは比較的に少なく、楽に進むことが出来た。
「ライトちゃんはエースのこととなると、無茶をするからね・・・。誰かが彼女が無茶をするのを止めてあげないといけないんだよ」
トキオの横顔をまじまじと見るユウコ。
それに気がついて彼女を見ようとした瞬間に、頭を触られる感触がした。
「えっ?何?」
「そこまで他人のことを心配できるなんてトキオは思いやりのある子なのね。エライ〜エライ〜」
爪先立ちで、トキオの頭を撫で撫でするユウコ。
それに複雑な顔のトキオ。
「からかってます?」
「何言っているのよ。褒めているのよ♪きっと、トキオの彼女になる人は幸せ者ね!」
そうユウコに言われて俯くトキオ。
「あっ!思い出した。エースってあの子ね」
ポンッ!と手を叩いてユウコは言った。
「えっ?ユウコさんはエースに会った事あるんですか?」
「ええ、一度だけね。あれはもう7年ほど前かしらね。今思うと、彼は照れ顔がとっても可愛い少年だったわ。今はどんな姿になっているのかしらね?」
「もしかして・・・狙ってます?」
トキオは恐る恐るユウコに尋ねる。
「別にィ。私は好きな人はもう決まっているもの」
「えっ――――――――――――!?そうなんですか!?」
トンネルが響くほど、大きな声で驚くトキオ。
「そこまで驚かなくてもいいじゃない」
「ごめんなさい」
「きっと、いつか白馬に乗って私のところへ迎えに来てくれると信じているの!」
「(ユウコさんにそんな乙女チックな考えがあったとは・・・)」
改めてユウコの思想を知ったトキオだった。(ェ)
「あっ!抜けたわよ♪」
「本当だ!オートンシティも見えた!」
オートンシティが見えて、トキオは走り出した。
「迎えに来なくても・・・私が迎えに行くわよ・・・」
ユウコはポツリとトキオに聞こえない声でそういった。
街中に入り、彼らは周りを見ながら歩いていた。
「オートンシティ・・・何年振りかしら・・・」
「ユウコさんはここにあまり来ないんですか?」
「最近まで私はカントー地方に住んでいたからね。あまり田舎(ここ)に来ることないのよ」
「”田舎”って書いて”ここ”って読みましたね?」
「だって、本当のことじゃない」
ユウコの言うことも一理あります。
山と山の栄え目にあったり、農耕が中心だったりと、ノースト地方はそんな町が多いので、田舎町に見られるところが多いのです。
ちなみに、一番栄えているのはノースト地方の南東で海沿いのジョウチュシティで、船が出ていたり、企業が栄えていたり、成金が住んでいたりと大きいのである。
だけど、やはりジョウトやカントーの中心街のコガネシティやタマムシシティには劣るのである。
「ところで・・・あれ何やっているのかしら?」
ユウコが指を指した先をトキオは見た。
すると、ジバコイルの上に乗って、マイクを持ち、何かを喋っている男がいた。
”えーオートンシティの皆様。この度、3度目の市長立候補のクラキチです!どうか、皆様の清き一票をこの私、クラキチ・・・クラキチにお入れください!!”
「どうやら、選挙みたいだな。確かあの人は現在の市長のクラキチ・・・」
「ふーん・・・オートンシティの市長の選挙ね。市長なんて何度やったって同じじゃない。きっと、あの人で決まりでしょ」
「そうかな?俺は新しい人に任せたほうがいいと思うけどな」
「トキオはそう思っていても、決めるのはこの住民たちよ。私たちには関係ないわ。行きましょう」
「そう言われちゃ元も子もないけど・・・」
演説から遠ざかって、トキオとユウコは去っていった。
17:ショップ・GIA
「どうしよう・・・。ライトちゃんを待とうか・・・?」
トキオとユウコはとあるハンバーガーショップで食事をしていた。
トキオがハンバーグ2つにレモンティ。
ユウコはサンドウィッチにブレンドコーヒーを口にしていた。
「連絡してみたら?」
「オートン山は山の中だから繋がらないと思う。それでなくても、あそこはユンゲラーやらモココやら電波を狂わせるようなポケモンがいるからね」
「連絡とる方法ないじゃない」
「うん・・・」
同じタイミングで、カップに口をつける。
そして、ユウコがコトンとカップを置いた。
「聞いた話しだと、その『ショップ・GIA』って所に行って情報を聞くだけなんでしょ?」
「そうだけど・・・」
「それなら、別にライトがいなくてもいいんじゃない?後で伝えればいいだけだし」
「う〜ん・・・それもそうか」
トキオは納得して、カップをコトンと置いた。
「じゃあ、行こうか。『ショップ・GIA』に」
ってなわけで、数十分後。
「ここだよ」
「えっ!?ここなの!?」
ユウコはひどく驚いた。
それもそのはず。『ショップ・GIA』と聞いたからにはもっと、大きくて立派なものだと彼女は想像していたのだ。
だが実際は、レンガ造りが基本で、一部鉄板やら銅やらで舗装したのが目立つだけの一軒家だった。
そして、玄関の前には”ショップ・GIA”とデガデカと書かれていた。
「情報を聞くっていっていたよね?」
「そうですけど・・・?」
「どう見てもただの風変わりな一軒家じゃない!」
当然の反応のユウコ。
「実はここは本来メカニックショップなんですよ。でも、裏で情報屋をやっているんです」
「メカニックショップ?」
「つまり、壊れた電機家具を直したり、パソコンを直したりする店なんだ」
「それが何で情報屋を・・・?」
「そこまでは分からないよ・・・」
そう。そこが最大の謎だった。しかし、その謎は明らかにならないでしょう。(オイ)
「こんにちはー!!トキオです!!」
入り口をを開けてズカズカと入るトキオ。
ユウコもトキオにつられて、同じように入って行った。
「ここ・・・本当にショップなの?」
ユウコの質問に答えずトキオは廊下を進む。
「あ、いた!」
そう。トキオが探していた人物は頭がぼさぼさで、黒のランニング姿で、グリーンのジャージズボンを履いていた。そして・・・
「スピー・・・zzz・・・スピー・・・zzz・・・」
寝ていた。
「この人・・・昼から酒飲んでいるの!?」
ユウコはその男の隣にある酒ビンを手に取って見た。
ラベルには『特製50℃酒(ライズ産)』と書かれていた。
「トキオ・・・本当にこの人?」
「そう。この人が『ショップ・GIA』のオーナー:フウトさんだ」
「この、飲んだくれのオッサン臭いお兄さんが!?」
ユウコは目を丸くして酔って寝ているフウトを見た。
さて、一応説明して置こう。
ユウコは22歳である。だけど、セーラー服を着ているためにきっと年齢よりも若く見られる(ぁ)
そしてこの、飲んだくれているお兄さんのフウトは26歳である。
つまり、たった4歳差なので、お兄さんと呼んでも差し支えないのである。
ちなみに、ヒロトの姉のルーカスは、フウトとタメである(何)
「あ、トキオさん!」
「よっ!リク!久し振り!」
後ろから、トキオに声をかけてきたのは、黒いランニングにダブダブのズボンを履いて白いタオルを頭に巻いたリクというやや幼い少年である。
大体、13〜14歳というところだろう。
「今日はどうしたんですか!?どこか壊れたんですか??」
「あっ!そうだ!P☆DAの修理も頼まないといけなかったな・・・。ラジオの機能が壊れちゃったから、頼む」
「分かりました。預かりますのでちょっと待って下さいね」
すると、リクは別の部屋に消えていった。
「あの子は?」
「あいつはリクといって、2〜3年前からここで働き始めた子さ。ノースト大会でいい線まで行ったんだけど、フウトさんの腕に惚れて弟子入りしたんだ」
「あの男に・・・?」
ユウコはチラッと見る。
「(どう見ても凄い人には見えないけどね・・・)」
すると、リクが戻ってきた。
「P☆DA預かりましたよ。少し時間くださいね。ところでトキオさん・・・隣のそのきれいな女性はトキオさんの彼女ですか?」
「いや、違うけど・・・」
「うん。違うわよ」
二人とも、同時に否定する。
「でも、私の魅力が分かるなんて、いい子じゃない」
と、ユウコは屈んでその子の頬にキスをした。
すると、リクは顔を赤くする。
「///」
「ふふっ。赤くなっちゃって可愛い♪」
「(さすがユウコさん・・・(ェ))」
リクはメロメロ状態になった(ぁ)
「ウィ〜リク?・・・酒は!?」
「あ!フウト師匠!お客さんですよ!トキオさんとジムリーダーが来てますよ」
はっと我を取り戻してフウトに伝言するリク。
フウトは起き上がりながらボリボリとお腹を掻いていた。
そして寝ぼけた目でトキオを見る。
「ウィ〜トキオじゃないか!久し振り♪」
「いい加減、酒はほどほどにしたほうがいいんじゃないですか?」
「酒をやめたら〜フウトが廃るんだよ〜!」
意味不明・・・。とここにいる誰もがそう思った。
「あれっ?リク?今、ジムリーダーが来ているって言わなかったか?」
トキオはリクに聞き返した。
「はい。こちらにいます」
すると、イマドキでゆったりとした服装の少女が出てきた。
「こんにちは。トキオ君!!」
「やあ!ナルミさん!元気にしてた!?」
会うなり、握手をするトキオ。
ナルミはオートンシティのジムリーダーである。
昔、トキオとヒロトは彼女と戦ったこともある。
そのときのオートンジムは岩のフィールドでナルミは鋼と電気タイプでトキオたちを苦しめたものだった。
詳しくはWWSの8・9話を参照してみてください。
現在も彼女はジムリーダーとしてここにいた。
「・・・ちょっと」
「うん?」
ぐいぐいとナルミがトキオを引っ張る。
「あの人・・・何者なの?トキオ君の彼女じゃないなら、一体どんな人なの?」
興味心身に彼女は聞いてくる。
どうやら、先ほどのユウコとリクのやり取りを聞いていたらしい。
「う〜ん、ちょっとした事情で同行しているんだ」
「そう」
「そういうナルミさんこそ、リクのこと好きなんじゃないの?だからここに来たんでしょ!?」
「リクくん・・・?」
ナルミはふと彼を見た。
当のリクはフウトに酒をねだれられているが、「今日はもう止めて下さい」とビシッと言っていた。
「タイプから逸脱しているわけじゃないけど、私には別に好きな人がいるの!」
「えっ!?そうなの!?誰なの!?てっきり、俺が来るとナルミさんがいるからフウトさんかリクが好きなんだと思ったよ」
コホンと、ナルミは咳払いをしていった。
「ラグナさんって・・・カッコイイよね!!」
「ら、ラグナだって!?よりによってなんであいつなの!?」
さて、ラグナとは元ロケット団のルーキーズとして活躍していた少年である。
しかし、ロケット団の謀だと気づいた彼は、ロケット団を寝返り、組織をまとめて打っ潰した少年の一人である。
後に彼はここを拠点として様々な依頼をこなしているらしい。
トキオもたまにここに来ているために、何度か合う機会はあったらしい。
「だって・・・目つきは怖いけれど・・・強くてたくましくて・・・それでもって大胆なところが素敵じゃない!」
「そ、そうなの・・・?(大胆って覗きのことか・・・?)」
トキオは苦笑いをするしかなかった。
「(そうか・・・ナルミさんがいつもここに来るのはラグナに会いに来るためだったのか・・・)」
「トキオ、私たち一体ここへ何しに来たんだっけ?」
ゴホンと咳払いをしてユウコが改めてここに来た目的を聞いた。
「あ、忘れるところだった・・・」
ナルミと喋っているうちに本来の目的を忘れるトキオだった。
「フウトさん!情報が欲しいんだ!」
「ウィ〜今回は条件があるんだ。ウィ〜」
「条件?」
「そのジムリーダーの彼女の相談に乗ってやってくれ。ウィ〜」
どんっ!っと机を叩いたのはユウコだった。
「ジムリーダーはあんたに相談しに来たんでしょ!あんたが受けなさいよ!」
「いやー最近どうも眠くてな・・・。トキオ君。後は頼むよ」
「ちょっと!あんた!」
ユウコが文句を言うが、フウトは寝た後だった。
「ダメだこりゃ」
「ダメですね」
「はぁ・・・」
トキオ、リク、ユウコは呆れてしまった。
「仕方がない・・・。ナルミさん・・・相談って何ですか?」
「実は・・・・・・この街の選挙のことなんです」
「選挙?そういえば、そんなのやっていたわね」
ユウコが呟く。
「実は・・・お兄ちゃんがその選挙に立候補しているんです」
「え!?ナルトさんが!?」
トキオが意外そうに声を上げる。
「へぇ、お兄さんがいるんだ」
「はい。9つ年上のお兄さんなんです」
「ずいぶん離れているのね」
「実はその選挙で、最近、トラブルが続くようになったのです」
「トラブル?」
「そうなんです。新品の機材が壊れたり、選挙のお手伝いをしているポケモンたちがケガをしたり・・・とにかくトラブル続きなんです」
「そんなの、機材が不良品だったのと、ポケモンたちは単なるドジなだけじゃないの?」
ユウコがさらりと言う。
「そう言われてしまうと、そこまでなんですけど・・・・・・。だけど、他の人が邪魔をしているという可能性があるんです」
「邪魔って・・・選挙妨害のこと?」
「はい。そして、恐らくやっているのはクラキチだと思われるのです」
ナルミに代わって、リクが喋った。
「クラキチ・・・?」
トキオとユウコはジバコイルに乗って演説をしていた男の姿を思い出していた。
「何で?」
「お兄ちゃんがこの選挙に出るきっかけになったのは、リクくんの情報がきっかけなの」
「どんな情報?」
「裏で何かを密輸して売り捌いているという情報です。でも、これはまだ明確な情報じゃないので、伏せていたのですが、ナルトさんがそれを見つけてしまって・・・」
「正義感が人一倍強いお兄ちゃんは自分が市長になると言い出して・・・それで・・・」
「なるほど・・・」
頷くトキオ。
「バカじゃない?クラキチという男は2回連続で市長に選ばれている奴なんでしょ?新参者が勝てるわけないじゃない!選挙はそんなに甘くないわよ!」
と、ユウコ。
「いや、ユウコさん。一見そう思われがちなんだけど、この街でナルトさんの名前を知らない人はいないくらいなんだ。恐らく、人気はオートンシティの中でも上位に食い込むほどだよ」
たまにオートンシティに遊びに来るトキオはそう言った。
「ふうん・・・つまり、クラキチはナルトの人気を恐れているというわけね。それで、手の込んだ嫌がらせをしているというわけね」
「いや、そういう情報があるってだけですよ。まだ決まったわけじゃないです」
と、リク。
「つまり・・・ナルミさんはどんな依頼を頼むつもりだったんですか?」
「お兄ちゃんを守って!という依頼を・・・」
「護衛か・・・・・・ところで選挙まで後どれくらいなんですか?」
「・・・後1週間ほどです」
ふと、トキオは考える。
すると、ユウコがトキオに小声で言う。
「トキオ・・・一週間もここに留まる気?私は別にかまわないけど、ライトはなんていうかしら?」
「・・・わかった。とりあえず、ライトが来るまでだな」
と、トキオはナルミにそういった。
「お願いします。・・・本当ならラグナさんに頼みたかったんですけど、今日はいないみたいですし」
「・・・そうなんですか」
ラグナってそういう地味な依頼は引き受けるのか?いや、受けないな。
と、トキオはそう思ったという。
18:選挙護衛作戦
一日が経った。
トキオとユウコはナルトたちに報告して護衛・・・と言うよりも選挙妨害作戦の妨害作戦(ェ)をすることになった。
「さて・・・やるとはいったものの・・・一体どうすればいいんだろう・・・?」
「とりあえず、ナルトさんの周辺に怪しい奴がいないか見ればいいんじゃない?」
「そうだね」
と、ユウコの提案であたりを見て回ることにした。
”お願いします!お願いします!”
トキオとユウコが周辺を調べている間に、選挙の手助けをしているポケモンや、応援者、そして立候補者のナルトは道行く人たちに握手を交わしていく。
見た限りでは、今のところトラブルはないようだった。
「本当に妨害なんてあるのあるのかしら?」
トキオと離れたところで、ユウコがそうぼやく。
トキオはまじめに辺りを探している。
「(妨害の噂はあるのに誰もその瞬間を目撃した人はいない・・・。と言うことは・・・見えないところでやっていると言うことだろうか・・・?)」
建物の物陰、マンホールの中、ゴミ箱の中と手当たり次第に探すトキオ。
そして、考えていた。
「(あるいは気づかない程度に攻撃されていたと言うこと・・・?それとも、応援者の中にスパイが紛れ込んでいると言うこと・・・。可能性は無くもない)」
トキオは手を休めて、ゴミ箱の上に座った。そして握手をしているナルトたちのほうを見る。
「(スパイの可能性を除いたとして目撃されずに攻撃する方法なんて・・・・・・。あ!そういえば・・・)」
トキオが気づいたそのときだった。
ボンッ!!ボンッ!!ボンッ!!
「なんだ!?」
一斉にゴミ箱が爆発をし始めたのだ。
順番に、ボンッ!ボンッ!ボンッ!と。
「ゴミ箱が・・・?爆弾か!?」
すると、トキオの座っていたゴミ箱も・・・
ボンッ!!
と爆発した。
「グハッ!!」
トキオは吹っ飛んだ。
「トキオ!?大丈夫!?」
ユウコが駆けつけて来た。
そして、その爆発の騒ぎで街の人たちや選挙の手伝いをしているものたちがパニックを起こしていた。
「いつつ・・・どういうことだ?」
「きっとこれが嫌がらせなのね」
「だけどおかしいんだ。さっきゴミ箱を調べたんだが、爆発するようなものは何も入っていなかった。つまり、ポケモンの攻撃とも考えられる」
「えっ!?でも、何も入っていないゴミ箱を爆発させるなんてこと出来るの!?」
「分からないけど・・・ポケモンであることには間違いないと思う・・・」
トキオはボールを取った。
「一番、やりやすい手で行くか!『あられ』!!」
ジュゴンを繰り出して、街中にあられを降らしはじめた。
「ちょっと!そんなことしたら、街の人が余計パニックになるじゃない!」
「あ゛・・・」
街中であることを忘れていたトキオ。
しかし、トキオの推理は当たることになる。
消えていたポケモンたちが姿を現した。
「見えた!ポケモンは広場に3匹!」
「あっちに2匹いるわね。どうやら、トキオの作戦は当たったようね。でもどうやって?」
「俺の知り合いに姿を消せる技を使えるポケモンがいたからさ、もしかしたらと思って・・・。よし。とりあえず、あのポケモンを倒して、トレーナーを見つけよう!」
「そうね!」
ユウコは逃げる2匹を追って、トキオは戦闘態勢に入った3匹と対峙していた。
カクレオン、スリープ、エーフィだ。
「ジュゴン!一気に決めるぞ!『吹雪』!!」
あられが降る中での吹雪は絶対的な命中を誇る。
よって、ダメージは逃れられなかった。
「・・・!?効いてない!?」
スリープ、エーフィが光の壁を二重に張って、攻撃を防いだのである。
そして、カクレオンが消えて後ろに回りこんできた。
「(『影打ち』か!?)『JET』!!」
トキオの素早い掛け声に、ジュゴンも反応してアクアジェットをお見舞いした。
建物の壁にぶつかるはずだったのだが、その勢いを利用して壁蹴り、壁蹴りと方向を変えて、ジュゴンにカウンター攻撃をした。
「ちっ!」
そのカウンター攻撃を頭突きで受け止めるが、ダメージはジュゴンの方が大きかったようだ。
さらに、後ろからスリープとエーフィーがサイケ光線を放ってくる。
「(くっ!!)」
よけられないと悟り、ヘルガーを出して攻撃を受け止めさせた。
しかし、悪タイプにもかかわらずダメージが入った。
しかもヘルガーは首を振っていた。今ので混乱したらしい。
「(スリープが『ミラクルアイ』でも使ったか!?それにしても、このポケモンたち・・・予想以上に強い・・・)」
そして、苦戦しているのはトキオだけではない。
「キマワリ!『マジカルリーフ』!マリルリ!『アクアテール』!」
ユウコも逃げたキルリアとスリープと戦っていた。
しかし、スリープに攻撃するはずだったアクアテールはかわされて、キマワリのマジカルリーフをぶち抜いたキルリアのマジカルリーフがマリルリにダメージを与えた。
さらにその隙にスリープはキマワリに催眠術をかけた。
「や・・・やるじゃない」
ユウコは冷汗を流す。
「キマワリ!起きなさい!」
ユウコが起こしている間に、キルリアがサイコキネシスでキマワリを戦闘不能にして、スリープは雷パンチでマリルリを吹っ飛ばして、街の壁にめり込ませた。
「うそっ・・・」
瞬く間にやられて、さらに2匹のポケモンがユウコに襲い掛かった。
「くっ!」
ユウコはポケモンを用意するが・・・
シュン!ザパー!
目の前で2匹が吹っ飛んだ。
「ユウコさん?”野生の”ポケモン相手に何をやっているの?」
「えっ?」
ユウコが声の先を見ると、そこには泥だらけの少女・・・ライトと攻撃を放ったヤミラミとゴルダックの姿があった。
「ライトちゃん?」
スリープとキルリアはまだ立ち上がった。
「今ので倒したつもりだったけど・・・意外にタフね。ユウコさん、ここは私にやらせてよ。修行の成果を試すにはいい機会だわ」
「え?いいわよ」
ゴルダックが接近してキルリアに尻尾で攻撃を仕掛けて、ヤミラミはスリープと組み合った。
「(キルリアの身代わり!?)ゴルダック!」
キルリアが身代わりの影からサイコキネシスを仕掛けると、ゴルダックも同じ攻撃を放ち、相殺させた。
一方のヤミラミとスリープは・・・
「(取っ組み合いで押されている!?スリープ程度なら、軽く決められると思ったのに!?それなら・・・)ヤミラミ!」
しかし、スリープの強力なパンチがヒットした。
ユウコはヤミラミがマリルリのように吹っ飛ぶと思っただろう。
だが、吹っ飛ばなかった。
ヤミラミは、足を踏ん張って攻撃を耐え切ったのだ。
「決まりよ!『しっぺがえし』!!」
完璧なカウンター技が炸裂した。
「ゴルダックも決めるわよ!!『ウォータースラッシュ』!!」
ゴルダックの平手に水が纏わりつき、鋭い刃を形作った。
水は勢いが凄まじいと鉄をも斬るという。そのくらいに洗練されていた。
「『ショット』!!」
まさに水の斬撃。
離れたキルリアもエナジーボールで相殺を試みたが、攻撃を真っ二つにして、キルリアを倒した。
「ふう。これで片付いたわね」
ライトはユウコのほうを見た。そして、倒れていたキマワリとマリルリを見ていた。
「(そうか!さっき、スリープの力が予想以上に強いと思ったのは、キルリアがマリルリの『ちからもち』を『トレース』して『スキルスワップ』でスリープと特性を交換したからね・・・)」
「ライトちゃん!?先ほど、おかしなことを言ったよね?」
「え?何かおかしいこと言いました?」
そして、トキオは苦戦をしていたが・・・
「『フレアブレイク』!!」
ヘルガーの炎の爪でカクレオンを倒し、残りはエーフィとスリープのみ。
「これでどうだ!!ジュゴン!『ドラゴンフリーズ』!!」
すると、巨大な大きさの氷のドラゴンが出現して、スリープとエーフィを襲った。
2匹はそのドラゴンに飲み込まれたように見えた。
「倒れたのはスリープだけ・・・と言うことは、こっちだな!!」
くるりと後ろを向いて指をさすトキオ。ジュゴンもその指先に振り向いた。
予測どおり、そこにはエーフィがサイコキネシスを放つところだった。
「『JET』!!」
エーフィの攻撃をも上回る速度で、ジュゴンが攻撃を決めた。
「ふう・・・。さぁ・・・トレーナー!出て来い!!」
トキオは大声で呼ぶが、誰も出ては来なかった。
「ポケモンを置いて逃げたか・・・?」
「「トキオ!」」
そこへユウコとライトが駆けつけてきた。
「ユウコさん!それにライトちゃん!?・・・あ、そっちは!?トレーナーは見つかった!?」
「いいえ。トレーナーはいなかったわ。それに、ライトちゃんの話を聞くと、このポケモンは野生のポケモンだって言うの」
「野生のポケモンだって!?野生のポケモンにしても、トレーナー並に戦略が強かったぞ!?」
「確かにオートン山で戦ったポケモンと同じくらい・・・賢さで言ったらそれ以上ね。でも、これを見て!」
ライトが2つのボールをトキオに見せた。
それは先ほどライトとユウコが戦ったキルリアとスリープだった。
「つまり・・・トレーナー登録されていない?」
「そういうこと。だから、野生のポケモンなのよ」
「ど、どういうことだ!?つまり、野生のポケモンが選挙の邪魔をしていたと言うことか!?」
トキオたちは考えるが、それ以上は何も分からずじまいだった。
そして、ナルトの選挙活動が再開された。
今度は邪魔するものは出てこなく、無事に一日を終えることが出来たのだった。
だが、トキオたちは気づかなかった。上空で一匹のムクホークが飛んでいてその首に付けられていたカメラがきらりと光ったことに。
3人はショップ・GIAに戻ってきた。
「ナルミさん・・・ライトちゃんが来たから、後はリクに頼んでもらっていいかな?」
「いいえ。ありがとう。おかげで助かったわ」
ナルミがトキオに握手する。
「(トキオって・・・・・・本当に女の知り合いばっかりね)」
その様子を見て、ライトは白けた目で見ていた。
「だけどトキオさん!妨害してきたのが野生のポケモンだと分かったので、これで僕も仕事がしやすくなりましたよ!」
と、リクがパソコンをいじりながら言う。
「でも、野生のポケモンが襲うって話もおかしいですよね・・・。そんな話聞いたことないし・・・」
「ウィ〜・・・それってもしかしたら、レンジャーの仕業なんじゃないか?」
「あ、フウト師匠!!」
「(また飲んでわね)」
フウトの右手に持っている酒ビンを見て心の中で突っ込むユウコ。
「レンジャーって、確かスタイラーを使ってキャプチャして野生のポケモンの助けを借りる奴でしたよね?」
「つまり、野生のポケモンを操って、妨害している線もあると言うわけか・・・」
リクとトキオが深く頷く。
「ウィ〜そういうことさ。グビグビ・・・プハッー」
ビンのまま酒をグビグビと飲むフウト。そして、アルコールの匂いを周りに撒き散らす。
みんな不快になっていることなんてお構い無しだ。
「本当にレンジャーだとしたら・・・厄介だな」
「そうですね・・・。あ、トキオさん!これを・・・忘れるところでした」
すると、リクはトキオにあるものを手渡しした。
それは、最初に来たときに預けたP☆DAだった。
「おっ♪リク!サンキュー!」
リクの肩をポンとトキオは叩く。
「うんっ!聞けるぞ!ゴット・カーナーのセカンドシングル『カナちゃんが倒せない』が!」
「トキオ・・・もしかして・・・その子のファンなの?」
「そうですけど?・・・うわっ!?どうしたんですか!?」
なんか、メラメラと燃えているユウコ。
「トキオ・・・私がメジャーデビューしたら私のファンになりなさいよ!」
「へっ?は、はい・・・(汗)」
すると、炎のオーラを消して、いつもどおりに戻る。
「(そういえば・・・ユウコさんってアイドル志望だった・・・)じゃあ、そういうわけで、リク。後は頼むわ」
「がんばってね」
トキオが言うと、ユウコがまた、リクの頬にキスをした。
もちろん、彼は赤くなってしまった。
「ユウコちゃーん!僕にもキスしてー!」
とか何とか、騒ぐ駄目兄ちゃんのフウト。
「どうしようかな?情報を教えてくれたらいいわよ♪」
「あ、忘れるところだった」
なんか、トキオ。本来の目的忘れすぎです。(滅)
「フウトさん!パラレルワールドの情報が知りたいんだ!」
「ウィ〜?パラレルワールド?聞いたことないな・・・」
「ええと、つまり、次元を越えたもう一つの世界のことなんですけど・・・」
「ウィ〜聞いたことあるような無いような・・・・・・」
「駄目そうね。キスはお預けね♪」
「そんなー!」
悔しそうに地面をおもいっきり叩くフウト。
きっとアルコールのせいで演技がオーバーになっているのだろう。(ぁ)
「どうしよう・・・フウトさんでもだめか・・・」
「やっぱり、トキオの言うことなんて聞くんじゃなかった!」
「ライトちゃん・・・そんなこと言わないでよ・・・」
「あっ!!」
何かに気づいて大きな声を出したのはリクだった。
「リク?何か知っているのか!?」
トキオが聞き返す。ライトも自然と彼のほうを見た。
「いえ、僕は知らないけど・・・。もしかしたらユウナさんなら知っているんじゃないですか?」
「ユウナさんか・・・」
「ユウナ?」
ライトがふと首を傾げる。
「誰?」
「さぁ?」
ユウコも首を傾げる。
「でも、ユウナさんは連絡が全く取れないじゃないか」
「確かにそうですね。仕事をしているときはよほど重要なことじゃない限り、絶対返信もしない人ですからね・・・。でも、行って直接聞いてみてはどうですか?」
「直接って・・・どこにいるんだよ!?」
「今ユウナさんは・・・」
「ああ、ユウナならジョウチュシティだよ。ウィ〜」
酒を飲みながら答えるフウト。
「ジョウチュシティ・・・?そこで一体何を・・・?」
「実は、お兄ちゃんのことと関係しているの」
ナルミが言う。
「え?また?」
「関連しているとは言うけど、実際はユウナさんが気になるから調べに行っていると言う感じです。クラキチが密輸に手を貸しているって話なんです」
リクが説明をする。
「密輸って・・・一体なんの?」
「それをユウナさんが調べに行っているんです」
「なるほど・・・」
トキオが頷く。
すると、ライトがバンッと机を強く叩いた。
「行きましょう!ジョウチュシティに!じっとなんかしていられないわよ!!」
「・・・恋する気持ちは押さえられないって感じね」
ユウコも立ち上がった。
「だけど、今日は遅い・・・。ポケモンセンターで休んで、明日出発しよう」
そうね。と、ライトとユウコは頷いた。
こうして彼らの目的地は自然とジョウチュシティへになったのである。
to be continued
キャラデータ
ライト(17歳)・・・今作品の一応主人公という位置づけ。
恋人のエースを探して旅をしていた少女。
実力は前回のシリーズを見て分かるとおり、幹部クラスの敵とほぼ互角のバトルを展開するレベルである。
ちなみに、彼女の父親はホクト地方のとある町のジムリーダーをやっていて頑固親父である。
手持ち・・・バシャーモ(♀) プクリン(♀) ゴルダック(♂) ヤミラミ(♂) タテトプス(♂) チルタリス(♀) ブーピッグ(♀) ゴローニャ(♂)
※現在はブーピッグとゴローニャを控えとしている。
オリジナル技
トキオ
『フレアブレイク』・・・ヘルガーの技。早い話が炎の爪。
『JET』・・・ジュゴン技。『アクアジェット』の略称。
『ドラゴンフリーズ』・・・ジュゴンの技。ローガン流の一つで巨大な氷のドラゴンを打ち出す技。まるで生きているかのように動く。
ライト
『ウォータースラッシュ』・・・ゴルダックの技。手に水をまとって斬りつける。地味なわりに意外と威力は高い。
ちなみにポケモン外伝に出てきたマソウのカブトプスの『ウォータースラッシュ』とは微妙に違う気がする(何)
『ショット』・・・ゴルダックの技。『ウォータースラッシュ・ショット』の略。鋭い水の斬撃を飛ばす。
主な登場ポケモン
トキオ・・・ジュゴン(♀) ヘルガー(♀)
ライト・・・ヤミラミ(♂) プクリン(♀) タテトプス(♂) ゴルダック(♂)
ユウコ・・・キマワリ(♂) マリルリ(♀)
アトガキ
なんか、予想よりも量が多くなってしまった。(汗)
今回の目玉はフウトの再登場ですかね。今後活躍あるかどうかは不明だけど(ぁ)
分かるとおり、もう性格とかだいぶ変わっているように思えます。
それは、もうご存知のとおり、アルコールのせいです。
酒の味を知ってアルコール中毒の一歩手前まで行ってしまったのです。(ェ)
皆さんも酒の飲みすぎには気をつけましょう。
あ、もちろん、未成年の人は飲まないようにしないといけませんね。
次回はジョウチュシティ編です!
[一言感想]
え。ラグナは僕も好きなキャラですけど?(ぇ)
つか、ロケット団ルーキーズだった面々は大体みんな愛着あります。
だから、ユウナの名前が出てきた事で、今後の展開がより楽しみです。
果たして彼女は、異世界へのカギを握っているのでしょうか。
にしてもユウコ、キス魔?(ぁ)