―――ラハブの新境地……塔の最上階(世界の狭間)

「(おかしい……どうしてトキワの力が使えない……?)」

 ザンクスのスターミーと戦っているエースなのだが、すでにバンギラス、メダグロスが倒されてしまっていた。
 現在戦っているハクリューも押されていた。

「(だが、力が使えなくても倒してやる)ハクリュー、『神速』」

 シュッ、ズゴッ!

 細っこい体で蛇の如くしなやかに動いて、スターミーにぶつかっていく。
 だが、スターミーは高速スピンでハクリューを吹っ飛ばす。
 打撃攻撃が完全に殺されてしまう。

「(それなら……)『10万ボルト』」

 しかし、特殊攻撃を放ったとしても、スターミーはハクリューの神速並のスピードで攻撃を回避してしまう。

「(……後ろ?)ハクリュー、『竜の波動』」

 スターミーの気配を読み取り、タイミングを合わせて相手の光線の相殺を試みる。
 しかし、竜の波動はあっけなくかき消されて、ハクリューとエースを吹っ飛ばす。

「ぐっ」

「エース!!」

 リュウヤがエースに声をかけるが、それだけで助けようとはしなかった。
 彼もフライゴンでミミロップと戦っていて、全く油断のできない状況だったからである。

「スターミー、『ウォータープリズン』DA」

 ハイドロポンプ級の水を繰り出すとそのままエースを包み込んでしまった。
 当然中は水。エースは息を止める。
 しかし、ずっとこのままだと水死してしまう。

「(ぐっ……体が動かない……水なのに氷のように固まって動かせない……)」

 それもそのはず。スターミーはサイコキネシスで水を分子レベルまで氷のように固めてエースの動きを拘束したのだから。

「!! フライゴン!!」

 エースの様子を見て焦ったリュウヤはフライゴンで勝負に出た。
 ミミロップの格闘技に苦戦していたのだが、特攻に近い形でドラゴンクローを繰り出した。

「その攻撃でミミロップが倒せるとでも思ったのですKA?」

 ミミロップの懇親の一撃を込めた気合パンチがフライゴンに入ろうとしたそのときだった。

「カイリュー」

 リュウヤはカイリューを繰り出して、ミミロップに襲い掛かった。
 フライゴンは気合パンチは避けることもできずに、当たってしまった。
 だが、カイリューの全力の突撃でミミロップを倒すことができた。



 そこからザンクスはオオスバメを繰り出して、リュウヤに猛攻を仕掛けてきた。
 傷が痛み出し、さらにエースのことも助けなくちゃならないリュウヤはザンクスに全く意識をやってなかった。
 そして、オオスバメの『蒼燕斬』が炸裂した。



「まさか、これで終わったわけではないですよNE?」

 バッとザンクスの後ろを取ったリュウヤとカイリュー。
 さすがのザンクスも虚を突かれていたか、反応が遅れた。
 オオスバメのツバメ返しよりも先にカイリューのドラゴンクローが炸裂した。

「もう一回!!『ドラゴンダイブ』!!」

 地面があると思われるところに向かってオオスバメを押しつぶす。
 そこからスターミーを見て、破壊光線を放った。
 スターミーはエースを拘束していたため動けない。ゆえにかわすことはできず、攻撃に飲み込まれた。

 スターミーの技が解かれて、エースは水の牢から脱出した。
 エースが息を荒くしながらも意識を保っているのと、ザンクスのオオスバメとミミロップ、そしてスターミーを倒したことを確認して、リュウヤは一旦カイリューを戻す。

「ザンクス……お前の残りはあと3匹だ!」

「FUFUFU……面白いですNE。それなら、残りのポケモンを全て見せてあげましょうKA?」

「一体何が出てくる……?」

 エースも気を取り直してザンクスの動きをしっかりと見る。

「さぁ、行くのですYO。我が最強のしもべ……竜虎の陣:ギャラドス&エレキブル……創造の神:アルセウス!!」

 

 

 

THIRTY SEVENTH

 

 

 

 110:vsザンクス


「アルセウス!?」

「アルセウス?」

 2人の目の前に現れたのは、虎のような模様をした電気ポケモンエレキブル。
 龍の姿をしたギャラドス。
 そして、白を基調としたアブソルと似たような姿をしたポケモンだが、大きさが3メートルくらいある。
 その姿にエースとリュウヤは険しい顔をした。

「見たことないポケモンだが……化け物並みに強いということは間違いなさそうだな……」

「ああ。宇宙を創造したと言われるポケモンだ」

「宇宙を創造した……?神のようなポケモンだな」

「そういって間違いない。少しの油断も許されない!!」

「FUFUFU……リュウヤ=フィラデム。君の相手はこの竜虎コンビ。そして、そのバンダナはアルセウスがじきじきに相手をしてあげるYO。覚悟するんDA」

 一斉に3匹が襲い掛かる。

「エース……全力で戦うんだ」

「そうだな」

 エースはバクフーンとクロバットでアルセウスを迎え撃つ。
 その一方でリュウヤはボーマンダとリザードンを繰り出して、エレキブルとギャラドスと対抗した。

 ボーマンダがエレキブルと接近戦で戦い、リザードンがギャラドスと遠距離戦で戦っていた。
 互いの力は互角。だから、その戦いの優劣を決めるのはトレーナーの力量次第だった。

「…………っ!!」

 不意に彼の腕に痛みが走る。
 いや、それだけじゃない。彼はもう体がボロボロだった。
 一人で無理してここに来たときに、ヒロコ、スティーブ、カネコウジの戦いで負った傷は全く癒えていない。
 その体で塔を全力で駆け上がって、体力も残されていない。
 そんな状態でザンクスと戦うなんて無謀としか言いようがなかった。

「全く褒めてあげますYO!一人の女と仲間のためにここまで戦うとは、素晴らしい事この上ないですNE!だが、君一人ではどうにもならないのですYO?」

「僕は……一人なんかじゃない……。僕は一人で戦っていたんじゃない……」

「まさか、ポケモンと一緒に戦っていたと世迷言を言うんじゃないでしょうNE?」

「世迷言?バトルはポケモンと一体になって戦うものだ。決して一人で戦うことなんて出来やしない!」

「そうかNA?現に今、私は全く指示を出していないが、ポケモンたちは戦っているではないKA?これはどう説明するんDA?」

 エレキブルの雷パンチを受け流しながら、ボーマンダはドラゴンクローで攻撃を試みる。
 翼のあるボーマンダは、間合いを取って、勢いをつけてから何度でも攻撃を繰り返す。
 その際、カウンターを受けないように細心の注意を払いながら攻撃をしていた。

 リザードンは火炎放射で牽制しながら、ギャラドスの水攻撃を回避し、打撃技を打ち込むために隙をうかがっていた。
 しかし、ギャラドスも接近攻撃能力が高いために全く予断は許されない状況が続く。

 これらの戦いはリュウヤやザンクスの指示無しで各自の考えに基づいて動いていた。

「僕が指示を出さなかったとしても、僕とポケモンたちの考えは一緒だ!みんなを助け出す……その考えの元に動いているんだ!!ボーマンダ!リザードン!」

 リュウヤが一声あげるだけで、2匹の動きが格段に上がった。

 ボーマンダはドラゴンクローと見せかけて、かみなりパンチをかわしたあとに、尻尾でエレキブルをぶっ飛ばす。
 リザードンもギャラドスのハイドロポンプを当たる覚悟でギリギリでかわして、自らの炎で作った炎の剣でギャラドスに一太刀浴びせた。

「畳み掛けろ!!」

 ボーマンダは息を吸い込んで強力な竜の波動……いや、咆哮を打ち出した。最強の技『竜の咆哮』だ。
 威力的には『時の咆哮』にも負けない技である。
 リザードンは炎の剣を槍の様に投げつける。

 2人の攻撃対象はスイッチしていた。
 つまり、ボーマンダがギャラドスへ。リザードンはエレキブルへと対象をチェンジさせていたのである。

「エレキブル、ギャラドス。そろそろ本領を出しなさいYO」

 ザンクスが指示を出すと、2匹は攻撃をギリギリで回避した。
 リュウヤはじっと2匹の様子を観察していた。
 ギャラドスがエレキブルを防御するように体で囲んでいた。

「『竜虎の陣』」

「何をするか知らないが……リザードン!ボーマンダ!」

 さっきと同じ、炎の剣の投擲と竜の咆哮を繰り出す。
 2匹に当たれば大ダメージを与えるはずだった。

「ギャラドス、『竜の舞い』DA」

 ギャラドスの体から湧き出るオーラが2匹の攻撃を弾いてしまう。

「エレキブル……『雷鳳丸(らいほうがん)』!!」

 手から電気の塊を集中させた物をぶつける技だった。
 だが、当たらなければ意味はないのだが、当たらない方がおかしかった。
 まるでテレポートみたいにすぐにボーマンダの上にでてきて、攻撃をぶつけたのである。
 その電気の塊は爆発して、弾けた。

「つぅ……!!ぐわぁっーーーー!!」

 爆発の衝撃はリュウヤをもふっとばし、身体が地面を転がる。 
 そして、リュウヤは悲鳴を上げる。
 全身傷だらけのリュウヤは転がっただけでも身体に相当負担をかけることになるのである。

「ギャラドス、『竜の怒り』DA!!」

 ザンクスは容赦しなかった。
 リュウヤに向かって、怒涛の攻撃を連続で繰り出して行く。
 それに割ってはいるのはリザードン。
 二刀の炎の剣で攻撃を弾き返していく。

「うわぁっーーーーーーーー!!」

 一発、いや、二発がリュウヤに被弾した。
 リザードンが振り向こうとしたがやめた。
 リュウヤならきっと「構うな。目の前に集中しろ」って言うと思ったからだ。
 そして、ギャラドスをすぐ目前まで来た。

「残念ですNE」

 目前まで迫ってリザードンの頭上に雷の塊を掌に構えたエレキブルの姿があった。

「消えるんDA!」

 ドガンッ!!

 だがしかし、ザンクスの思い通りにはならなかった。

「ボーマンダKA!?」

 激しい傷を負ったボーマンダだったが、そんなこともお構いせずに、エレキブルに懇親のタックルをかました。
 それはほんとの意味の捨て身タックルだった。
 斜め45度の角度で降下して、上空にいるエレキブルを巻き込んでそのまま地面にぶつかるように攻撃したのだ。
 自分だって無事で済むはずはない。
 だが、エレキブルは確実にそれで倒すことができた。
 自分は倒れてしまったのだが。

「これはやられたKA……」

 そして、リザードンを遮る者は何もない。
 ギャラドスの噛み付く攻撃もしっかりとかわして、2つの炎の太刀が完璧に決まり、最後にブラストバーンを放ってギャラドスを倒すことに成功した。

 そして、リザードンは振り向くと、リュウヤがひどく傷ついて仰向けになっている姿を目撃した。

「FUFUFU……リュウヤ=フィラデム……死んだか?まさかポケモンに自分の託して最期を遂げようとするなんてな」

 その言葉にリザードンが吼える。
 ザンクスに襲い掛かろうとする。

 バキッ!!

 不意にリザードンは何か見えない攻撃によってぶっ飛ばされる。
 遠くまで吹っ飛ばされたリザードンはそのまま地面に仰向けに倒れた。

「竜虎の陣が敗れたとしても、まだこいつがいるんだYO。リュウヤ=フィラデム!最大の切り札……アルセウスがNA!!」

 そのアルセウスと対峙していたエースだったのだが、すでにクロバットは倒されて、バクフーンも瀕死に近い状態だった。

「……くっ……オイ……リュウヤ?しっかりしろ」

 起こそうとするが、揺すっても返事がない。

「さて、まとめて消してあげるYO」

「させない。バクフーン、『バーストフレイム』!!」

 最大の接近戦で勝負する。
 しかし、通常のスピードスターであっけなく吹っ飛ばされる。

「(……強い。俺がトキワの力を使っていないとはいえ、こうも簡単に最大の技を破るとは……。オーバーヒートも効かなかった。これしかない)」

 威圧感をひしひしと放つアルセウスに向かって、エースはバクフーンに指示を出す。

「バクフーン!!『ネオ・ブラストバーン』!!」

 最大パワーのオーバーヒート3発分の火炎を一気に放つ。
 スティーブの最大の技や水晶壁を内側から破ったこの技なら間違いなくアルセウスに通用すると……そう信じていた。

「一発に凝縮された炎KA。……『大地の力』DA!」

 アルセウスが地面を踏みつけると、その場からまっすぐ一直線に下から衝撃波が湧き上がった。
 その威力はバクフーンのネオブラストバーンと互角だった。
 だが、バクフーンの攻撃が一直線に進むのに対し、アルセウスの攻撃は下から突き上げるような攻撃をしている。
 つまり、同じ威力であっても、バクフーンの攻撃は相殺することもできるし、さらに攻撃はバクフーンとエースへと攻撃を当てることもできた。

「(避け……られない)」

 エースは飛び退いて攻撃を避けたが、予感は的中した。
 攻撃を放っていたバクフーンとエースは大地の力に巻き込まれて、上空へと打ち上げられて、地面に打ち付けられた。

「く……」

 その攻撃でバクフーンもエースも気絶した。

「これで……2人片付いたNA。あとは……」

 アルセウスを戻そうとした。
 しかし、モンスターボールをかざそうとしてザンクスは手を止めた。

「……この威圧感……まさか……?」

 ふと後ろを振り向くと、竜の刺青の男が辛うじて立っていた。

「……まだ生きていたとは……」

「……勝手に人を殺すな……。言っただろ……僕は……みんなを助けるまで……死ぬわけには行かないんだ……」

 そして、リュウヤはラティオスを繰り出す。

「この命が尽き果てようと……僕はお前を倒すんだ!!」

「FUFUFU……さあ、お前の命の灯火を見せてみるんDA!私が一吹きで消し去ってやるYO」

 ラティオスとアルセウスが真っ向から激突した…………










 111:ラグナ死す


 高速で振動する音が無数で響く。
 蜂の羽ばたきは一秒間に数十、数百……いやそれ以上とも言われている。
 その蜂……いや、スピアーが何十匹も誰かを囲んでいた。

「ビークイン……そろそろいいんじゃないか?」

 女王的な役割をしているビークインがスピアーに指示を出すと、そのスピアーはどこかへと消え去った。

「ガフッ……」

 集っていたスピアーが消えると、彼は血を吐いて膝をつく。
 しかも、ただ血を吐いただけではない。
 肩も足も腹も……あらゆる場所をスピアーの針で貫かれて、さらに毒まで受けてしまっているのだ。

「(……ちくしょう……。頭がガンガンする……体が悲鳴をあげやがる……体があちぃ……)」

 朦朧とした目で周りを見る。
 すでに集中攻撃を受けたダーテングはボロボロの状態で倒れていた。
 命は何とかあるだろうが、非常に危険な常態なのは変わりない。
 そして、ピクシーもどうやら袋叩きにあったようで、完全に地面に突っ伏していた。

「少年……どうやら私の言ったとおり、君の命はここまでだ。じきにスピアーの毒が体を巡り、身体の至る所を侵食して朽ち果てる……。以前、私はこのビークインで一つの王国をも潰している。戦力が違うのだよ」

「(うっ……)」

 不意に自分の身体の力がガクンと抜けた。
 ダメージと毒が一気に蝕みはじめている。

 さらに声を出そうと振り絞るが、声が掠れて発音ができない。

「もう喋ることもできないようだな」

 倒れているラグナの元へとゆっくりと歩み寄り、アウトは容赦なくラグナを蹴っ飛ばす。
 ゴロンゴロンとドカンが転がるように転がっていき、塔の入り口の手前にピタッと止まった。

「あ……ぐ……」

「何が言いたいかわからないが……楽にしてやれ、ビークイン」

 巨大な毒針を体から出して、直接ラグナへと襲い掛かる。





 だが、最後の最後までラグナはビークインを見ていた。
 そして、諦めていなかった。

 ゴオォッーーーー!!!!

「なっ!?」

 突然の強大な炎。
 ビークインは慌ててかわそうとするが、攻撃をもろに喰らってしまった。

「一体なんだ?」

 その先を見ると、居たのはさっきまでズタボロで倒れていたはずのピクシーだった。
 しかし、傷は完全に回復していて、炎攻撃も今までとは桁違い、段違い……比べ物にならない程の威力だった。

「ピクシーがこれほどの火炎放射を使うだと?一体何をしたんだ?トレーナーのピンチで強くなったのか?ありえない……。だが、ビークイン」

 あれだけの火炎放射を喰らったにもかかわらず、ビークインはまだまだ動くことができた。
 ダメージがなかったわけではない。
 ビークインのもともとの体力と防御能力が、コクーン召還の『防御指令』無しでも、非常に高かっただけの話なのである。

 そのビークインは再び、数十匹のスピアーを召還した。

「今度こそ息の根を止めろ」

 一斉に襲い掛かるスピアーたち。

 だが、一瞬だった。

 ボワッーーーー!!!!

「!!!!」

 ピクシーの『大文字』が数十匹いたスピアーをあっという間に消滅させてしまったのである。

「何なんだ……このピクシー……ビークイン!もっと攻め続けろ!!」

 今度は百匹ほどのスピアーがピクシーへと襲い掛かる。

「(……アウト……俺のピクシーはスピアーにやられている間に……『瞑想』を極限までして『癒しの願い』を自分にかけた……。『アンリミテッドブレイク』状態の今……てめぇの負けは決まった同然なんだよ!!)」

 ラグナはピクシーの活躍を地面に横たわって見ているだけだった。
 いや、それだけで充分だった。
 接近戦は『フレアーリング』でなぎ払い、遠距離は『火炎放射』や『吹雪』でスピアーをどんどん消していく。
 そして、最後はビークインだけになった。

「(ピクシー……決めろ……てめぇの最大の技で!!)」

「ビークイン!!『防御指令』!!」

 最大の技を繰り出す間合いに入って、ピクシーは拳を構える。
 そして、凄まじい速度でコメットパンチを打ち出していく。

 一方のビークインはコクーンを召還して、コクーンの『硬くなる』で攻撃を防ぐようだった。

 だが、ピクシーの繰り出したこの技は、打撃技と特殊技の両方の特性を兼ねていた。
 パンチの一発の打撃の力は岩を軽く砕くほどだ。
 さらに、パンチを繰り出す際に、衝撃波も同時に放っている。
 今、ピクシーの状態は瞑想をフルマックスの『アンリミテッドブレイク』状態。
 ゆえに打撃と特殊の兼ね備えた力は全てを崩壊させる破壊拳だった。

 ズドッ!! ズドッ!! ズドッ!! ズドッ!! ズドッ!! ズドッ!! ズドッ!! ズドッ!!

 止めどない連続パンチがビークインをコクーンごと完膚なきまで叩きのめした。

「バカな!!」
 
 ビークインは倒れた。
 それを確認して、ピクシーはアウトにも襲い掛かった。
 そして、一発殴りつけると、アウトはズンっ!ズンっ!と吹っ飛んでいった。

「……っ……しかし……少年の命は……もう風前の灯火だ……どうすることも……でき…ない……」

 そして、アウトは気を失った。

「(『モルガナ彗星拳』……決まったな……うっ……やべぇ……意識が………………………………)」

 ラグナは震える手でピクシーを戻そうとボールを持ったがポロッと掌から零れ落ちた。
 そして、ラグナの手はガクッと力を失った。
 意識は闇の底へと沈んで行った。
 彼の身体はすでに血塗れで完全に手遅れだと誰もが思うほどの傷を負っていたのだった…………










 112:護るべきものは……


 ラグナが瀕死の状況で生死を彷徨い、エースも気絶し、リュウヤが最後の力を振り絞ってザンクスのアルセウスと対抗している。
 そして、このラハブの新境地:塔の中階層でも戦いは佳境を迎えていた。

「『エナジーボール』!!」

 集中して作り出した緑色のエネルギー体をフシギバナが口から放つ。
 だが、相手のポケモンは避けようとせず真っ向から当たる。直撃だった。

「その程度の攻撃……今更効くと思うか?」

「思ってるわけないだろ!!『ウィップストーム』!!」

 つるのムチ総動員の一斉攻撃がTSUYOSHIのポケモンへと襲い掛かる。
 しかし、普段は怠けているくせに2本足で歩くと素早く、最強のパワーを誇るそのポケモンの名はケッキング。
 襲い掛かるツルをまとめて掴んでフシギバナを投げ飛ばしてしまった。

「フシギバナッ!!」

 地面に叩きつけたかと思うと、さらにツルを利用して逆の方に投げつけた。
 遠心力を利用した攻撃はフシギバナに大ダメージを与えた。

「引き寄せて、息の根を止めろ」

 ケッキングは片手で引っ張ってフシギバナを引き寄せる。
 引き寄せられる力と、ケッキングの殴りつける力で一気に倒す算段のようだった。

「させるか!!フシギバナ!!」

 ヒロトの指示に従って、フシギバナは頷き、背中の大きな花をケッキングの方へと向けた。

「この一撃からは逃れられないぞ!」

「そんなことはない!行けッ!!」

 ケッキングに殴りつけられる瞬間だった。

 ボフンッ!!!!

 背中の花から爆発するほど大量の花粉が噴出された。
 爆発……と言う意味では正しい。
 何せ、威力は攻撃と攻撃で生じる爆発みたいな力だったからだ。

「(勝負どころで一回しか使えない『爆裂花粉』だ!……こいつは効いただろ!?)」

 攻撃の爆発の影響で、ケッキングに引っ張られる力は相殺され、ドスッと地面に着地した。

「ケッキング、お返ししてやれ」

「!!」

 フシギバナの攻撃で打っ飛んだケッキングはすぐに起き上がってフシギバナに襲い掛かる。
 ヒロトとフシギバナは慌てて後退して攻撃をかわした。

 かわさないと大変なことになっていた。
 地面へと向けられたアームハンマーは10メートル下まで穴を開けるほどの威力を秘めていた。
 ここは中階層だけに落とされたら、ただでは済まないだろう。

「(まったく効いていないわけではないけど……。このままじゃまずい)」

「『メガトンキック』!」

 巨体のクセに素早さが非常に高いケッキングはすぐにフシギバナの近くに寄ってきて、手をついてバランスをとって蹴りを放った。
 回し蹴りのような技だ。

「そこだ!!」

 ブワッ!

 シュッ!

 影分身で残像を見せて消えた後、すぐにケッキングの後ろをとった。

「『つるのムチ:居合い』!!」

 ズバッ!と切り裂くはずだった。
 だが、地面をついている反対の手でいとも簡単に止められた。

「(後ろを見ずに止めた!?)」

「驚くことではないだろ。その影分身のカウンターなら一度見ている。後ろからの不意打ちだとわかれば、対抗するのは容易だ」

「くっ!『眠り粉』!!」

「『地球投げ』!!」

 フシギバナに反撃の余地は与えなかった。
 ツルを引き寄せて、一気に壁へと投げつけた。
 壁はまるで発泡スチロールのように簡単に砕け、フシギバナは外へと飛び出した。
 ヒロトは下へと落ちる前にボールを持って回収する。

「……。(さすがにダメージが大きい……もう戦えないな……)」

 ふとヒロトは水晶壁を見る。
 その中にはピンク色のカーディガンに白のロングスカート……そして腰程まである長い髪の美しい女性……オトハの姿があった。

「(もう俺は同じ過ちを二度も繰り返さない……。そのために強くなろうとしたんだ!……俺はあの時の約束を護るために強くなるんだ!!)」

 カッ!とTSUYOSHIを見据えるヒロト。
 彼の手には最後のモンスターボールが握られていた。

「いい目だな。そうか、君は彼女の事を…………」

「違う。それはお前の勘違いだ。俺は彼女にそんな感情を持ってはいない。だけど、さっき俺は彼女に助けられた。助けるつもりだったけど逆に助けられてしまった。不甲斐ない俺を彼女は助けた。だから、俺は借りを返す……ただそれだけだ!」

「…………。まーどうでもいいことだ」

「決着をつけてやる!ザーフィ!!」

 ヒロトの最後のポケモンはリザードンだ。

「『ファイヤーレイズ』!!」

 最初から尻尾の炎を最大にし、次の炎攻撃の力を高める。

「潰してやるよ。『ギガインパクト』!」

「『フレイムメイル:デュアルフレアクロー』!!」

 ケッキングはノーマル系最大の技を繰り出す。
 しかし、放つ前からヒシヒシと威圧感を感じさせている。
 ただのギガインパクトではこんな威圧感は出ないだろう。
 恐らく、TSUYOSHIのケッキングだからこそできる技なのだろう。

 2つの攻撃がぶつかる。
 空気が震えた。そのあとに衝撃音が鳴り響く。
 そして、2匹はそのままの状態で睨み合う。

 懇親の一撃をザーフィは炎の鎧と両手の鋭い炎の爪で対抗していた。
 一見物理攻撃に弱そうに見えるが、ザーフィの基礎的力の賜物か、ケッキングの最大の技も崩れずに受け止めることができていた。

「押し飛ばせ!」

 だが、TSUYOSHIの指示が攻防を一転させた。
 一瞬、ケッキングは力を上げてザーフィを押し飛ばした。

「そのまま全力で『火炎放射』!!!!」

 炎の鎧と爪を解いて、吹っ飛びながらも、この一撃に全てを託した。
 超強力な火炎放射がケッキングを飲み込んで、壁の外……つまり塔の下へと押しやったのである。

 超強力ってはいうけど、実際は先ほどラグナのピクシーがスピアーを燃やし尽くしたほどの火炎放射よりも若干強い位なんですけどね(汗)

「……これで終わった……。さあ、早くオトハさんを水晶壁から出せ!!」

 ヒロトはTSUYOSHIに掴みかかろうとする。

「確かに素晴らしい攻撃だった。これなら、君がリュウヤの選んだトレーナーだというのも納得できる。だが……」

「!!」

 ケッキングを吹き飛ばしたと思った壁の穴を見ると、その淵に手があった。
 そう、ケッキングの手だ。
 そして、ヒョイッといとも簡単によじ登って復帰したのである。

「(落ちなかったか……でも、ダメージは与えている……これなら何とか……)」

「だが、まだケッキングは倒せない。そして、”全力のケッキング”を倒すことは不可能だ」

「全力……?」

「ケッキング……『オーラバーサク』解放!!」

「グガーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!」

 ケッキングの咆哮が全てを吹き飛ばす。
 粉々になった卓球台やビリヤード台、簡易ボウリング場、そして、ヒロトとザーフィも外へと吹き飛ばされた。

「くっ!!まさかケッキングにも闘気の切り札があったとは……!!一体どれだけ強くなるんだよ!」

 外から塔にいるケッキングの様子をうかがう。
 ケッキングを見ると、全身からミシミシと殺気が伝わってくるのがわかった。

「やれ」

 息を吸い込んだと思うと、次の瞬間には破壊光線が飛んできた。

「(まずい!)ザーフィ!とにかく移動だ!」

 息を吸い込んだ瞬間に、危険を察知した。
 ヒロトの判断は正しかった。
 ケッキングの破壊光線ははるか彼方の海の向こうまで伸びていき、遠くの方でオレンジ色の水柱がザバッと立った。

「くっ!!『ファイヤーレイズ』!!全力で『火炎放射』!!」

 すぐさま炎の力を溜めて、反撃を放つ。
 先ほどケッキングを吹き飛ばした最大攻撃だった。

「なっ!!」

 しかし、唖然としたのはヒロトだった。
 最大の火炎放射は、ケッキングにまったく効かなかったのである。

「その攻撃が最大の技だとしたら…………もうお前の勝ちはない。くたばれ!」

「しまっ……」

 破壊光線がヒロトとザーフィを覆いつくす。
 ザーフィと一緒に空を飛んでいたヒロトはザーフィと離れてしまい、落下する。

「地面に落下して……ぐしゃっとつぶれて……終わりか?」

 塔の淵に立ってTSUYOSHIは見下ろしたのだった。





「ぐっ……ザーフィ……」

 辛うじてヒロトもザーフィも意識があった。
 そして、ザーフィはヒロトを乗せて再び上へと向かおうとする。

「こうなったら……こっちもアレをやるしかない……覚悟はいいな?」

 ザーフィに話しかけるヒロト。
 ザーフィはヒロトに頷いた。





「終わり……ではなかったみたいだな」

 再び戻ってきたヒロトを見てTSUYOSHIがため息をつく。

「何度やっても無駄のはず。”たったそれだけのため”ことやこの女に”借りを返すこと”がお前の全てだったとしても、この絶望的な力の差は埋めようがないんだよ」

「…………」

 ケッキングとリザードン。TSUYOSHIとヒロトが向かい合う。

「この攻撃で消えろ。『破壊光線』!!」

 再びケッキングは大きく息を吸い込んだ。
 先ほどヒロトたちを吹っ飛ばした攻撃が飛んでこようとしていた。

「……古より眠りし力……今解放せん!!『エンシェントグロウ』!!!!」

 ザーフィが力強く吼えて、ヒロトはしっかりと振り落とされないように、ザーフィにしがみつく。
 ひと吼えしただけだが、ザーフィの何かが変わった。
 何が変わったかは、外見ではよくわからないのだが。

「ザーフィ!!」

 ズドーーーーンッ!!!!

 ザーフィとヒロトに攻撃が直撃した。

「……なんだ?」

 攻撃が当たったことは確かだった。
 だが、今までとは何かが違うと言うことを感じていたようだ。

「……まさか……」

 破壊光線で生じた煙が晴れると、ザーフィとヒロトの姿があった。しかも無傷だ。

「直撃でダメージが無しとは……恐れ入ったな」

「一気に勝負をつける!!ザーフィ!!『エンシェント:ドラゴンクロー』!!」

「ふっ、ケッキング!!返り討ちに……」

 ドスンッ!!

「……な?」

 ドラゴンクローがケッキングの腹にめり込み、さらに掻っ攫うように空へと持っていった。

「うぉっーーー!!投げつけろ!!」

 一回りして、遠心力でケッキングを塔へと投げ飛ばした。
 塔に戻って元通りだと思ったら大間違いだった。

「なんだこの攻撃……ただの『ドラゴンクロー』じゃないのか?」

 ただのドラゴンクローではないとTSUYOSHIは感じ取った。
 もし、ただのドラゴンクローならオーラバーサク状態のケッキングにダメージを与えるには、よっぽど実力が高い奴じゃないとできやしないと。

 とは言うものの、TSUYOSHIのケッキングが最大パワーの状態でドラゴンクローでダメージを受けたことなんて今まで1度たりともなかったことだが。

「決める!!『エンシェント:フレアドライブ』!!」

 炎系最強の打撃技で上空から一気に攻撃に出る。

「真っ向勝負で負けるはずがない!『ギガインパクト』!!」





 最大技対最大技……この激突でどちらも無事で済むはずがないと思われた。
 しかし、方や無傷。方や大ダメージを負ってダウンしていた。
 勝負はついたのである。

「バカな……ケッキングが……オーラバーサクのケッキングが負けた……だと……?」

 落ち込むTSUYOSHIを放っといて、すでにヒロトはザーフィを戻し、水晶壁からオトハを助け出していた。

「オトハさん……起きてくれ……オトハさん!!」

 ヒロトの脳裏に2年前の出来事が浮かぶ。
 何度呼びかけても、何度揺すっても、目を覚まさなかった。
 その時の恐怖と絶望、孤独感……それが再現されると思うと、ヒロトは不意に目から涙がこぼれた。

「返事してくれ……起きてくれよ……オトハさんッ!!」

 恐怖に耐え切れなくなって、ヒロトは膝をつく。

「うぅん……」

「……!?」

 彼女の反応にヒロトははっとした。

「オトハさん!?俺だ!ヒロトだ!」

 呼びかけて、オトハを必死に呼び覚ます。
 のだが……

「……んっ……ひ、ヒカル君は引きこもりじゃ……ありませんよぅ……」

「……?」

「……そ、それに……ユキヤ君の力があったから……わ、私の魔法は生かされたのですよぅ……これなら……カイト大魔導師も納得してくれるはずでs……」

 オトハは寝ぼけていた。

「起きろッ!!」

「ひゃっ!!」

 耳元で大きな声を出されて、さすがのオトハもビクッと目を覚ます。

「あ……ヒロトさん…………あっ!!」

 オトハは自分がお姫様抱っこされていることに気付いて、顔を真っ赤にする。

「大丈夫か……?」

「え、ええ……大丈夫です……。……ヒロトさん……泣いているのですか……?」

「な、泣いてなんかない!!」

 しかし、ヒロトは溢れる涙は止めることができない。

「もしかして……私のことを心配してくれていたのですか?」

「…………。ああ……そうだよ。このまま、目を覚まさないかと思ったら、心配で心配でたまらなかったんだよ……」

「…………。(まさか、ヒカリさんのときの悲しい記憶と重ね合わせてしまっていた……?)……ごめんなさい……」

 ヒロトはオトハを降ろして、しっかりと立たせた。
 涙を袖で拭って、ザーフィを戻す。

「上へ急ごう……この先に全ての元凶がいるはずだ!」

「ええ……でも、ヒロトさん……」

「何ですか?」

「顔色が悪いですよ?」

「…………。そんなことは…ない……早く…行こう!」

「…………。わかりました」

 オトハはヒロトを心配しながらも、ボロボロになった中階層から上階層への……亜空の入り口から入る世界の狭間への階段を登っていった。










 to be continued










 キャラデータ


 リュウヤ(25歳)……10年ほど前に本来住んでいた世界”ミヤビ”をエグザイルによって滅ぼされた青年。
            祖母がドラゴン使いの家系でリュウヤも彼女の力を受け継いで覚醒。
            親友のネスと大切な人のナミネ……”ミヤビ”に住む全ての人間を助けるためにリュウからリュウヤと名前を変えてエグザイルを追っていた。
            手持ちのポケモンと会話する能力を持っている。(だが、本編でそういう表現を出したことはないような(汗))
            当初は自分を”俺”と呼び、冷たい態度で周りと距離を置いて孤独をふるまっていたが、エグザイルと最終決戦になってから”僕”と呼ぶことが多くなって、仲間を頼るようになっている。
            これがきっとリュウヤの本来の姿なのだろう。

 手持ち……カイリュー(♀) リザードン(♂) フライゴン(♀) ボーマンダ(♂) ガブリアス(♂) ラティオス(♂)

 ちなみに、一応ニックネームは左からミニ、ザク、キバ、ターボ、ガブとつけられているが、リュウヤはニックネームで読んでいない。
 また、ラティオスはニックネームもついてない。



 ザンクス(20代後半)……エグザイルの中心人物。
              あれこれと手を尽くして禁忌復活のための生贄やエネルギーを集めていた。
              積極的な性格で、あらゆる作戦も率先して実行するリーダー的存在なのである。
              ちなみに、ポケモンリーグの会長の変装やある王国に忍び込んだりするところを見ると、演技や隠密活動が上手いようだ。
              語尾がローマ字になっているのはなまりだと思ってくださいな。
              ボイスイメージは無限城の雷帝(ェ)

 手持ち……エレキブル ギャラドス オオスバメ ミミロップ スターミー アルセウス





 オリジナル技


 ザンクス
 『ウォータープリズン』……スターミーの技。水の中に相手を閉じ込めてサイコキネシスで相手をロックする。分子レベルでロックされているために息どころか動くこともできない。
 『蒼燕斬』……オオスバメの技。『ツバメ返し』の進化版。切れ味が抜群である。
 『雷鳳丸(らいほうがん)』……エレキブルの技。掌に雷エネルギーを集めて、ぶつけることで凄まじい電気の嵐を巻き起こす。

 ラグナ
 『アンリミテッドブレイク』……ピクシーの最後の切り札。ぶっちゃけ、瞑想の極限状態。
 『モルガナ彗星拳』……ピクシーの技。コメットパンチの進化版。打撃と特殊の一体の技。パンチを打つ時に衝撃波も出ているために遠距離の敵にもダメージを与えることが可能。拳の方が威力は高い。

 ヒロト
 『爆裂花粉』……フシギバナの技。背中の花を一気に爆発させることで相手にダメージを与える。スマブラX参照(ぁ)
 『ファイヤーレイズ』……ザーフィの技。炎の力を蓄えて炎系の威力をアップさせる。すると、尻尾の炎が大きく蒼白くなる。
 『デュアルフレアクロー』……ザーフィの技。炎の爪で切り裂く。
 『エンシェントグロウ』……ザーフィの最後の切り札……らしい。

 TSUYOSHI
 『オーラバーサク』……ケッキングの技。身体全体に気合を集中させて、全ステータスの能力を格段に上げる。





 アトガキ

 ラグナとヒロトの戦いが決着です。
 しっかし、ヒロトはともかく、ラグナの戦いは結構書いていた気がしますね。何でだろう?
 ユウナのバトルも長かった気がするけど、こっちは場面を細分化させているので仕方がないですね。
 しかも、トロイと2連戦だったし。

 一応、メインはリュウや&エースでしたが……絶対ヒロトとオトハの話のほうがメインと思われそう(汗)
 エースが全然活躍してないような気がするのは気のせいかなぁ……きっと気のせいですね(ぁ)

 次回……vsエグザイル編クライマックス!!

 

[一言感想]

 ラーグナーっ!!(何)
 かつてのロケット団ルーキーズのキャラはお気に入りなので、助かってほしい気持ちでいっぱいです。
 ヒロトは見事オトハを救出したようですが、精神的にかなり堪えてるようですね。
 そして、ザンクスはやはり強い。
 エースが倒れ、残されたリュウヤは因縁の対決を制する事ができるのか!?

 

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