第四話 それぞれの道


タケシとの勝負に勝ち、見事グレーバッジをゲットしたジェード、彼は現在お月見山
に向かって歩いている。
「へへ、とうとうゲットしたグレーバッジ、これも皆のおかげだよ。」
ジェードはGパンに取り付けたモンスターボールに目をやる。
そこには、前回死闘を繰り広げた、バックス(イワーク)、ピカチュウ、そしてイ
ワーク戦で進化したトランセルことバタフリー。そしてポッポだ。
「でもポッポには出番作ってやれなくてゴメンな。」
(そんなことないさ、僕は次からがんばるよ)
「そっか、よし、気合が入ってきたぞー。」
次のジム戦に向けて闘志を燃やすジェード、しかし彼は他のことも考えていた。
「そういえばレッドとグリーンはどうしているんだろう?」
やはり初めてできたライバルだけに気になってしょうがない。
「まあ、アイツらはアイツの道があるよな。」
そう一人納得すると、彼はある事に気がつく。
「さ〜て、お月見山の洞窟入り口は、、、、ってえええええええええ〜〜〜
〜!!!?」
なんと、入り口が崩れ落ちてしまっている。
実はジェードが来る前に、一足先に到着したレッドがロケット団との対決によって、
入り口部分が崩れてしまったのである。
「弱ったなあ、洞窟を越えないとハナダシティに行けないし、、、」
「それなら、私と一緒に来るかい?
そこには黒い服を着た男が立っていた。
「おじさんもハナダに行くの?」
「いや、私はお月見山にあると言われる化石の研究に来たんだ。」
「へえ〜、化石かぁ、そうだ自己紹介がまだだった。僕はジェード、トキワシティの
ジェード。」
「私は古代ポケモン研究者のサカキだ」
「よろしく、サカキさん。」
「こちらこそ、これから行く道は険しいけど、こうなってしまった以上、ハナダシ
ティには山越えしないとね行けないからね。」
「それじゃあ行こう!」
「元気だな〜〜、待ってくれ〜〜。」
そして二人は山を越えるべく、厳しい岩肌を登っていった。
「おじさん、化石は見つかった〜?」
「なかなかいい石はみつからないな。」
二人は山道の中間点まで登ると、とてもいい地層が見つかった。なのでサカキは調べ
だした。
「おっ、あんな所に、面白い石が!」
「ジェード君、何処だい?」
ジェードが指さした先、そこには、何かの動物の甲羅のような化石と貝のような化石
を発見した。しかし岩肌にはまっているため、
収集は不可能のようだ。
「いくらなんでもあそこまでは届かないよ、ジェード君。」
「まあ、見ててよ、行け、バックス!」
待ってましたと言わんばかりにイワークのバックスがボールから飛び出した。
「バックス、あなをほる!」
(わかった)
イワークは地中に潜った。
「地面を掘ってどうしようと言うんだい?」
「まあ、見ててよ、」
付近には相変わらず地面をほる音だけが聞こえる
「そこだ、バックス!」
ジェードは指示を送る。
(OK!、おりゃ!)
なんと、岩肌にはまった化石の部分が音を立てて落ちてきた!
ドッシーーーーーーン!!!!
地層を掘るとは考えたね、ジェード君」
「まあ、このくらいはバトルの練習でやっているから。」
「私もジェード君のように研究に励まなくてはいけないなあ。」
「ヘヘヘ、そう言われると、照れるなあ。」
「そうだ! この化石のうち好きな方を取っていくといい。」
「本当にくれるの?」
「ああ、元々君が掘り出してくれたんだからね。」
「じゃあ、僕はこの貝の化石を貰っていくよ」
「この道をずっとまっすぐ行くと、ハナダティだ。ここで分かれよう。」
「おじさんはどうするの?」
「私は研究しにニビの科学博物館へ行くよ。」
「それじゃあ、また会えたらどこか出会おう」
「元気でな、ジェード君。」
「さようなら。」
(大きくなったなジェード、だが、我が組織によぶにはまだ早いか。)
サカキは不敵な笑いを浮かべるとその場を去っていった。



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続く

 

[一言感想]

 化石のおじさんこと、サカキとの出会い。
 ポケスペ世界というのを踏まえると、レッドより先にジェードがサカキと出会ってたんですね。
 この出会いの意味が、後々にどういうものなのか分かる訳ですが……。
 今のジェードには、ただ旅の中での1つの出会いにしか過ぎなかったのでしょう。

 

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