「やっぱり、今後のことを考えると飛行タイプ欲しいよな〜・・・」

そんなことを呟きつつ、カナズミシティを歩いていた夕希は、
ふと、あるバトルが目に入った。
そのバトルとは・・・ゴマゾウ対ドンファン。

 

 

 

11話 「ポケモン交換と、負けず嫌いなユキワラシ君。」

 

 

 

周りのギャラリーは、皆ドンファンの方が有利だと思っていた。
しかし、夕希だけは冷静に分析をしていた。

「あのゴマゾウ・・・何か、ドンファンに勝てる技でも使えるかもな・・・!」

その、夕希の予測は見事に的中した。

「ゴマゾウ、目覚めるパワー!!」
「な・・・に!? 一撃でドンファンを!?」

『すげぇな、あのゴマゾウ! ドンファンを倒したぜ!!』
『というか、目覚めるパワーであそこまでの威力!?』

・・・などと、ギャラリーがざわつきはじめる。

夕希は、その間を上手く抜けて、ゴマゾウのトレーナーに近づいた。

「やるじゃないか、ドンファンを倒すなんて!!」
「・・・あ、あなたは・・・?」

そのトレーナーの少年は、突然近づいてきた夕希を警戒しているようだ。

「別に、喧嘩売りにきたわけじゃないって(苦笑)
 俺は・・・夕希・・・苧環夕希。」

「えぇ!?あのオダマキ博士の子供!? じゃあやっぱり研究者を目指してるんですか!?」
「ま、一応・・・。 つーかさ、俺が言いたかったのはそういうことじゃなくて・・・」

オダマキ博士は、ホウエンではかなり有名だ。
(研究もだが、ドジなところもらしい・・・(ぇ)
そんな博士の息子が現れて、驚かない人間はいないだろう。
(但し、もちろん例外もいるが(例えば蒼夜とか)

「・・・スノウ、出て来いよ。」
「ユキッ♪」 夕希が出したのは、ユキワラシのスノウである。

「ユキワラシ!?初めて見たよ・・・。 ところで・・・」

「あぁ。・・・実はさ、このスノウも進化系に勝ったことがあるんだよ。」

「へぇ〜・・・。 あの!よかったらそのこと話してくれませんか!?」
「いいぜ。 あれは・・・4年前だったかな・・・」

まだ、スノウを捕まえてから、そんなに経っていない頃だった。
その日、ある人に出会った・・・。
その人にポケモンバトルを頼んだんだけど・・・その時は、見事にやられちまった。
相手が、オニゴーリだったから・・・そう思って、諦めようとした。
だけど・・・

「お、おい! スノウ・・・もしかして、あのオニゴーリに勝ちたいのか!?」

その日以来、スノウは手当たりしだいにいろんな野生ポケモンや
トレーナーに挑んでいくようになった。
だから、俺も一緒に頑張ろうと思った・・・!

そして、数週間後。
その人が再びミシロへやってきた。

「あの・・・、もう1度、バトルしてくれませんか!?
 できれば、この間のオニゴーリで・・・」

「別にそれは構わないですけど・・・君も、あの時のユキワラシで?」

その人は、驚いていたようだったが、快くオニゴーリを出してくれた。

「さて、スノウ・・・俺は、指示を出さない。 好きなようにやれ!」

俺は、スノウを信じてあえて何も指示しなかった。
だけど・・・この時だけは・・・

「オニゴーリ、吹雪です!!」
「・・・スノウ!! こっちも吹雪!!」

ビュオオオオオオオオ!!

この瞬間、ミシロの一角は凄まじい冷気に覆われていたらしい(これは後で父さんに聞いた)
そして、立っていたのは・・・

「ユキィ〜〜〜〜〜〜♪」

そう、スノウの方だった・・・。

「それで・・・その人は、結局誰だったんです?」

少年の問いに、夕希は少し困ったような表情を一瞬浮かべて、言った。

「実は・・・後で父さんに聞いたんだけど、その人は・・・四天王の・・・プリムさんだったんだ」

「・・・・・・えぇ!?」

「そりゃ、驚くよな・・・四天王の手持ちを、初心者トレーナーのユキワラシに
 倒した・・・っていえば・・・(苦笑)
 さて、俺の話はここまで!! そのゴマゾウ、大事にしろよ?」

「あ、はい!」


 

ようやく、本来の目的を思い出した夕希は、ポケモン交換をするために、
ポケモンセンターへ来ていた。

「・・・じゃあ、・・・は、ってことでいいんだな?」
『あぁ。 ・・・キルリア、ありがとな。 そっちも、ヒュウを・・・』

「わかってるって! ところで・・・奏。ちょっと話したいことがあるんだけど・・・いいか?」

それまで明るい口調で話していた夕希だったが、急に真剣な口調になった。
通信相手である奏、と呼ばれた少年は、微妙に困っているようだったが・・・

『ん・・・別に構わないよ。』

「ありがと・・・、実はさ・・・俺・・・、・・・で・・・で、
 苦手になっちまったんだ・・・毒タイプが・・・」

そのことを話す夕希は、いつもと違っていた。
そう・・・いつものバンダナを外していたのだ。
彼の額には、何か鋭いものに切り裂かれたような傷跡が・・・。

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(後書き?)

そんなわけで、今回は夕希君の話でした〜。

実は、この話ですが・・・前回、ちょうど蒼夜がカナシダトンネルで暴れている頃にありました(ぇ)

とまぁ、そんな時間関係になっております。

さて、ここで今回の主役、夕希君と、・・・・・・奏君に登場していただきましょう!

「え〜っと・・・、いいのか? 俺が出ても・・・?」

「確か、奏の登場はもうちょっとだけ後だもんな(汗)」

・・・気にするな!(苦笑) さて、夕希が奏に話した内容ですが・・・あえてぼかしています。

いや、入れてもよかったんだけど・・・・・・これ以上長くなるのもどうかと思い・・・

「単に、流星の滝〜ハジツゲのところで、やりたいだけだろ。 あそこには、あいつがいるから・・・」

・・・ごめん夕希君!そうだよ!(ぁ)

けど、その辺で出てくる毒タイプってあいつしかいねーじゃん!

「・・・確かに。 っていうか、俺今そんなに話せないんだけど・・・まだ登場前だし。(汗)」

・・・あ〜・・・詳しいことは、また登場したときにお願い・・・(苦笑)

「あっそ。 ・・・ところで、次回はどうなってるんだ?」

「ここにある作者のメモによると、『次は春華メイン』・・・らしい。」

「「というか・・・・・・更新早っ!!」」

・・・そのときの気分さ、星空は・・・・・・・(ぁ)

っていうかね! イオン終わったから、どんどん更新できるのさ!(何)

いや、まぁ・・・時々学園に走りたくなることもあるんですが。(ぼそり)

 

[一言感想]

 夕希が毒タイプ嫌いという話が滅多に出てこないので、すっかり忘れつつありましt(蹴)。
 夕希は四天王に勝ったことがあるほどの実力者だったんですね。
 今回はすぐ話が終わってしまいましたが、できればスノウが強くなるまでの過程とかも見たかったかも(苦笑)。

 

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