-----5年前にも、同じようにダークポケモンをスナッチして、シャドーと戦った人がいるらしい。

 1人は確か「ミレイ」って名前の女の人。 そしてもう1人・・・・・・「スナッチマシン」を持つ者。

 彼の通り名は『銀の月』。・・・どうも本名から取ったらしい。 

 まぁ、それは今はどっちでもいいか。(ぁ

 僕がその2人に出会うことになるとは思ってなかった---「あの時」までは。

 

 

 

File.1:『銀の月』と呼ばれる青年と・・・

 

 

 

「ウィリー、それ本当なのか!?」

 町外れのスタンド中に響き渡るかのような大声が発せられた。

 その人物に名指しされているライダー・・・ウィリーは極めて冷静に返す。

「あぁ、またシャドーが動き出したんだよ。-----レオ、お前少し落ち着けよ。」

「なら、やっぱりダークポケモンがいるのは偶然じゃないって言うのか!?」

 先程よりは声音が落ち着いているが、動揺を隠し切れない様子だ。

 バァン!!

「ウ・・・ウィリー・・・?」 突然のことだったので、少したじろぐレオ。

「レオ、1つ言わせて貰うが・・・・・・、お前の取り得は冷静な判断じゃなかったか?

 ・・・お前の気持ちも分からなくはないさ。 だけど・・・、彼女に心配かけさせんのはどうかと

 思うぞ?・・・なぁ、ミレイちゃん?」

「えぇ。『怒りで冷静な判断ができなくなると、相手の思うツボだ』・・・って、言ってた本人が

 こんな状態じゃ説得力ないわよ?」 

「・・・悪い、ウィリー・・・ミレイ・・・。」

 怒鳴るだけ怒鳴ったら冷静さは取り戻したようだ。

 そもそも、彼---「レオ=クレス=シルバームーン」・・・『銀の月』は元々冷静な性格だ。

 そんな彼が取り乱していた原因は「シャドー」と呼ばれる組織である。

 かつてレオはこの組織が作り出した「ダークポケモン」をスナッチし、戦いを挑んだことがあった。

 その時は壊滅したかのように見えたが、今また動いているという。 そして-----

「今、以前のお前のようにシャドーに挑んでる奴がいるんだよ。」

「ちょ、ちょっとウィリー!それってどういう意味!?」

 彼女---「ミレイ=サンアルシェン」はダークポケモンを見分ける「眼」を持つ者。

 彼女も、レオと共にシャドーと戦っていた。

 ただ、その頃とは違うことがあった。 1つはミレイがトレーナーになったこと。

 もう1つは---ココまでの会話を聞いていれば分かるだろう(ぁ

「ん・・・あぁ。言葉通りの意味さ。」

「「言葉通り」ということは、『俺以外にもスナッチマシンを持つ人間がいる』ということか?」

「そ。本当レオって察しがよくて助かるぜ!」

「ほめ言葉として受け取っといてやる(ぁ)。-----それで、どこの誰だよ?」

「何?気になんの?」 わざとらしく、ウィリーは問い返す。

「俺が・・・いや、「俺たち」が放っておけないのはわかってんだろーが。---なぁ、ミレイ?」

「そうよね!」 流石長いことパートナーとしているだけはある、息はピッタリだ。

「はは、お前らならそう言うと思ってたぜ?」 やはり、先程のはわざとのようだ。

「そうか。-----で?」

「彼は----確かクレイン研究所の方から来たって言ってたよ。

 名前は、『イオン』。 『イオン=ハーベスト』。」

「サンキューな。---ところで、そいつどこにいるか知ってるか?」

「それはわからないが・・・・・・会った方がいいと思うぜ?

 -----お前のスナッチマシン、壊れかけだろ?」

「ウィリー・・・なんで分かった?」

「なんとなく。-----ってのはウソだ。 だってお前、隠し事は下手だからな。」

「そこまで見抜かれてたのか。・・・でもどうしてだ?」

 レオは苦笑いしつつ、「あったほうがよい訳』を問う。

「実はな、その『イオン』のスナッチマシン、クレイン研究所で作られた奴なんだよ。

 だから、もしかしたらお前のも直せるかな?って思ったんだ。」

「そうか・・・。 ミレイ。」 「何?」

「『イオン』を探しに行くぞ。 ・・・ウィリー、悪いんだけど・・・」

「はいはい、代金なら払っときます。 ・・・あ、それと、」

「何だ?」 レオはドアを開けつつ続きを促す。

「俺は、お前らと『イオン』の幸運を祈っておいてやるよ!!」

「あぁ。・・・ありがとな。」 

 ウィリーに顔を向けることはなかったが、その声音は優しげなものだった。

 それは近くにいたミレイが真っ先に気がついたそうな。

 

 完全にドアが閉まり、外からはバイクの発進音が聞こえてきた。

 それが聞こえなくなった後、ウィリーはこうつぶやいた。

「何で俺の周りにはこう無茶する奴が多いんだ・・・」 と。

 

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後書き

>レオよりもウィリーの方が冷静・・・つーのは違うと思うが(ぁ

 この場合はしかたがなかったんですよ。

 ちなみに、効果音はウィリーが机を思いっきり叩いた音です。

 そこからは本来のウィリーとレオの性格に戻ってます。

 てか・・・、イオン(XD主人公)の出番が冒頭5行しかないじゃん!(笑

 ・・・・・・次回は必ずセリフありますから!(汗

 

 特別編の内容は・・・「レオ×ミレイ」ですよ?(ぁ

 今、考え中です。・・・2話目は放置で。(ぇ

 後・・・、ここまで読んで気付かれた方も多いでしょうが・・・ウィリーが結構好きです。(ぁ

 レオがスナッチ団を抜けた後、最初に会った人だから、きっと仲いいだろーなとか思いつつ、

 この話を書いていました(爆

 

[一言感想]

 レオは思ったよりも熱血タイプの行動派なようです。
 それはそうと、スナッチは一見すると本家ポケモンにとってはイレギュラーな存在かも知れません。
 僕個人は、そうは思ってませんが。
 ダークポケモン関係は小説のネタにもなり易く面白いので、これから楽しみですね。

 

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