第2話 ライバルは暴走族!?
あらすじ
前回、シンオウはシホロタウンのポケモン研究所に向かっていたショウ、その途中彼
はかのイーブイマスター・ケンに出会った。
そしてショウはケンからイーブイを託され、貴重な戦力がまた増えたのである。
1#北国の旅立ち
ここはシホロタウン・・・・・・・、北の大地の始まりの場所・・・・。
一面の銀世界・・・・長い冬を迎えるシンオウは今年も零下20度とその寒
さを一層厳しいものにしていた・・・・。
外はしんしんと雪が降っている・・・・。
しかし中は・・・・初心者トレーナーが希望を胸に秘めて・・・・博士が来るのを心
待ちにしている。
そして・・・・・スイレンとショウもまた、旅立ちの時を迎えた・・・・。
「ショウ、遂に私達・・・・トレーナーとしての一歩を踏み出すのよね。」
水色の髪にすみれ色の眼の少女、スイレンはショウに話しかける
「そうだね、スイレン・・・・・・僕もワクワクして来たよ・・・。」
普通の子供より4年遅くはなってしまったが
ガララララ・・・・・・・・・。不意にドアが開くと、グリグリ眼鏡でボサボサ頭の
・・・・、いかにも研究に没頭している科学者といった20代半ばくらいの男が入ってきた
「皆さんお待たせしました!!私がシンオウのポケモン博士・・・
・ホロマイです。」
「ようやく来たわ・・・・・・博士!!もうお昼前ですよ・・・少し生活リズム考えたらどうですか?」 スイレンは
さも待ちくたびれ・・・幾分呆れたように言った。
「スイレンちゃん・・・? そうか俺が呼んだんだっけ?」一瞬・・・・
とぼけた表情を見せたが・・・すぐに自分がすべきことに気づいたのであった。
「はあ・・・・・研究も良いですけど・・・周りの事もちゃんと気つけてほしいですよ?この間だって・・・・私達の病院に食べることを忘れてて救急車で運ばれて
来たじゃないですか・・・。」
あまりのズボラさにため息を付いてしまうスイレン
「分かっているんだけどな・・・・・つい最近この地方に俺は派遣されたわ
けで・・・・。この地方の事も分かっておかないといけないんだよ・・・・。ただでさえこの地方の最高権威である
ナナカマド博士が出張中なのでフィールドワークの量は以前の倍だし
おっと、研究の愚痴をしている場合じゃなかった!!・・・・・スイレンちゃん・・・は
い!!これが君へ上げるものだよ。」
ホロマイはスイレンにポケモン図鑑を渡した!!
「ありがとうございます。・・・・あれ?ショウは良いの?」
「うん・・・・僕は昨日貰ったから・・・。」
「誰に・・・・?」
「それは秘密だよ・・・・。でも必ずいつか会えるさ。」 ショウはまだケン
と会った事を秘密にしておきたかったのだ。
「あ、なるほどね・・・君が昨日ホクオーから来た博士が言っていたショウ君なんだね」
その後ろでやはり眼鏡を・・・・だがホロマイとは違い良く似合い、頭脳明晰そうなショウより少し年齢的に上の少年が応えた
「あ、あなた・・・・は」
「やあ、僕はツバサ・・・・ツバサ=ウキタ・・・・とあるポケモンを追ってこのシンオウまで来たんだ」
「僕はショウ!!ショウ=スカイマーク!!」
「私はスイレン=ロータスよ、よろしく、ツバサ君」
「ショウ君にスイレン、二人ともよろしく」
「こちらこそよろしくお願いします、でも凄いですね・・・僕とほとんど年齢変わらないのに研究所で働いているなんて」
「いや、僕なんかは好きでナナカマド博士のお手伝いをしているだけで、・・・しかも僕はこの地に伝わる黄金の羽を持つ伝説のポケモンを探しているだけなんだ」
「黄金に輝く鳥?」
「うん、名前はk・・」
「ツバサ君、まだ学会で発表もされてないポケモンの名前を出しちゃダメだろ?」
その時。ホロマイが話しかけてきた
「すいません、ホロマイ博士・・・ああ、話がそれたけど、君は昨日来た博士n・・・」
苦笑しつつ、ツバサは話の内容を変えようとした
「わぁ!!ちょっと待った!!」
だが、ショウは大声をその声を打ち消した
「・・・???ショウがそうもったいぶるなんて珍しいわね・・・でも、そ
の人は多分とても良い人なのね、分かったわ。さあ、早く行きましょ!!」
スイレンはショウの右手を掴むと・・・外のほうへ駆け出していく・・・・・。
「スイレン!!?・・・・・・・ちょっ・・ちょっと恥ずかしいよ・・・。」 手を握られただけで顔を真っ赤にするショウ。
「良いから良いから・・・・・さあ外は寒いわよ?」
「2人とも気をつけて、シンオウは広くて、今は冬だからねえ・・・・」
眼鏡を調えたツバサは、穏やかな眼で二人を見送った
2# そして因縁、始まる。
研究所を後にしたショウとスイレン
「でも、僕達は免許もって無いし・・・・。」
「うふふ・・・・実はね・・・このとおり!!」 スイレンはショウに、免
許証を見せた!!
「・・・・い、いつの間に・・。」何故、病院に休日返上で通いつめていたスイレンが免許を取っているのか訳がわからないようだ。
「何ボーっとしているの?早く行くわよ。」スイレンがショウを無理矢理乗
せた・・・・その時!!!
「オラオラオラァ!!!どけぇーーーーーーーーーーー!!!」
ショウ「な、なんだぁ!!?」ショウが振り向くと、スレスレのところを一台のス
ノーモービルが掠めていった!!
・・・・・・・・・ドガ!!!!・・・・ドサドサドサ!!!!!
「全く、この俺様の邪魔をするのは何処のどなたかなぁ〜〜??」近くの木にぶつか
り、落ちてきた雪に身体を埋もらせながら・・不気味に笑いながらその男はいった。
「「・・・・・・。」」突然の出来事に状況を把握できない二人。・・・・この際呆然自失という方が正しいだろうか?
「ハヤブサ!!何やってんだよ!!お前も良くドジるなぁ・・・・本当に
出来の悪い舎弟だよ。」さらに後ろにも
スイレンと同じ年頃の・・・何故か白い髪の女性が立っていた。
「もっ・・申し訳ございません上様。」男のほうはハヤブサというらしい。
「・・・今のうちに・・・」
「逃げたほうが良さそうね・・。」
????「おい、そこのガキんちょとその連れ!!何時誰が逃げていいつった?」
「天下の『ステルス・コメット』の頭(ヘッド)であられるハリアー様の前
で・・・逃げると?お前らバッカじゃねーの?」
「す・・・・」
「ステルスコメットですって!!?」
「スイレン・・・・・何なんだい?そのストレスロケットって・・・。」 そ
の瞬間、ショウ以外の3人は思わずコケた。
「「ストレスロケットではない!!ステルスコメットだ!!!」」
「ショウ・・・知らないの?全国的に有名な暴走族なのよ・・・・?」
「ふうん・・・でも、僕はずーっと病院に居たからね・・・ぜんぜんそんな噂
は聞かなかったけど?」
「野朗てめぇ!!・・・・・・今までの侮辱・・・・許すまじ!!」
「俺たちの怖さ味あわせてやるよ!!!!」
次の瞬間・・・・・ハヤブサは何処から出したのか不明だが、実用スパナを投げつけ
た。
ビュッ・・・・・・・・ブンブンブン!!!! 放物線をえがきながら・・・・ショ
ウに向かってくる。
「うわぁ!!・・・・・何するんだよ!?」
「アンタらが私達に喧嘩売ったんだ!!容赦しないよ!!!!おらぁ!!」 ハリアもまた、チェーン振り回し・
・・・スイレンを狙ってきた。
スイレン「きゃあ・・・・・・何するのよ!!!・・・行きなさい!!ピンプク!!」
ショウも「僕も戦う!!!行け!!バロン!!」 ショウとスイレンがお互いに
ポケモンを出した瞬間だった・・・。
ドガ・・・!!!
だが、いきなり・・・・・ショウのバロン(デリバード)が吹っ飛ばされたのであった。
ショウ「ええ!!?何で吹っ飛ばされたんだ?」
スイレン「どうやらさっき振り回してしてた鎖や投げたスパナはモンスターボールが
ついていたみたいね。」
「ほう・・・・俺様のスパナを避けただけでも憎たらしいが、ボールの仕掛
けに気づいたこともますます気に食わないねぇな」
「アンタら・・・・俺達をコケにした落とし前つけてもらうよ!!」
そして、ハヤブサとハリアのまえにはニャースがいるのだった。このニャースがさっ
きの一撃を与えたらしい・・・。
「行くぜ!!ヒトカゲ!!」 ハリアーはヒトカゲを繰り出した!!
「バロン!!!プレゼント!!」 ショウも頭にきたのか・・・・バロン(デリ
バード)に、彼の専用技であるプレゼントを指示する。
すると、バロンはトコトコとヒトカゲの前に立ち、綺麗な箱に包まれた何かを渡
す・・・・!!
「ほう・・・・・プレゼントとは粋なことするじゃないか。」
「粋かどうかは中身を見てから言って下さいよ?」
そして、ヒトカゲはその箱を「ひっかく」で引き裂く・・・・するとなかから現れた
のは・・・・。
「TNT爆弾」と書いてある。
「いいっ!!?ハヤブサ・・・これお前にやる!!」
「上様、どうなされました・・・?」 ヒトカゲからその「プレゼント」を
渡した。
「どわあ!!?なんじゃこりゃあああ!!?」 悲鳴が聞こえたときにはもう遅かった。
チュドーーーーーン!!!! 次の瞬間にはハヤブサの髪は見事に焦げてチリチリに
なった。
「バロンのプレゼントはその時その時で効果が違うんだ・・・まあ今のは
可愛いほうだけどね。」 ショウは不敵に笑って見せた。
「ショウ・・・・・なんか性格変わってない?」あまりの威力にスイレンも
少々驚いているようだ。
「この私に・・・・・一撃を食らわせたと・・・?許せませんねえ。」
「全く・・・こっちからも行くよ!!ヒトカゲ!!メタルクロー!!」
「ニャース!!ひっかく!!」
「そうは行かないわ!!!ピンプク!!カウンター!!」
「バロン!!こなゆき!!!」
スイレンはカウンターでヒトカゲのメタルクローを跳ね返し、ヒトカゲをダウンさせ
る。さらに
ショウのデリバードがニャースに一撃。 次の瞬間にはニャースが凍結してしまう。
「ハヤブサあんた!!何やってんのよ!!!」
「すいません・・・上様。」
どうやらこの二人・・・・・あまりチームワークがなっていないようだ。
「スイレン・・・・今のうちだ!!」
「ええ、そうね!!ピンプク!!往復ビンタ!!」 さらにショウ&スイレ
ンのコンビは勝負を決めに出る!!
ショウ「戻れ、バロン!!行け!!メアリィ!!たいあたり!!」 ショウはこ
こでバロンを下げて・・・ケンから貰ったイーブイ(メアリィ)で勝負をかけた。
「・・・・・くっ・・・・行け!!コイル!!」
「・・・・行け!!トサキント!!」
二人は慌てて2体目を出すが・・・・・・時既に遅し。
「イーブイ!!引き続きたいあたりだ!!」
「ピンプク・・・・・良くやったわ・・・・・後を頼むわ!!ポワルン!!
ウェザーボール!!」
まずショウのイーブイがコイルをふっとばし・・・スイレンがこの銀世界を利用した
・・・・氷属性のウェザーボールが直撃した。
ズドオオオオン!!!!
「・・・・馬鹿な・・・・俺様の手持ちが・・・・全滅と・・・・俺様しょんぼり・・・」
「ちっ・・・・・・ズラかるぞ・・・・。!!」
ショウとスイレンは賞金として500円(安っ!!)手に入れた!
「やったあ!!初めてポケモンバトルで勝った・・・・・うっ・・・・・・
・。」 初バトルの勝負に喜んだのも束の間!!ショウが胸を押さえて苦しみだし
た。
「ショウ!!?・・・・大丈夫?」 すかさずスイレンに緊張が走る。
「ああ・・・・・・今のは・・・・・・大したことじゃない・・・。」
「無理しちゃだめよ・・・?家に戻る・・?」
「いや・・・・・大丈夫・・・・。久しぶりに激しく動いたから・・身体が驚
いちゃったんだよ。」
「そうね・・・・・・あまり長いバトルはこれから気をつけないとね・・
・。」
「まあ・・・・・・大丈夫だよ・・。この程度でへこたれちゃジェードさんに
合わせる顔が無いから・・。」
「でも・・・・看護士の私もいるんだから・・・・。具合が悪かったらすぐ
に言うのよ?」
「うん・・・・・・その辺は・・・・お願いするよ。」
3:見守る者
そして・・・・・。
「さて・・・・・ようやくこれで旅に出られるわね・・。」
「うん・・・・。」
「このシホロタウンは、シンオウの中心に位置してるけど・・・
・。ショウはどの方向に行きたい?」
「そうだね・・・・。僕は南に行きたいな・・・・・。」
「だったら・・・・・・ここから南だと・・・・・ジムがあるクロガネシティ
がいいわね。」
「ジム戦か・・・・・・頑張ってバッジゲットしなきゃ・・・。」
「大丈夫よ・・・私もついているから・・・・。」
「そうだね・・・・これからもお願いするよ。」
「わたしからもお願いするわ・・・・。」
一つのバトルを乗り越え・・・より絆を深めた二人であった・・・・・さて・・・二
人の旅は・・・・・始まったばかりだ!!!
そして、その様子を遠くから見守る影があった。
「ふう・・・あいつも何とか旅立つ事が出来たか」
バトルの様子を見届けていたのは、ケンとジェードの二人だ
「何だかんだ言ったって、一緒に行ってやりたいんじゃないのかい?ジェード(すっかり保護者だな。お前も)」
「俺も本当はそうしたやりたいが、約束は約束だ・・・・あいつが俺と肩を並べて・・・ホクオーで再会するまでは会わないと決めたからな」
「でもショウ君の病気・・・・あれは・・?」
「ああ、あれは・・・・あれだけはショウと「アイツ」次第だな・・・治るかどうかは、でも大丈夫、ショウならやれるさ」
「でも危なくなりそうだったら、僕も協力するよ(無論、俺もだ)」
「そういってもらえるとありがたいな・・・じゃ・・・・俺はしばらく様子を影か見守る事にするよ」
「僕はイーブイタウンに戻るから、ジェードも気をつけて」
「ああ、それじゃ・・・先輩として行って来るとするか」
続く
トレーナー設定
スイレン=ロータス 年齢18歳 女 VI:雪野五月
手持ち
ピンプク♀ Lv18
???
???
???
???
???
ツバサ=ウキタ 年齢16歳 男 VI:水橋かおり
手持ち
???
ハヤブサ=ゼロ 年齢16歳 男 VI:小野坂昌也
手持ち
コイル Lv13
ニャース♂ Lv11
ハリアー=ミグ=ホーネット 年齢18歳 女 VI:高山みなみ
手持ち
ヒトカゲ♂ Lv15
トサキント♀ Lv11
後書き
翡翠「皆様・・・・・・2話も無事完成しました。」
ショウ「うん・・・・なかなか良い感じで旅立ちが出来そうだね。」
スイレン「そうねえ・・・・ハヤブサ達とはまた因縁がありそうだけど・・・。」
翡翠「ああ・・・・・・本当に清々しいスタート・・・・・二人の安全を祈ります
よ」
ショウ「デリバードの秘密・・・・いつか話すんだよね?」
翡翠「ああ・・それはもちろん・・・ね。」
スイレン「そろそろ外伝も書くのよね?」
翡翠「外伝では・・・・あの人やこの人もでるぞぉ?」
ショウ「そう以上はネタバレだから・・・・・また今度の機会だね。」
スイレン「私達も・・・・あの人達に追いつくように頑張るわ!!!」
ショウ「(ケンさんやジェードさんみたいに僕は必ず強くなる!!!)」
翡翠「ではでは次回をお楽しみに。」
[一言感想]
いきなり暴走族に絡まれるとは、運が悪い……。
けどスイレンと2人っきりで旅できるのだから、運がいい?(ぇ)
ハヤブサ達はまた出てくるそうなので、次の出番に期待しましょう。
果たしてショウは、憧れの存在と肩を並べられるようになるのでしょうか?