ポケモンの考えの違い
さて、最近忘れ去られているシャーウ君だが……「違うわい!」 ど、どうやら最近は捕獲の練習に明け暮れているらしい。
相棒のアイスがリーダーに挑戦する為に修行する時間を無駄にしないようにと、彼自身も鍛錬に励む姿は素晴らしいと褒めたくなる。
努力するトレーナーが少なくなった(育て屋などに頼む為)今の時代、彼女やシャーウのようなトレーナーの姿は、見ていて心地がよい。
「自分で育てたからこそポケモンは愛らしい」と、誰かが言っていた気がするが、これは本題にはあまり関係ないので省く事としよう。
兎に角、彼は修行している。その修行方法はシンプルだ。
捕獲の専門家に必要である「コントロール」を鍛える為に、自分のポケモンを使ってのボールを投げる練習だ。これは、クリスタルというゲッターもやっている方法だ。
元々コントロールの悪い彼は、この方法で少しでも自分のコントロールを良くしようとしているが、彼は最近思い始めていた。
コントロールの悪いトレーナーは、ゲッターになれないのか?
それは違うだろう。
コントロールが悪くても、ゲッターになれるに違いない。実際に、ゲッターはコントロールが良い人ばかりでない。
ゲットに必要なのは、そのポケモンの「最も当たる所」を狙ってボールを投げる事であり、コントロールはそんなに大事ではないに違いない。
知識と多少のコントロールがあれば、誰でもゲッターになれることが可能なはずだ。
「さて、ここらへんなら良いかな?」
彼は、自分のポケモンである「キノココ」をボールから出すと、自分の口をハンカチで押さえながら指示を出した。
その指示に従い、キノココは胞子を草むら中に広げるのだった。
「ポケモン大量ゲット!」
コラッタにキャタピーにビードル……ケムッソにポッポにオニスズメ……etcのポケモンたち。
眠っているので、簡単に捕まるに違いない。
「……あはははは! これは良い――」
そんな彼の笑い声に誘われたのか、そこに男の子が現れた。と、言ってもシャーウよりは年上の「少年」というよりも「青年」といった方がいい歳に見える。
彼はじっとシャーウを見つめていたが、一言。
「ねぇ、ポケモン大量捕獲は自然に悪いよ」
彼は野生ポケモン保護団隊員、通称「ポケモンレンジャー」である。
彼にとって、捕獲の専門家は敵だ。
ポケモンを大量に捕獲して、自然を壊すポケモンの敵で世界の敵という考えの持ち主だからだ。
「……俺の夢、壊させるの?」
「ポケモンを保護するのも僕の夢。それを破壊するつもりなら、僕は君と戦おう。全てはポケモンのためにも!」
二人の間には、漫画のように火花が散る。
「僕はポケモンレンジャー、ジャス・ナチュラル。君は?」
「ポケモンゲッター見習いでありトレーナー、シャーウ・J・クロッサー。その挑戦、引き受けよう」
ポケモン勝負は○ダ○ットのように審判は居ない。いるとしたら、ジム戦だけであるのだが、普通のトレーナーでも審判が付く特別な試合がある。
それは、ポケモンレンジャーが戦う場合である。
ポケモンレンジャーはポケモンを保護するのが仕事で、傷つける行為は禁止されているので、バトルをする場合は審判がつくことになっている。
その時の審判は、○ダ○ットのように「飛んで」来る。
心臓に悪いと思うが、どこからか飛んできて審判を行い、その審判は何故か……オカマ、いや、ニューハーフが多いのが永遠の謎である。
「はぁぁぁいん★ みんなのアイドル審判の、ルビア・ハーフちゃんの登場よぉ〜ん☆」
今回の審判ルビア・ハーフは何故かドレスを着ている。
似合うなら良いが、筋肉質なせいか腕の所はピチピチで、しかも胸毛が見えているせいで吐き気がする。
「あらぁん★ 私好みの可愛い子★ 調教したい……って、仕事を忘れちゃダメねん。ではぁん、今より試合を始めます! お互いに使うポケモンは3匹で、J方式で行われるので、一匹でもポケモンが倒れた時点で試合終了です!」
二人は知るはずなかった。
この戦いで、二人のこれからの旅の意味が大きく別れる事に。
そしてそれは、ポケモンの神も人間の神も予想していなかった事に。
津波「ウラバナです!」
ルビア「本日は、このルビアちゃんが助手を勤めさせてもらうノン。宜しくぅ」
今日のウラバナは、このルビアの言ったJ方式について。では、説明宜しく。
ルビア「OK。J方式は、ジムリーダー方式の略なのよん」
方式は4つあって、このJ方式に、ポケモンが全て倒れるまでやるE方式に、半数以上が倒れたら――のH方式に最後は、アイテム使用が許可されるI方式の4つ。
この4つの方式のどれでやるのか、本来は試合の前に決めなくては成らないの。
けど、最近はそれを知らないために、ルール違反をしているトレーナーが多いから、私は普通のトレーナーも審判を付けて戦うべきだと思っているわん★
津波「ありがとう、ルビア。さて、今日は珍しくウラバナが出来たと……あの、ルビア?」
ルビア「貴女、調教したくなるわね……! ちょっとドレス」
津波「いやぁぁっぁぁぁ! 私はおかまなんて嫌だぁ! 誰か助けて!」
ルビア「まちなさぁーい(ハート乱舞)」
津波は後に思ったそうだ。ルビアは決して裏舞台に呼ばない! と。
ルビア「また次のお話で〜シーユーアゲインなのん」
台詞も取られるし、散々なお話である。
[一言感想]
……メダよりも恐ろしい……。
ポケモン捕獲vs自然保護……捕獲もほどほどにってことでしょうかね。
シャーウも捕獲練習だったら、捕まえるだけ捕まえて、後で逃がせばいいような気もします。
結果を残しておきたいのでしょうかねぇ。