16話「♪扉の向こうへ」
蒼夜たちご一行(ぁ)が流星の滝へ来る、数時間前。
ホウエン某所の青装束ーーーもといアクア団のアジト。
………のある部屋にて。 ( 逆にわかりにくいぞ)
「…どう?桜月(サツキ)の調子は。」
「順調…なんだけど………少し、気になることがあるの。」
彼はその言葉を聞き、隣でPCに何かを打ち込んでいる少女にこう尋ねた。
「それは…俺が言った『彼』のことかい?」
「そう。彩都兄が一度会っただけで気に入るなんて、どんな人なのかな〜…って。」
「あくまで、俺から見た彼の印象だけど。」
彩都は、そんな前置きから話し始めた。
「真面目で凄く正義感が強そうな感じで…後………、
あの目は、ただ普通にトレーナーとして過ごして来たとは思えない…!」
話しながら、彩都は右手を握りしめていた。
それは、何かを堪えるように。もしくは何かを確かめるように…。
「彩都兄…もしかして、自分と重ね合わせてるの?」
そんな桜月の問いかけに、僅かに表情を曇らせてぽつりと呟いた。
「そうかも…しれませんね・・・。」
「でも…」
何か言おうとした桜月を遮るかのように、
呼び出しがかかったのはその時だった。
『…班、久遠彩都。基地内にいるのなら、すぐに作戦準備室へ…。』
「………面倒だが、行ってやるか。」
物凄く不機嫌そうになった彩都はこう吐き捨てていく。
「こんなうざったい組織なんか………ぶち壊してやるっ!」
そんな不機嫌きわまりない態度で桜月と話していた部屋から出て行った彩都だが………
「分かりました。 流星の滝………ですね?」
作戦を受けた時には元の口調に戻っていた。
いや、本当は『演じている』だけなのだが…。
「(彼に、また会えるかもしれない…けど、できればあそこで会いたくないな………。)」
そんな、彩都の内心とは裏腹に再会の時は確実に近づいていた………!
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(後書き?)
*タイトルは彩都のイメージソングより。
本文中にもそれの歌詞を使っています(そのままではないですが)。
流星の滝編の序盤の話のラストです! 今回は複雑な設定がある2人の話でした。(ぁ)
ちなみに、この序盤部分には「集結直前」というサブサブタイトルがあります。(何)
・・・え〜っと、彩都の口調について説明しないといけませんね。
丁寧な口調なのが普段の彼。 だから、桜月と普通に話している時でもちょっと混じってます。
桜月の時と同じような口調の時は、相手はかなり信頼してる人間です。
そしてもう1つ。 彼の感情の変化がはっきりとわかるような口調の切り替わりがあります。
それは・・・『怒っているとき』です。
まだ、丁寧な言い回しで悪態をついてる程度だったら怒ってるけど、本気で怒ってはないんです。
・・・が、それがなくなったときは・・・・・・・・・・・本気で怒ってますので☆(笑うとこじゃないし)
後、彩都に関してはいろいろ突っ込みたいことがあるでしょうが、それもいずれ本人の口から
語られることになるはずです・・・。(何)
で、桜月については・・・今は、語るときではないですね。
流星の滝に集結するのは、桜月を除いた7人なので・・・。(ぁ)
では、次回からはいよいよメイン部分突入です!!