(前回の話)蒼夜の様子を見かねた春華の提案で3人バラバラに動くことに。
       特にすることもなく、トウカシティを歩いていた夕希。
       そこで出会った悠火という青年。 彼に挑んできたトレーナーとのバトルで、
       悠火の実力を目の当たりにする。
       悠火は、フスべジムのNO.2であると同時に、「ある一族」の末裔であった・・・。

 

 

 

5話「蒼夜の涙」

 

 

 

「・・・ねぇ、夕希君。 さっき言ってた「ジョウトの人」、もう一人はなんて言うの?」

 バトルが終わったあと、ポケモンセンターへ向かう途中、悠火がそう尋ねてきた。

 (悠火の場合はそんなにポケモンの体力が減ってないが、夕希のがそろそろやばかったため)

「あ、蒼夜さんですけど・・・どうかしたんですか?」

「(・・・!)夕希君、その彼って、青髪でオッドアイの物凄く目立つ男じゃない?(ぁ)」

「それは的確な意見だと思います。(ぉぃ) ・・・というか、蒼夜さんと知り合いなんですか?」

「あぁ〜・・・、彼とは、一度ジムで戦ったことがあるから。 ・・・あの時は、悔しかったよ。」

「・・・その言い方だと、悠火さんは蒼夜さんに負けたんですか?」

「そう・・・だよ。 あのロコンがシズカと互角・・・いや、もしかしたらそれ以上の力を

持っていたのには驚かされたよ。 ・・・・・・で、その後、イブキさんも倒されちゃったんだ・・・。」

「イブキさん? というよりも、シズカって・・・?」 夕希は、気になったことを訊いてみる。

「イブキさんは、フスべジムのリーダーだよ。 ・・・シズカは、僕のハクリューのことさ。」

「・・・・・・ハクリューと同等のパワーって・・・、あのロコンどれぐらいレベルあるんだ?(汗)」

 *夕希君は、ホウエン以外のポケモンは知ってるのと知っていないのがあるんです。

  (それで、ハクリューはわかるのに、シェルダーはわからないわけです)

「さぁ・・・? けど、あの時・・・シズカとは、20近くレベルの差があったような気がしたよ、

 見た感じは・・・。(それに元々、シズカはミニリュウの時から能力は高いし・・・)」

「・・・圧倒的なレベルの差があったのに・・・互角? ・・・・・・ん?」

「夕希君、どうかした?」 何かに気付いた様子の夕希を見て、話を進めるように促す。

「前に、父さんの研究資料(とか)を見ていたときに書いてあったんですが・・・、

 『そのポケモンの本来の戦闘力を、圧倒的に上回っているポケモン』

 ・・・それを、SBPと呼ぶ、と。」

「なるほど。あのロコンが、そのSBPだとしたら、納得だよ。(ていうか・・・多分シズカも・・・(ぇ)

 ・・・・・・で、その本人(蒼夜)は?」

「えぇっと・・・実は〜」 夕希は、少し前の会話(など)について悠火に説明した。

 小説ってこんなところが便利だy(蹴

「・・・なるほど、そういうわけか。 ・・・・・・ちょっと会いに行ってみるよ。」

「悠火さん、多分行っても無理だと・・・」

「入れてくれなかったら、強行突破するから。(さらり)」 「(・・・何する気だよ、悠火さん・・・)」

 悠火は、夕希は無視して、さっさと蒼夜の部屋を受付の人から聞き出し、

 セイ・・・ガブリアスのボールを夕希に預けて、こう言った。

「じゃ、行ってくるね。 ・・・あ、セイ、預けといてくれる? ・・・・・・さっきのは本気だから。」

「え!?ちょ・・・」 夕希の葛藤は、もうちょっと続きそうです・・・(ぁ

 

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 コンコン。 ・・・と蒼夜の部屋をノックしてみるが、返事はない。

 そこで悠火はこんなことを言った。

「蒼夜。入れてくれないのなら、シズカでドアぶち壊すよ?(爆)」 

 ・・・先程の態度から、冗談ではないことはすぐにわかるだろう(待て

「・・・・・・・・・それだけは勘弁してくれ・・・(訳:入っていいよ)」 弱弱しい声で蒼夜は返事をする。

 彼は、悠火の恐ろしさをよくわかっているようであった(ゑ)

 

「蒼夜。 夕希君から話は聞いたよ。

 ・・・泣きたいときは、思いっきり泣いたっていいんじゃないの?」

「・・・・・・泣かないさ。」 強がってそう言うが、蒼夜は今にも泣きだしそうな表情をしている。

「嘘、でしょ。 その顔をみたら、すぐにわかる。

 ・・・別にいいよ、泣いても。 どうせ今この部屋、僕しかいないしね。」

「・・・・・・ろ・・・」 「え?」

「もうすぐ18の男が泣いたら・・・なんかかっこ悪いだろ・・・」 

 蒼夜さん、妙なところで意地はってます(ぁ

「・・・年なんて、関係ないよ。 辛いときは、辛いって言えばいいじゃないか。」

「〜〜〜〜〜・・・・・・っ、この・・・・・・お人よしがっ・・・・・・!」

 堪えきれなくなったのか、ついに蒼夜は泣き出してしまった。

 悠火はそれを黙ってみている。

 (この状況で、さっきみたいなこと言ったら、悠火の人間性疑うよ・・・(ゑ)

「・・・悔し・・・かったんだ。 何も・・・・・・でき・・・なかっ・・・たから・・・・・・!!

 俺は・・・・・・『あの日』以来・・・、今まで・・・人前で泣かないように・・・してたのに・・・っ!」

 ---泣いたら、自分の心の弱さに気付かれてしまうから、それ以来泣くのは怖かった。

 そんな思いだったのに、悠火の一言で今まで堪えていたものが一気にあふれ出した。

 流れる涙を止めようともせず、蒼夜は言葉を続ける。

「・・・護れなかったことが・・・悔しかった・・・!! ・・・・・・だから、決めた。

 みんなを・・・護る、と。 だけど、俺は・・・っ、護れるほど強くない・・・!」

「・・・いや、蒼夜は強いよ。 もっと自信を持った方がいいんじゃないの?」

「全然・・・、強くなんかねぇ・・・よ。 セキチクでも、護ろうとしたけど・・・・・・、

 結局は、流斗と・・・・・・緑に・・・逆に護られたっ・・・!」

「セキチクシティで何があったか知らないけど・・・、「役に立ちたい」って思いだけでも

 十分・・・だと思うけど、ね。」

「確かに・・・・・・、そんなことは・・・あの人に言われたよ! 

 けど・・・俺が納得できないんだ・・・!」 

「こだわるのは別に構わないよ。・・・僕だって、そんなのはあるし。 

 だけど・・・ちょっと頑固すぎだよ、蒼夜。」

「・・・・・・俺は、緑みたいに柔軟な考え方なんて・・・できない・・・。」

「緑って・・・トキワジムのリーダーのこと?」 「・・・あぁ。」

「蒼夜・・・、君は緑君に何か言ったのかい?」 

「・・・言ったよ。 俺が言われたこと、そのまんま。」 「言われたって・・・どんな内容?」

「・・・・・・「泣けるのも、強さの1つ」・・・だとか、・・・まぁ、そんな感じの内容だったわ。」

「じゃあ、蒼夜は本当に強い人だね。」 「・・・俺は強くなんかn・・」

「ストップ。 いいかげん、そう言うの止めよう? ・・・『彼』がそう言ったのなら、

 蒼夜は強い人、それでいいじゃないか。・・・・・・『彼』は、恩師なんだろ?」

「・・・そーだな。 それに・・・いつまでも落ち込んでるのも俺らしくもないし・・・。」

「あ、元気でた?」 わざとらしく、悠火は蒼夜に問う。

「あぁ。 ・・・悠火、お前のおかげでな!!」 「それは、どういたしまして♪」

「・・・礼を言うのは、こっちだっつーの。」 

---過去を、断ち切ることなんてそう簡単にはできないけど。

---俺は、もっともっと先へ進める。

---悠火を始めとした、たくさんの仲間がいるから・・・!!

 

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(座談会風?後書き)

 はい、そんなわけで、5話目をアップしました! 

 今回は蒼夜が立ち直りました。

蒼「・・・・・・おい、作者。」

 何だ?蒼夜。

蒼「・・・どーもこーもねぇよ、俺の過去話、もっと後の方にやるんじゃなかったのか?」

 ・・・そうだったんだけどさ、気の向くままに書いてたら、打ち込んでたのさ・・・。

蒼「・・・理由になってねぇよ!!(怒)」 悠「まぁ、落ち着いて・・・(汗)」

 あ。ある意味もう一人の主役・悠火か。(ぁ

 ・・・お前は、最初の設定からかなり違ってきているぞ?

悠「ていうか・・・、未だにちゃんと僕の設定固まってないでしょ、作者さん。」

 ・・・否定はしない。 だが、お前、とりあえず目立ちすぎ。

蒼「あんたがそういう風にやったんだろーが!! ・・・ていうか、俺の見せ場はあるんだろうな?」

 あー、あるある。 けど・・・最終的には、悠火と、オーレ組み(特にレオ)が目立つことになる。

蒼「Σ・・・・・・俺の立場って一体何なんだよ!!」

 

 今後、蒼夜はますます追い込まれていくこともあるかm・・・(ぇ)

 それでは、続きをお楽しみに・・・(強制終了)

 

[一言感想]

 セキチクで何があったのかが、気になるところですね。
 今回を見る限りだとまだ謎が多いので、いずれ語られるのを待ちましょう。
 蒼夜と悠火が揃ったところで、話が更に賑やかになっていきそうです(ぇ)。

 

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